
「スマートフォンは小さなパソコン」というのは、今ではかなり認識される方も多くなってきました。見た目は普通の携帯電話ですがインターネットを閲覧し、さまざまなアプリを使うスマートフォンは、従来の携帯電話とはまったく違ったセキュリティ対策が必要になります。
メールなどのやりとりをスマートフォン上で行う方の割合は年々増えてきており、マルウェアなどへの感染の危険性が高まっているのです。
今回はiPhoneに着目し、セキュリティアプリの選び方を考えていきます。
iPhone用セキュリティ対策アプリの選び方
iPhoneのセキュリティ対策を行うためのアプリはどのように選べば良いのでしょうか。
実は最近までiPhone用のセキュリティ対策アプリは事実上ありませんでした。それは、“安全である”と思われていたからです。しかし、現在では危険性について認識されてきたこともあり、大手セキュリティベンダーを含む各社からアプリがリリースされています。
そこで、選ぶ基準としてはPC用などと同じように以下の通りとなります。
- ウィルス検知機能は十分かどうか
- 軽量で高速で動作するか
- 盗難・紛失等の対策があればなおよし
これを踏まえて、iPhoneで使える代表的なセキュリティ対策アプリをいくつか比較してみましょう。
iPhone用セキュリティ対策主要4アプリについて
1 ノートンモバイルセキュリティ
セキュリティベンダー大手のシマンテック社によるアプリです。
シマンテック社はノートンシリーズとしてPC用のセキュリティ対策ソフトをリリースしているのでご存知の方も多いでしょう。
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2 ウィルスバスターモバイル
セキュリティベンダー大手のトレンドマイクロ社によるアプリです。
トレンドマイクロ社はPC用のウィルスバスターシリーズで有名です。
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3 Kaspersky Safe Browser
ロシアのセキュリティベンダーであるカスペルスキー社によるアプリです。
このアプリはセキュリティ対応のブラウザです。
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4 マカフィー・モバイル・セキュリティ
セキュリティベンダー大手のマカフィー社によるアプリです。
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総合的なセキュリティは「ウィルスバスターモバイル」
ここまで、下記4種のアプリを見てみました。
- シマンテック社の「ノートンモバイルセキュリティ」
- トレンドマイクロ社の「ウィルスバスターモバイル」
- カスペルスキー社の「Kaspersky Safe Browser」
- マカフィー社の「マカフィー・モバイル・セキュリティ」
これら4種を改めて見てみると、iPhone向けのセキュリティ対策アプリについては、現状は盗難や紛失への対策など特定の機能に特化しているものがほとんどであることがわかります。
ここで紹介したものについても総合的なセキュリティ対策アプリと言えるのは「ウィルスバスターモバイル」だけです。
したがって、アプリの使い方としては「ウィルスバスターモバイル」がオススメと言えるでしょう。このアプリを使うことで、iPhoneをセキュリティ上の脅威から効率よく確実に守ることが出来るのではないでしょうか。
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まとめ
総務省の「平成30年度版情報通信白書」でもスマートフォンの普及率が60%を超えていることが示されましたが、これに呼応するかのようにスマホを狙うウィルス等が増え、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)からも注意喚起やセキュリティ対策の指南が出されています。
よくスマートフォンのセキュリティ対策といえばAndroidの話でiPhoneは関係ないと思われているケースがありますが、それは完全な誤りです。iPhoneを狙うXcodeGhostのようなウィルスの例もあります。決してiPhoneも安全ではないのです。
攻撃されてから慌てるのではなく、“日頃のセキュリティ対策”を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
[参考:端末別のセキュリティソフト・アプリの選び方]
▷セキュリティソフトの選び方と主要5ソフト比較
▷iPhone用セキュリティアプリの選び方と主要4アプリ比較
▷Android用セキュリティアプリの選び方と主要4アプリ比較
▷Mac用セキュリティソフトの選び方と主要5ソフト比較
▷iPad用セキュリティアプリの選び方と主要4ソフト比較