ファイルレス攻撃|サイバーセキュリティ.com

ファイルレス攻撃

ファイルレス攻撃(Fileless Attack)は、従来のマルウェアのようにファイルをディスクに保存せず、メモリ上で直接実行される攻撃手法です。この攻撃は、既存のシステムツールやスクリプトを悪用することで、検出が非常に困難です。ファイルレス攻撃は、PowerShellWMI(Windows Management Instrumentation)などの管理ツールを使用して行われることが多く、従来のアンチウイルスソフトウェアでは検出できない場合があります。対策としては、エンドポイント検出・対応(EDR)ツールの導入や、異常なメモリ使用やプロセスの監視を強化することが重要です。また、システムのセキュリティ設定を見直し、不正なスクリプト実行を防ぐことも有効です。


SNSでもご購読できます。