ラテラルムーブメント|サイバーセキュリティ.com

ラテラルムーブメント

ラテラルムーブメント(Lateral Movement)は、攻撃者がネットワーク内で横方向に移動し、権限を昇格させながら他のシステムやデバイスにアクセスを広げていく攻撃手法です。この手法は、ネットワーク内での偵察活動や追加のシステムへの侵入、最終的な目的に到達するために行われます。ラテラルムーブメントは、特に高度な持続的脅威(APT)攻撃において重要なフェーズであり、攻撃者は複数のシステムを乗っ取ることで、検出を回避しつつ重要なデータにアクセスします。対策としては、ネットワークセグメンテーションを実施し、システム間のアクセス権限を厳密に制御することが重要です。また、異常な活動を検知するための侵入検知システム(IDS)やログ監視を導入し、早期に不正な動きを察知して対応することが推奨されます。


SNSでもご購読できます。