【2022.11最新】外付けHDDが壊れたときの安全なデータ復旧(復元・サルベージ)方法は?症状別に解説|サイバーセキュリティ.com

【2022.11最新】外付けHDDが壊れたときの安全なデータ復旧(復元・サルベージ)方法は?症状別に解説



※この記事は2022年11月に更新されています。

  • 外付けHDD(ハードディスク)が突然PCに認識されなくなってしまった
  • 外付けHDD(ハードディスク)を落として、異音がするようになってしまった
  • 外付けHDD(ハードディスク)に保存しているデータを誤って削除してしまった

もし上記のようなケースで、必要なデータにアクセスできない場合、HDDに発生している障害原因を特定し、それぞれに最適な対処法を行えば外付けHDDに保存されていたデータを復旧できる可能性は十分にあります

この記事では、よく発生する症状別に適切な対処法を紹介します。

「データ復元ソフト」や「メーカー・専門業者に相談する」など様々な方法がありますが、この記事では「一番安全かつ確実なデータ復旧(復元・サルベージ)方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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外付けHDDの3つの故障原因

外付けHDDの障害は大きく分けて3つの種類に分けられます。

注意すべき点は、一見似たような症状でもすべてのケースで同じ対処法で解決できるとは限らないため、その原因と対応を見極めることが必要だということです。

筐体不良(ACアダプタやUSBケーブルの損傷など)

筐体不良とは、外付けHDDのデータ保存領域に問題はないものの、それ以外の部分(ケーブル・電気基板等)が破損している状態です。

たとえば外付けHDDに電源を供給する「ACアダプタ」や「USBケーブル」の損傷も筐体不良です。このとき、データ保存領域には問題はないため、「ACアダプタ」「USBケーブル」など周辺機器の交換や調整で、比較的簡単に外付けHDDを認識させることが出来るようになります。

物理障害(外付けHDDの部品破損)

物理障害とは、外付けHDD自体が破損していることでデータにアクセスできない状態です。「落下」「経年劣化」「水没」等が原因で発生します。

物理障害でよくある症状は以下のようなものです。

  • 異音・異臭がする
  • ランプが点灯しているが動作しない
  • 外付けHDDが高温になりすぎている
  • 停電・落雷の後、動作がおかしい
  • CRCエラーが表示される

物理障害が発生している場合、破損している部品の交換や修復が必要です。そのため、自身での対応はほぼ不可能です。また物理障害が発生している外付けHDDに通電を続けてしまうと、破損している部分の状態悪化などを招き、データを完全に失ってしまう可能性もあります。

上記のような症状のときは、データ復旧業者に相談しましょう。

論理障害(データの破損)

論理障害とは、外付けHDDに保存されているデータが破損している状態です。

論理障害でよくある症状は以下のようなものです。

  • 誤削除・誤フォーマット・データの上書き
  • データにアクセスできない
  • ファイルシステム・プログラムファイルの破損
  • マルウェア感染
  • パーティションを削除した

軽度の論理障害であれば自身での復旧が可能な場合もありますが、障害レベルの判断を誤り自身で適切ではない作業を行ってしまうと、データの上書きなどが行われその後の復旧難易度が上がってしまいます。それぞれの症状にあわせて適切な対処することが大事です。

論理障害・物理障害で共通する症状

外付けHDDでは、論理障害・物理障害を問わず、次の症状が発生することがあります。

  • 認識しない
  • フォーマットを要求される
  • 頻繁に再起動・フリーズする

言い換えれば、これら症状に対し、自力で修復作業を行うと状態が悪化する可能性があります

「異音がする」「落とした」「水にこぼした」など明らかな物理障害が疑われる場合をのぞき、個人で障害の判別がつかない際は、専門業者まで対応を依頼されることをおすすめします。

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外付けHDDのデータを復旧・復元するときの注意点

外付けHDDからデータを取り出す場合以下の点に注意してください。

  • 電源ON・OFFや再起動を繰り返さない
  • 通電を避ける
  • 分解をしない
  • フォーマットしない
  • Windowsチェックディスクを使用しない
  • 不安なときはデータ復旧業者に相談するのが一番

自身で復旧作業を行う場合も、上記の注意点を最低限守らない場合、データを失ってしまうリスクが発生します。理由を以下に説明します。

電源ON・OFFや再起動を繰り返さない

電源のON・OFFは、機器にもっとも負荷がかかる行為です。

しかも、場合によっては電源を入れるだけでも過去のデータが上書きされてしまうこともあるため、データの取り出しを希望している場合はできるだけ電源OFFのまま保管するようにしましょう。

基本的に、外付けHDDの異変に気付いたらその場で電源を切っておくのが最も安全です。できる限り早めにデータ復旧業者に相談するのも一つの方法ですので、検討してください。

通電を避ける

外付けHDDに限らず、記憶媒体から失ったデータを取り出したい場合再起動を含み通電はできるだけ避けてください

  • 論理障害が発生している場合は、通電を続けることで起動ログや操作ログの上書きが行われ、その後のデータ復旧の難易度が上がってしまいます
  • 物理障害が発生している場合は、正常な部品の破損、破損している部品の状態悪化などを招き、データを取り出すことができなくなる恐れもあります。

データ復旧を行いたいのであれば、まずは外付けHDDに対して何もしないことが最善策です。

分解をしない

外付けHDDに物理障害が発生し、内部の部品交換が必要である場合はHDDを開封・分解する必要があります。

HDDは非常に精密な機器のため、データを記録する部分(プラッタ)に髪の毛やほこりが少し触れただけで、障害が発生することもあります。そのため、HDDの分解・開封には「クリーンルーム」と呼ばれる、空気の清浄度が高い部屋(無菌手術室と同等)が必要です。

自身での開封作業はリスクしかないので絶対に行わないようにしましょう

フォーマットしない

外付けHDDに不具合がある場合、フォーマットを促すようなメッセージが表示されることがありますが、メッセージ通りにフォーマットすると、データは全て削除・上書きしてしまいます。また、時間の経過にともない、フォーマット前のデータを復元することも非常に困難になります。データが読み取れなくなった場合、慌ててフォーマットしないよう注意しましょう。

Windowsチェックディスクを使用しない

チェックディスク(CHKDSK)の操作は、HDDに負荷がかかるため物理的な破損につながるリスクもあります。

リスクが大きい方法のため、Windowsチェックディスク等のOS修復ツールは基本的に使用しないのが望ましいです。特に、大切なデータが入っている場合は実行を控えるようにしてください。

不安なときはデータ復旧業者に相談するのが一番

自分で復旧することが難しいと感じたら、無理せずデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。中には、HDDを開封しないと診断できないものがあるので、専門家の目で見てもらのがオススメです。

HDDの復旧は何度も試せるものではありません。自分で作業を試すことで状態が悪化し、二度とデータを取り出せなくなる場合もあります。そのため、前提としてどのような障害によって故障したのかをしっかり見極め、適切な対処法を選択することが、安全なデータ復旧を行う上での最大のポイントとなります。

外付けHDDを開封しないと障害原因を特定できないケースもあるため、「個人での判断が不安」「絶対にデータを失いたくない」という方は、データ復旧の専門業者において障害内容を診断してもらうことをおすすめします。

外付けHDDのデータ復旧・復元方法を症状別に紹介

外付けHDDが故障した際、症状によって適切な対処法は異なります。間違った方法を試すと、最悪の場合はより故障がひどくなってデータを失いかねません。

そこで、よくある症状ごとに、データ復旧・復元方法をまとめました。

外付けHDDを認識しない・読み込めない・アクセスできない

外付けHDDのトラブルで最も多いのが、「認識しない」「アクセスできない」といった症状です。

外付けHDDが認識しない場合、以下のような状態になっていると考えられます。

  • 経年劣化や物理的な衝撃により、データを読み書きする装置が動かなくなっている
  • データを読み書きする装置が誤った動作を繰り返し、データ領域に正常にアクセスできなくなっている
  • ケーブル劣化やUSBポートの故障などにより、外付けHDDへの電力供給が不足している

まず最初に、外付けHDDへの電力供給に問題はないか最低限の確認をしましょう。そのうえで、パソコン側で外付けHDDを認識できているのか以下の方法で確認しましょう。

  • デバイスマネージャーを確認・ドライバの更新(Windows)
  • Finder環境設定を確認(Mac)

電力供給に問題がないのに認識できない場合、外付けHDD側に問題がある可能性が高いです。HDDが故障した状態で通電作業を行うと、HDDが完全に破損する恐れがありますので、できるかぎり操作は控えてください。データ復旧業者の利用も検討しましょう。

デバイスマネージャーを確認・ドライバの更新(Windows)

まずデバイスマネージャーで外付けHDDの型番が表示されているか確認しましょう。ここに外付けHDDが表示されていない場合は、データにアクセスができない状態ということになります。

  • 手順:「Windowsメニュー」→「デバイスマネージャー」→「ディスクドライブ」と移動し、外付けHDDの型番が表示されるか確認

この場合、ドライバを最新の状態に更新しましょう。

それでもPCで外付けHDDが認識されない場合は、何らかのエラーが発生していると思われます。認識しないときは物理障害・論理障害の両方とも可能性があるため、具体的にどのような症状なのか確認して、適切な対処法を実行しましょう。

HDDが認識しないときの具体的な症状や詳しい対処法については、以下の記事をご覧ください。

Finder環境設定を確認(Mac)

Finder環境設定

外付けHDDは正しく接続されているものの、デスクトップに表示する設定がオフになっていることがあります。

この場合、Finder環境設定の[一般]タブ内にある[デスクトップに表示する項目]で、[外部ディスク]にチェックが入っていない場合は、チェックします。

これでも認識できないときは、より詳しい原因を確認する必要があります。以下の記事にてMacユーザー向けの対処法を紹介していますので、あわせてご覧ください。

ファイルやデータを開けない・編集できない

フォルダをダブルクリックしても開かないなど、データ領域にアクセスできない場合、以下のような原因が考えられます。

  • ファイルまたはディレクトリが壊れている
  • ファイルシステムが最適化されていない

外付けHDDを安全に取り外しできなかったり強制終了した際に、ファイルシステムやプログラムファイル(データを管理する目次のようなもの)が破損することがあります。軽微なエラーであれば、以下のような方法で解決する場合があります。

  • エラーチェッカーで自動修復
  • CHKDSKコマンドで修復する
  • 外部ツールの「TestDisk」を利用する
  • 再起動してみる

しかし、ファイルシステムに異常が起きたときは基本的には自分で復旧することはまず不可能だと考えた方がよいでしょう。むやみに操作を重ねると、障害が悪化するリスクもあります。大事なデータを保存している場合は、早めにデータ復旧業者に相談したほうがデータ救出できる確率が高まります

破損したファイルシステムの修復方法は、下記の記事でも詳しく紹介しています。

エラーチェッカーで自動修復

Windowsでは、軽度の論理障害(ファイルシステム障害・軽度の不良セクタ)をエラーチェッカーで自動修復できる場合があります。しかし、下記の場合、エラーチェッカーでは対応することができません。

  • 物理障害が疑われるような場合
  • 論理障害と物理障害の判別がつかない場合

エラーチェッカーの操作手順は次のとおりです。

  1. まず「PC(コンピュータ)」を表示します。

    2. チェックしたいハードディスクを右クリックし、プロパティを表示。ツールタブをクリックします。

    3. エラーチェックの[チェック]をクリックします。

    4. スキャンが開始されます。

    5. もしエラーが検出された場合は、ファイルシステムを修復するため、再起動のメッセージが表示されます。再起動すると、自動でシステムの修復が開始します。

CHKDSKコマンドで修復

不良セクタ(軽度物理障害)によるファイルシステムの破損が生じている場合、CHKDSKコマンドの/rオプションで解決できる可能性があります。しかし、この操作は、HDDに負荷を与えやすく、HDDの物理的な破損につながるリスクもあるので、大切なデータが入っている場合は実行を控えるべきといえます。

〈操作手順〉

  1. 「Windowsマーク」を右クリックし「Windows PowerShell」を選択する
  2. ユーザーアカウント制御の画面が出たら「はい」をクリックする
  3. コマンド「chkdsk E: /r」を入力し、エンターキーを押す
  4. 「E」は外付けHDDのドライブレターを指定する(※ライブレターは、エクスプローラで「PC」→「デバイスとドライブ」内で確認できます)
  5. 完了後、PowerShellを閉じる
  6. 以上の手順を終了したら、外付けHDDを再接続してエラーが出ないか確認してみてください。

CHKDSKコマンドでの修復がうまくいかなかった場合にはこちらをご覧ください。

ディスクユーティリティの確認

ディスクユーティリティとは、Mac OSで使われている、ファイルシステムの修復を行うことができるドライブのエラーチェックツールです。しかし、問題のある記憶媒体やMacにディスクユーティリティを使った修復を行うと、予期せぬ問題が発生してしまう場合があります。発生しうる問題は次のとおりです。

  • 操作ログやシステム情報などの様々なデータが必要なデータに上書きされてしまう
  • 記憶媒体やMacへの負担が大きいため、物理的な障害がある場合に状態の悪化が起こりうる

ディスクユーティリティによる修復を行う場合は、記憶媒体やMacに物理的な問題がないことを確認したうえで、自己責任で行ってください。

以下に方法を紹介します。

  1. ユーティリティ」を開く
  2. ディスクユーティリティ」をクリックする
  3. 左側に表示されるリストから問題のある媒体を選択する
  4. First Aid」をクリックする
  5. ファイルシステムの修復が開始する

外部ツールの「TestDisk」を利用する

TestDiskは、データを正しく書き換えるためのソフトです。「HDDのパーテーション」「特定のファイルシステム」などに問題が生じている場合、これを使用することで解決できる場合があります。

ただし、操作を誤ると、Windowsが起動できなくなることもあるので、むやみに操作するのは控えてください。修復ソフトを使用したパーティション修復が完了したら、外付けHDDをPCに再接続してエラーが解決したかを確認してみてください。

機器を再起動する

デジタル端末を継続して使用していると、メモリなどが異常な状態になることがあります。こうした一時的な不具合は、本体を再起動(リブート)することで改善することがあります。

ただし、再起動で改善しない場合は深刻な障害が起きている可能性も想定されるため、再起動の繰り返しは控えるようにしましょう。

「フォーマットする必要があります」などのエラーメッセージが出る

HDDが故障した際、「フォーマットする必要があります」というメッセージが表示されることがあります。

他にも故障時に出る可能性があるエラーメッセージは以下のようなものがあげられます。

  • フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?
  • パラメーターが間違っています。
  • ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。
  • データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。

「フォーマットする必要があります。」「パラメーターが間違っています。」「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示された場合

これらのエラーは外付けHDD故障時に表示されることが多いです。

強制終了などが原因で、ファイルシステム(データを管理する目次のようなもの)の整合性が乱れると、「今すぐフォーマットしてください」などのエラーメッセージが表示されます。

もし、エラーメッセージの要求に従ってフォーマットすると、すべてのデータが消えてしまうので、絶対にフォーマットしないでください。なお、フォーマット要求は重度の障害でも起こるため、個人で修復を試すのは出来る限り控えましょう。

データ復旧業者であれば、故障箇所や適切な復旧方法を確認して対処してくれるので、データ復旧業者に相談するのが最も安全かつ確実な方法です。

「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。」と表示された場合

外付けHDDにデータを保存しようとして、「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です」という見慣れないメッセージに遭遇することがあります。CRCエラーが発生していると、HDDにアクセスできなくなったり、ファイルがコピーできないなどの不具合が発生します。

CRCとは「Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査」の略で、データの送信やコピーのミスを検知する仕組みです。つまりCRCエラーとは「データなどのコピーが正常に実行されていない」ことを意味します。

このエラーが出る原因は、物理障害がほとんどで、個人で対応可能な範囲を超えているため、CRCエラーが起きている場合は、個人で作業を控えてください。そのまま作業を続けるとHDDが完全に破損する恐れがあります。自力での操作は控えてデータ復旧の専門業者まで対応を依頼されることをおすすめします。

誤ってデータを消した・上書き・フォーマットした

データの誤削除や上書きをしてしまったというトラブルも非常に多いです。

単純に削除や上書きしてしまった場合、もともと保存していたデータは、画面上で確認できないだけでまだデータが残っていることも十分あります。この場合、データ復元ソフトでデータを救出できる可能性があります。

しかし、消えたデータは時間の経過にともない完全に上書きされるほか、何らかの操作を加えるだけ、どんどん上書きされてしまいます。正確にデータを復元するにはデータ復旧の専門業者まで相談しましょう。

フォーマット時も同様に、実行後すぐであればデータを復元できる可能性があります。

誤操作によるデータ復旧方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。

パーティションを削除した

もし間違って外付けHDDのパーティションを削除してしまったら、一度操作を中断しましょう。

むやみにソフトをダウンロードしたりスキャンすると、それだけで過去のデータが上書きされ、復元できる可能性が落ちてしまいます。そうなると、専門業者であってもデータ取り出しが難しい可能性があります。

また、HDDの故障やウイルス感染によって、特に操作していないのにパーティションが勝手に消えてしまうこともあります。その際は自己対処は難しいため、できるだけ早くデータ復旧業者に相談しましょう。

外付けHDDから異音・異臭がする(カチカチ・カタカタなど)

HDD本体から以下のような異音が聞こえる場合、データを読み書きする各パーツが故障し、「物理障害」が発生していることが考えられます。

  • カチカチ、カタカタ、キュルキュル
  • カチャカチャカチャ、カックンカックン
  • シャー、シーッ

またこの場合、焦げ臭いような異臭がすることもあります。

HDDから異音・異臭がする場合はほぼ確実に重度の物理障害が発生しています。すぐに通電をやめ、データ復旧業者に相談しましょう。重度の物理障害のHDDからデータ復旧できる業者は、国内でも限られています。近場の業者に持ち込むのではなく、必ず技術力が優れた業者に相談しましょう。

こちらの業者であれば、国内でも有数の技術を持っており重度の物理障害にも対応できるのでおすすめです。

メーカーに相談することもできますが、「修理の必要がある」と判断された場合は必ずデータ消失の有無について確認しましょう。基本的に修理に出すと初期化されてしまい、中のデータは失われてしまいます。

HDDから異音が生じる原因や対処法については、下記のページでも詳しく解説しています。

HDDを落とした・衝撃を与えた後に動かなくなった

HDDを落としたり衝撃が加わった後から動作が悪くなったときは、HDD内部の部品が物理的に故障している(物理障害)ことが考えられます。

HDDはナノメートル単位で設計された精密機器のため、衝撃に弱いという特徴があります。調子が悪いときにHDDを叩いたり振ったりすることもやめましょう。故障の原因になりかねません。

物理障害のHDDに通電すると、部品の損傷がひどくなりデータ救出できなくなる可能性があります。物理障害のときはデータ復旧ソフトも使えないため、データ復旧業者に相談しましょう。

外付けHDDのランプがつかない・電源が入らない・反応しない

起動しない、反応しないという場合、電源ランプがついているかどうかによって、考えられる原因が異なります。

「パソコンに接続してもランプがつかない・起動しない」という症状が出ている場合は、周辺機器に問題が発生している可能性があります。下記の項目を確認してみてください。

  • ACアダプターの接続を確認する
  • USBケーブルを変更してみる
  • USBポートを調整・変更してみる
  • USBポート・コネクタの掃除を行う

電源ランプがついているにも関わらず動作しない場合は、外付けHDDに物理障害が発生していることが考えらえます。この場合、通電し続けることで状態が悪化する可能性があるため、すぐに通電をやめましょう。

また、物理障害の場合は専用の設備で外付けHDDを開封する必要があり、個人で復旧することは難しい状態です。むしろ、個人であれこれ対処しようとするとかえって状態が悪化する可能性がありますので、中のデータ取り出しが必要な場合は無理せずデータ復旧業者に相談するようにしましょう。

寿命が来た外付けHDDからでもデータ復旧できる?

HDDの寿命は3年~5年ほどと言われています。外付けHDDは消耗品のため、特に大きな原因がなくともある日突然故障してデータを読み込めなくなることがあります。長期間使用しているHDDであれば、こまめにバックアップを取るようにしましょう。また、もしデータの取り出しが必要な場合は上記で紹介しているような方法でデータ復旧を試みるか、データ復旧業者に相談してください。

ACアダプターの接続を確認する

外付けHDDのACアダプタはケーブル線が細く、見た目で傷ついているように見えなかったとしても、ケーブル内部で断線していることもあります。この場合、別のACアダプタに交換することで対応できることがあります。

USBケーブルを変更してみる

外付けHDDのUSBケーブルが劣化している、あるいはコネクタ部分がすり減っていると、PC上で正しく認識しないことがあります。この場合、新しいUSBケーブルに変更することで改善されることがあります。

USBポートを調整・変更してみる

USBポートに複数の端末を差し込んで使用していると、電力不足で不安定になることがあります。この場合、接続機器を減らすか、新型のUSBポートに変更してみることをおすすめします。

USBポート・コネクタの掃除を行う

USBポートの端子部分が損傷・汚損している場合、PCが外付けHDDを認識できない場合があります。この場合、別のポートに外付けHDDを接続し直すか、掃除することで解決することがあります。

パソコンに接続すると再起動・フリーズする

パソコンの作業中に、画面が急に固まってしまう状態を「フリーズ」といいます。

外付けHDDを接続するとパソコンが再起動やフリーズを繰り返し、取り外すとフリーズが解消されるときは、外付けHDDの損傷が原因である可能性が高いです。この場合、再起動を行っても症状が悪化するため、注意してください。

パソコンがフリーズを起こした時、しばしば電源ボタンを長押しする「強制シャットダウン」を繰り返しがちですが、これはパソコンにかける負荷も大きく、最悪の場合データが消えてしまう可能性もあります。

今はまだHDDが動いていても、いつ突然死するか分かりません。通電していると症状が悪化するため、できるだけ自己対応は避け、データ復旧業者に相談しましょう。

外付けHDDを水没させてしまった

外付けHDDに水や飲み物をこぼしてしまったときや大雨などで水没してしまったときは、適切な手順でHDDを補完することが重要です。

外付けHDDが水没したときにやってはいけないこと

外付けHDDが濡れたとき、内部にまで液体が侵入している可能性があります。以下のような行為はやってしまいがちですが、データ復旧が必要であれば避けましょう。

  • 乾燥させない
  • 通電しない
  • 分解しない

外付けHDDが水没したときの正しい対処法

外付けHDDが水没したときは、以下の流れで対処しましょう。

  1. 表面の汚れを清潔なタオルなどでやさしくふき取る
  2. 濡れたタオルで外付けHDDを包む
  3. タオルごとビニール袋に入れる
  4. データ復旧業者に相談する

水没した外付けHDDからデータを救出するには、高い技術力が必要です。データ復旧業者の中でも対応できる業者とそうではない業者がいるため、必ず「水没した外付けHDDからの復旧実績」が豊富な業者に相談しましょう。

その他(上記にない症状)

  • 停電・落雷の後、動作がおかしい
  • 外付けHDDが高温になりすぎている
  • マルウェア感染した

停電・落雷の後、動作がおかしい

これは落雷による基板のショート、または急な給電停止によるHDD破損が考えられます。このような状態で使用を続けるとHDDから異臭・発煙などの症状が発生し、機器が完全に破損する恐れもあります。早めにデータ復旧業者に相談した方が被害拡大をおさえられます。

外付けHDDが高温になりすぎている

外付けHDDはデリケートな部品で構成されているため、50~60℃を超えると、故障率が著しく上がります。高温になる条件は複数ありますが、下記の条件が重なると、外付けHDDはいつ壊れてもおかしくありません。

  • 冷却ファンにホコリが詰まっている
  • 高温多湿かつ直射日光に晒されている
  • 長時間使用し続けている

このような環境で壊れたHDDは物理障害であることが多く、個人で対応することは難しいとされています。データ復旧業者に一度相談することも検討しましょう。

マルウェア感染した

マルウェアとは不正なソフトウェアの総称で、中にはデータを暗号化するものもあります。暗号化されたデータを個人で復号することは一般的に難しく、市販されているセキュリティソフトでも対処はできません。マルウェアのインシデント調査・問題解決を行う際は、デジタル鑑識の専門業者まで相談するようにしましょう。

デジタル鑑識(フォレンジック調査)については、下記の記事で詳しく解説しています。

データ復旧ソフトでデータ復旧・復元する方法

データ復元(復旧)ソフトを使用すると、自力でデータ復元を行うことが可能です。しかし、データ復旧ソフトを使用する際は、対応できる症状や注意点などがあります。

データ復元ソフトで復元可能な症状

データ復元ソフトで対応できるのは、軽微な論理障害に限られます。具体的な症状としては以下の通りです。

  • 誤操作による削除・上書き
  • 誤ってフォーマットしてしまった
  • システムエラーによるデータ破損
  • ウイルス感染

なお、上記の症状であっても、100%データ復元できるとは限りません。実際に使用したら壊れた状態のファイルしか復元できなかった、復元したファイルの中身が全て空っぽ(0バイト)だったというケースもあります。

不安な方は、まずデータ復旧業者で無料診断・見積もりを受けるほうがよいかもしれません。データ復元ソフトを使用するかどうかは、慎重に判断しましょう。

データ復元ソフトを利用するメリット・デメリット

データ復旧ソフトを利用するメリット・デメリットは次のとおりです。

データ復元ソフトのメリット

  • 軽度の論理障害であれば、市販のデータ復元ソフトでデータ復元できる可能性がある(物理障害によるデータ消失には対応できない
  • 取り出したいデータを確認しながら自ら復元作業を行うことができる

ただし、機器の故障原因が論理障害であるか物理障害であるか、正確に判断することは非常に困難です。障害の状態が分からず個人で復元作業を行うことは、障害悪化のリスクを伴うため注意してください。

データ復元ソフトのデメリット

  • データ復元ソフトの使用には、高いリテラシーが必要になる
  • 誤操作による上書きや、ソフトが対応していない障害だと、データを完全に失ってしまうリスクがある
  • 専門業者と比較すると、データの復元率が低い

復元ソフトは、削除データの復元に有効ですが、必ず復旧できるわけではありません。一部が欠損した不完全な画像しか取り出せないことも多いため、修復・復元ツールの使用には気をつけましょう。

大切なデータを安全に復旧するためには、技術力のある無料で相談できるデータ復旧専門業者に相談してみてください。やみくもにデータ復元ソフトを使用することは却って状態が悪化させる恐れがあります。

外付けHDDのデータ復旧は専門業者に相談するのが一番確実

自力で復旧作業が難しいと感じたら、無理せず専門業者に相談するようにしましょう。

HDDは精密機器のため、一度開封・分解を行うと機器の障害が悪化するケースも多々あります。中には、HDDを開封しないと機器の障害状況を正確に判断できない場合もあるため、専門家の目で見てもらのがおすすめです。

なお、メーカー保証で修理サービスを利用する場合、データは消えてしまいます。中のデータ救出を優先する場合は、データ復旧の専門業者に相談するようにしましょう。

メーカーや修理業者ではデータが消えてしまう

外付けHDDには、多くの場合でメーカー保証が付いており、修理サービスを受けることが出来ることがあります。ただし、メーカーや家電量販店は基本的に「外側の機器」を提供しているだけで、データ復旧の対応は行っていない場合がほとんどです。

また、ここで注意していただきたいのが「機器修理専門業者」「○○修理サービス」ではデータの復旧が目的ではないということです。これらの業者は「動作の復旧」が目的のため、データは復旧できない(データが消える)場合が多いです。自身の目的に合っている業者選定を行いましょう。

データの復旧」が目的である場合は「保証で無料だった」「メーカだから」といった理由だけで決めるのではなく「技術力があるか」という理由も常に意識しておきましょう。

外付けHDDを製造している主なメーカー

BUFFALO/I-O DATA/Logitec(ロジテック)/Western Digital/東芝/seagate/IBM/Samsung/Quantem/MAXTOR/SONY/ASKA/アドテックス/LaCie(ラシー)/エレコム/Silicon Power/ADATA/HGST/トランセンド/FFF SMART LIFE CONNECTED/Apricorn/萩原ソリューションズ/プリンストン/Lenovo/FREECOM/SONY/メルコシンクレッツ/IMATION/ASUS/Apple/HP/…etc.

データが必要な場合はデータ復旧専門業者へ相談する

外付けHDDから「一番確実・安全に」データを取り出す方法は、技術力のあるデータ復旧専門業者に相談することです。データ復旧専門業者では、正確な原因の特定を行い、それぞれの症状に適した対処を行います。

データ復旧は一度作業してしまうとやり直しがきかないため、一番最初に選ぶ業者が最も重要になってきますデータ復旧は処置を重ねれば重ねるほど、その後のデータ復旧の難易度が上がるため、復旧率が高く技術の信頼できる業者に相談しましょう。

おすすめのHDDデータ復旧専門業者はこちら

データ復旧専門業者に依頼するのであれば、確実にデータが復旧できないと意味がありません。そこで、復旧率・実績・ラボなど上記の指標をオープンにしている、復旧率の高いHDD復旧業者を紹介します。

デジタルデータリカバリー


公式HPデジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積29万件以上の相談実績があります。

この業者は、相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際は、自力で復旧作業に取り掛かる前に、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

復旧費用 相談から見積もりまで無料
500GB未満:5,000円〜
500GB以上:10,000円〜
1TB以上:20,000円〜
2TB以上:30,000円〜
対応製品 RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合)
約80%が48時間以内に復旧完了
特長 11年連続データ復旧国内売上No.1
復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力
官公庁や大手企業を含む累積29万件以上の相談実績
相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

HDDデータ復旧業者を選ぶときの3つのポイント

業者選びで確実に押さえておきたいポイントは次のとおりです。

業者選びのポイントは、以下の記事で詳しく紹介しています。

【ポイント1】データ復旧業者の技術力を見極める

データ復旧業者の技術力を見極めるポイントとして、たとえば下記のような項目があります。


  • データ復旧の技術力が高く、復旧実績が多数ある(数値や指標で明示している
  • 海外からの技術導入を積極的に行っている
  • 他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が多数ある
  • クリーンルーム等、データ復旧に必要な設備や部品を保有している
  • 復旧ラボを自社内に保有し、公開している
  • 対応できる機器の種類や症状が豊富である
  • 優秀な復旧エンジニアが多数在籍し、機器ごとの専門に分かれている
  • 初期診断・復旧スピードが速い
  • 研究開発などの取組みが第三者(公的機関)に認められた実績がある

HDDデータ復旧業者は全国に数多くありますが、技術はピンキリです。その際、指標となる軸が「復旧実績」「設備」「ラボ公開有無」「従業員数」「初期診断・復旧スピード」「受付時間」です。これらは、いずれもデータ復旧の信頼度を確認する上で、必要不可欠な要素となります。

ただ、こうした観点をもとに、有名なHDDデータ復旧業者5社を比較すると、WEB上で情報をオープンにしている業者は思いのほか少ないことが分かりました。

サービス名 デジタルデータ
リカバリー
A1 Data PCエコ
サービス
アドバンス
デザイン
データレスキュー
センター
復旧実績 復旧率95.2%
✓相談件数
29万件以上
✓他社不可
3,000件
✓官公庁・法人
1万社以上
復旧率非公開×
✓復旧件数
7万件以上
復旧率非公開×
✓依頼件数
3万件
復旧率非公開×
✓大手法人
1,000社以上
復旧率非公開×
✓受付件数
15万件以上
設備 ✓クリーンルーム
(クラス100)
✓ドナーHDD
7,000台以上
✓クリーン
ベンチ
✓ドナーHDD
2万台以上
×

なし

✓クリーンルーム
×

なし

ラボ公開

公開・見学可能

×

非公開

×

非公開

×

非公開

×

非公開

従業員数
(エンジニア
人数)
164名
(約40名)
66名(-) 18名(-) 20名(-) 23名(-)
初期診断・
復旧スピード
【初期診断】
最短5分【復旧】
80%を48時間
以内に完了
【初期診断】
1~3日【復旧】
非公開
【初期診断】
1日~【復旧】
最短3日
【初期診断】
1~3日【復旧】
非公開
【初期診断】
6~48時間(※一部有料)【復旧】
非公開
受付時間 年中無休
24時間受付
平日のみ
24時間受付
年中無休
24時間受付
平日のみ
9:00~17:30
年中無休
9:00~18:00

(※2022年9月時点の情報)

復旧率が非公開の業者は、復旧スピード・復旧ラボの設備規模・エンジニア人数も非公開だったため、全体像がつかみづらい印象でした。

デジタルデータリカバリーの在籍エンジニア人数を参考にすると、他の業者のエンジニアは2~3名ほどとかなり少ないかもしれません。

技術力の高い業者を見極めるうえでWEB公開情報は貴重な判断材料になります。主要な項目についてどのように判断したらよいか、さらに詳しく解説します。

データ復旧の技術力が高く、復旧実績が多数ある(数値や指標で明示している)

各データ復旧業者の復旧実績や復旧率は公式HPなどで確認ができる場合が多いです。「復旧実績〇件」復旧率〇〇%」など数値で示されている場合は、客観的な指標であるので信頼できる情報と言えます。

復旧技術は業者によって雲泥の差があるため、そもそも復旧率や件数を非公開としている業者は技術力が低い、または実績が少ないと考えていいでしょう。また、専門の解析ツールクリーンルームなどの復旧設備の有無を確認することでも、その業者の復旧率(技術力)を確認することができます。

他にはデータ復旧の技術レベルが特に高い業者の特徴として、下記があげられます。


データ復旧技術のレベルが特に高い業者の特徴

  • データ復旧の中でも最高難易度といわれる「データの記録される面に傷のついたHDD(スクラッチ障害)から復旧実績がある業者」は技術レベルが非常に高い
  • 相談実績や復旧の成功度合いを明示している(20万件以上~、復旧率〇%等)
  • HDDだけでなく、SSDやUSBメモリ、SDカード、スマートフォンといったメモリ媒体の障害にも対応している
  • RAID構成のNAS・サーバーやデータベースの復旧に対応している

復旧率が高い業者は信用できない?

復旧率が高いだけでは信用できない」という見方も存在します。復旧率の計算方法が業者によって違うため、単純比較が難しいことが理由です。しかし、全国100以上あると言われるデータ復旧業者から依頼先を決めるうえで、復旧率という客観的な指標が判断材料の一つとなるのも確かです。もしも信ぴょう性が気になる場合は、「データの根拠まで明記しているか?」「第三者機関のチェックを通しているか?」というポイントにも注目するとよいでしょう。

復旧スピードが速い

納期のあるデータや、失ったことで業務が止まってしまうデータを紛失した場合、一刻も早く復旧したいと思うものです。そこで気になるのが復旧業者のスピードです。


復旧スピードが速い業者の特徴

  • 交換用の部品を大量に保有し、部品調達の時間をカットしている
  • 土日祝日も復旧対応をしており、復旧エンジニアの人員が多い
  • クリーンルーム等の設備導入が進んでおり、復旧できる台数が多い

復旧スピードには交換部品の在庫数エンジニアレベルなどの要因があります。

たとえば機器に物理的な障害がある場合、内部で破損した部品を交換する必要があります。HDDなどの記憶媒体は外見や型番が同一でも、製造年などで部品が異なる場合があります。交換部品を多く取り揃えている専門業者では、必要な部品を海外から調達している時間をカットできるため、迅速な復旧・納品が可能です。

自社内にクリーンルームなどの復旧専用設備を保有している業者では、復旧作業を安全かつ迅速に自社で完結させることができ、結果として復旧スピードが向上します。専門業者によっては、復旧スピードの目安が明記されていることもあるので公式HP等で確認してみてください。

他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が多数ある

一度他社で復旧作業を行い、復旧できなかった機器であっても業者によっては受け付けてくれる場合があります。技術力の高い業者であればあるほど、他社で復旧できなかった機器の復旧実績が多くなる傾向にあります。一度復旧ができなかった場合も、他の業者に依頼をしてみると復旧できる可能性があるので、諦めずに相談してみるのがいいでしょう。

また、繰り返しになりますが、このように一度復旧に失敗し他の業者に依頼するといったダブルコストをかけないためにも、最初に最も技術力の高い業者へ依頼することをおすすめします。

公的機関からの表彰歴がある

公的な機関からの表彰歴なども、技術力をはかる指針となります。

特に、一般の団体ではなく自治体や政府機関・警察などからの表彰歴・感謝状の受賞歴があるデータ復旧業者は、それだけの実績を残していることを信頼してもよいでしょう。

HPに掲載されている表彰歴・受賞歴などを確認してみてください。

【ポイント2】信頼できる復旧業者かを見極める

技術力以外にも、その業者が信頼できる業者かどうかは気になるところです。データ復旧業者が信頼できるかを見極めるために、具体的には下記のような点に着目するといいでしょう。


  • 大手法人や官公庁の取引実績が多数あり、運営会社が信頼できる
  • サービス対応が丁寧で信頼できる
  • プライバシー認証の取得等、セキュリティ対策が徹底されている
  • 復旧ラボへの持込み・見学が可能(作業風景を外部に発信・公開している)

大手法人や官公庁の実績が多数あり、運営会社が信頼できる

技術力が高いと謳っていても、相談件数・復旧件数が少ない等実績が伴わなければ、信ぴょう性は疑わしいものとなってしまいます。そのため、下記のような観点で実績の確認を必ず行いましょう。

データ復旧業者の中には、その取り組みが認められ第三者機関に表彰されている業者も存在します。信頼できる業者へ依頼するために、HP上で具体的な数値で実績を明記している業者を選んだ方がいいでしょう。


実績のあるデータ復旧業者の特徴

  • 大手企業や官公庁からの依頼がある
  • HP上に「相談件数〇〇件」「復旧実績〇〇件」と具体的な数値で示している
  • 公的機関(官公庁、警視庁等)からの表彰実績がある
  • メディアでデータ復旧業者として取り上げられた実績がある

プライバシー認証の取得等、セキュリティ対策が徹底されている

企業データ技術データなど、外部に知られてはいけないデータを復旧しなければいけない場合もあります。そのような場合は、各専門業者のセキュリティ対策を確認しましょう。

上記の実績部分でも触れましたが、大手企業や官公庁からの依頼がある企業はセキュリティ対策が万全である業者が多いです。取引実績のほかにも「ISO27001」や「Pマーク」など、世界基準で規定されているセキュリティの認定を取得していることや、防犯カメラ外部部機器の持ち込み制限など、情報漏洩対策がしっかりされているかを確認しても良いでしょう。

ISO27001・Pマークとは

ISO27001(ISMS)やPマークとは、情報セキュリティマネジメントシステムの規格です。

ISO27001(Information Security Management Systems)とは、組織における情報管理のセキュリティ、管理方法、マネジメント方法について定めた規格です。

個人情報保護法よりも対象とする情報の範囲が広く、国際的に統一された規格なので、ISO27001/ISMSの認証を取得している企業であれば、大切なデータを預けても安心です。

また、Pマーク(プライバシーマーク)とは日本国内の規格で、こちらも個人情報保護マネジメントシステムを運用していることの証明となります。

復旧ラボへの持込み・見学が可能(作業風景を外部に発信・公開している)

「避けた方が良いデータ復旧業者の特徴」で紹介した通り、データ復旧業者の中にはWebサイト上に掲載している社内風景と実態が異なる怪しい業者も存在します。大切なデータを預ける上で、信頼できる業者か、対応している人の顔が見えるかは非常に重要な点といえます。

データ復旧の設備を自社内に保有し運営している業者は、復旧ラボへの持込みや見学を受付ていたり、SNS等で作業風景を発信しているケースもあります。心配な場合は「作業現場の見学は可能ですか?」「設備を自分で確かめたい」等を相談するといいでしょう。セキュリティ等を理由に断られた場合、その業者は怪しいと判断したほうがいいです。正確な実態を確認するようにしましょう。

設備の規模を見極めるポイント

  • クリーンルーム(クラス100等)を設置している
  • 交換用HDDなどの復旧に必要な部品のストック数が多い
  • 復旧ラボが公開されている
  • 在籍しているエンジニアの数が多い
  • 同時復旧可能な台数が多い

クリーンルームとは?

クリーンルームとは空気の清浄度が高い部屋のことで、HDD復旧作業の工程で必要になることがあります。クリーンルームには清浄度の規格があり、HDDの復旧作業では「クラス100」と呼ばれる無菌手術室と同等レベルの設備がないとできない作業もあります。「クリーンベンチ」はクリーンルームより簡易的な設備であり、行える作業が限られます。多くの業者では簡易的なクリーンベンチしかない・そもそも専用の設備がなく、精密な作業は他社に外注している業者も存在します。

【ポイント3】サービスの利用しやすさを見極める

データ復旧サービスの利用しやすさを見極める項目としては、下記があげられます。


  • 土日祝日の復旧対応や夜間窓口があり、相談しやすい
  • 出張での復旧に対応している
  • 依頼前の初期費用がかからない
  • 特急料金がかからない
  • データ納品時の追加費用がかからない

土日祝日の復旧対応や夜間窓口があり、相談しやすい

急ぎでデータが必要な場合や、仕事で平日の相談が難しい…といった場合も、土日祝日対応の業者であれば、安心です。業者によっては24時間受付を行っている業者もあるため、緊急時や急ぎの復旧依頼を行いたい場合は、営業時間を確認するといいでしょう。

依頼前の初期費用がかからない

自身の機器の状態が分からないまま専門業者に依頼するのは不安だ」という方は少なくないでしょう。そのような場合は初期費用の発生しないデータ復旧専門業者へ相談しましょう。

初期費用というのは「データ復旧の作業に着手するまでの費用」のことを指します。


データ復旧依頼前に請求される可能性のある初期費用

  1. 症状の相談
  2. 機器の配送料金
  3. 機器分解料金
  4. 初期診断・見積費用

業者によっては、依頼前であるのにも関わらず見積のための機器配送料や機器の分解料金、初期診断費用が発生することがあります。また、診断の結果、復旧が不可能だったり依頼をキャンセルしたとしても、その費用は初期診断代として返金されません。データ復旧専門業者を選定する場合は、必ず上記の初期費用の発生しない専門業者へ相談をしましょう。

特急料金がかからない

急ぎで初期診断や復旧対応を依頼したい場合、特急料金がかかる業者があります。また業者によって営業時間や復旧・納品までのスピードには差があるため、依頼の際は気をつけましょう。特急料金がかからない、かつ土日祝日等にかかわらず最短で復旧対応を行ってもらえる業者を選ぶといいでしょう。

データ納品時の追加費用がかからない

データ復旧後、納品用の機器代金やデータのコピー代金を別途請求されるケースがあります。心配な場合は、依頼前にデータ納品時の形態や、追加費用の有無を確認しておくといいでしょう。

データ復旧サービスをネットで検索した際によく見るのは、デジタルデータリカバリー、アドバンスデザイン、AIデータ、Livedata、AOSデータ復旧サービスセンター、PCエコサービス、データレスキューセンターなどです。データ復旧業者は全国で100社以上もあると言われるので、その中で主要な業者だと思われます。しかし、しっかり条件を見比べてみると、初期診断や機器の配送料が有料だったり社内にクリーンルーム(HDDを開封するのに必要な設備)を保有していなかったりと、ネットで上位の業者でもサービス内容には差があるようです。

避けた方がいいHDDデータ復旧業者の特徴

HDDデータ復旧業者は多数ありますが、傾向として避けた方が良い業者には以下のような特徴があります。

  • 復旧作業や設備が非公開、サイト上に載っていない
  • 復旧率を数値で表記していない
  • 完全成果報酬・価格の安さを売りにしている業者

復旧作業や設備が非公開、サイト上に載っていない

「復旧工程」「HDD復旧に欠かせないクリーンルーム」「エンジニアの作業風景」など社内の様子を公開していない業者には要注意してください。このような業者は、設備が不十分で、市販のソフトをかけているだけだったり、自社に復旧設備がなく、外注しているだけという可能性があります。もし設備やエンジニアが充実している業者であれば、ホームページ上に復旧設備や作業風景の様子を掲載していることも多く、中には復旧ラボの見学を行っている業者もあるはずです。

技術力の低い業者に依頼しないためにも、設備の有無は必ずHP上で確認しておきましょう。

復旧率を数値で表記していない

復旧率を表記していない業者には要注意です。

もし技術力に自信のある業者だと、復旧率を「数値」で具体的に記載していることが多いです。一方、復旧率を数値を表記していない業者は、技術力が乏しいか、設備を持たない零細企業といった場合が多く、あえて非公開にしている可能性があります。たとえ定額制・完全成果報酬制を謳っていても注意しましょう。

完全成果報酬・価格の安さを売りにしている業者

技術力や復旧率が低い業者ほど、「復旧に失敗したら0円(完全成果報酬)」や「定額制で安心」といったように価格の安さを売りにしている業者には要注意です。完全成功報酬制の業者や、安価で復旧を請け負う業者は、市販の復元ソフトでもできるような軽度な復旧作業を対象としていることが多く、対応できる症状の幅も限られることがあります。少なくとも確実にデータ復旧を行うには、業者選びの際はプラン面で注意しておきましょう。

データ復旧業者の料金システム

データ復旧の費用が決まる仕組みは業者によって異なりますが、大きく分けて3つのパターンがあります。

最初に相談するなら料金プランが個別プラン制で技術力の高い業者がオススメ

結論から言うと、もし最初に相談するのであれば、個別プラン制で技術力の高い業者をオススメします。実は、データ復旧の料金プランと業者の技術力は密接な関係があります。

データ復旧では、機器の障害レベルによって、復旧ツールにかければ直せるような場合から、国内でもごく一部の高い実力を持つ業者でしか対応できないような高難易度な復旧まで存在します。定額料金制や完全成果報酬制の業者では、マニュアル作業となるため、対応できる障害に限りがあり、「依頼した後に復旧に失敗されてしまった」「追加費用を請求された」といったトラブルに見舞われるリスクが高いです。

一つ一つの機器の障害レベルを見極めて、オーダーメイドで復旧工程を組み、見積プランを提示してくれる個別プラン制の業者であれば、このような失敗を避けることができます。

最初に相談するべきオススメのデータ復旧業者はこちら>>

定額料金制(障害レベルごとに一律の料金プランが決まっている)

メリット

定額料金制のメリットは、金額がわかりやすく、予算に応じて依頼するかどうかを決めやすい点です。特に、はじめてデータ復旧サービスを利用する際は、料金プランが定額で決まっているとわかりやすく安心できます。

デメリット

定額料金制の業者では、格安の料金プランを提示している一方、基本的には市販のツールを使用するなどの簡易的な作業に限定されていて、復旧技術のレベルも低いことがほとんどです。このような業者では、もし重度障害と判明した場合は依頼を断られるか、追加料金を大幅に上乗せして他社に作業を外注することが多いと言われています。

最近では、3~5万円程度の格安料金をうたっている業者も登場しています。他と比べて格安料金を提示しているところや、料金が一律で決まっている業者は避けた方が安全でしょう。

よくある失敗談:定額一律料金のはずが、高額な追加料金を請求された

実際にデータ復旧業者を利用したユーザーの口コミを見ると、「定額一律料金をうたいながら、実際は高額な見積もりや追加請求が来る」という失敗談が確認されています。あくまでも一律の料金表は目安でしかなく、実際に依頼したら高額な追加費用が請求されるという仕組みです。しかし、利用者からすれば事前にそのようなことが分かるわけはなく、いささか不親切にも感じます。

自社では受付のみを行い、設備が整っている他社や海外の業者に作業を外注して、追加費用を請求されることもあります。その分、復旧期間や復旧費用も高くついてしまうので、最初は安い料金をうたっていてもすぐに信じないよう注意しましょう。

もし想定と異なる見積りが来て別の業者にも見積りを依頼するとなると、その分時間のロスが発生してしまいます。急ぎで必要なデータや、確実に復旧したい仕事のデータなどの復旧を依頼する場合は、一律料金制や低価格の復旧業者に最初に相談するのはやめたほうがいいでしょう。

完全成果報酬制(復旧に失敗したら費用0円)

メリット

完全成果報酬制は復旧に失敗したら費用がかからない料金プランです。依頼者にとっては、費用のリスクはないため利用しやすいメリットがあります。

デメリット

完全成果報酬制を謳う業者では、復旧率や復旧ラボの様子など、技術力をはかる情報が非公開となっており、実際に復旧に成功しているのか実態が不透明な印象があります。

「完全成功報酬制だから大丈夫だろう」と油断して、実績を確かめずに依頼をすると、技術力の低い業者に引っかかり復旧に失敗される可能性があります。本来初めから技術力の高い業者に依頼していれば復旧できたデータも失われてしまうため、注意が必要です。

「完全成功報酬制」でも技術力が不透明な業者は要注意

完全成功報酬制とは「希望データが復旧できなければ費用はかからない」というシステムのことです。

データ復旧は実際に作業してみないとどこまでデータを抽出できるかわからないため、失敗時に費用が発生しないという点は安心材料となります。

しかし、本当にリスクはないのでしょうか。

このようなシステムを採用している会社のほとんどは、復旧率や復旧ラボなどの情報がHPに記載されていないことが多く、技術力のレベルが不透明になっています。また、通常1日程度で終了する初期診断に何日もかかり、実際は利用者に無断で作業を進めているような業者も存在します。

初期診断の際に依頼者に無断で作業を行ない、自社で確実に復旧できそうなものだけを「完全成功報酬」で引き受けている場合、業者にはリスクはありません。しかし、もし機器に重度の障害が発生していた場合や、絶対に確実に取り出したいデータの場合、勝手に機器に手を加えられたサービス利用者は、知らない間に大損をしてしまいます。金銭的なデメリットが発生しなかったとしても、機器の状態が悪化してしまったら元も子もありません。

復旧作業は、精密機器のため何度も繰り返すことができず、作業を重ねるごとに復旧率が下がるものです。復旧失敗したら料金がかからないからといって、その後のデータ復旧の成功確率が下げられてしまうのは本末転倒でしょう。むしろ、作業の失敗でその後の復旧率が下がっても業者は一切責任をとってくれないのですから、実質的にはマイナスかもしれません。「どの程度の割合で復旧できないケースがあるのか?」という疑問はしっかり確認するようにしましょう。

データ復旧業者の利用を考えるような状況では、それだけ労力や費用をかけてでもなんとかしてデータを救出したいという方が多いと思います。復旧実績を不透明にしたまま、「完全成果報酬制だから安心」という理由で宣伝している業者には注意が必要です。社内の復旧ラボを公開していたり、復旧率の実績をきちんと公開している業者を選択する方が賢明です。

データ復旧はサービスの内容が1件1件異なるため個別プラン性が基本

技術力の高い業者では、ケースに合わせて費用の見積もりを出してもらう個別プラン制が一般的です。簡単な作業から超高難易度な作業まで幅広く対応するため、個別に見積もりが必要になります。

データ復旧サービスの料金は、個別に見積りを出してもらうのが基本ですが、最近では「完全成果報酬制(復旧できなければ作業費0円)」や「一律料金制」を採用するデータ復旧業者も出てきました。一見安心に見える完全成果報酬制や一律料金制の料金システムは実は技術力が低い業者の可能性があるため注意が必要です。

たとえ料金面で安心感があったとしても、技術面で信頼できなければその業者に大事なデータを預けるのはオススメしません。取り戻せるデータを永遠に失うことがないよう、最も技術力が高い業者に最初に相談しましょう。

一律定額料金=低レベルな作業しか行わない可能性あり

データの容量や障害レベルなどによる「一律料金制」を採用している業者もあります。

しかし、一律料金制にも注意が必要です。本来、データ復旧は1件1件作業の内容が異なります。容量や障害レベル以外にも交換用の部品代や復旧にかかる時間的コストなど、復旧コストを事前に見通すのは非常に難しいためです。特に、重度の障害ほど作業のための工数・コストがかかる傾向にあります。

すべての症状を「定額の一律料金」として受け付けていたら、確実に採算がとれなくなります。このシステムが成立するのは、コストがかからない軽度の障害にしか対応していない場合や、重度の障害の場合にはその分の作業費や部品代などを上乗せして請求する場合のみでしょう。

データ復旧は一度きり。重要なデータの復旧は業者に相談しよう

データが消えてしまって焦っているとき、できるだけ早くデータを取り出そうと自分であれこれ試そうとする人も多いでしょう。しかし、データ復旧は外科手術と同じで何度もできるものではなく、最初の対応がその後の復旧率を左右するカギであると言われています。

安易に復旧を試してうまくいかなかった場合、二度とデータを取り出せなくなることもあります。もし本当になくなっては困るデータが入っているHDDが壊れたときは、色々な方法を試す前にデータ復旧業者に依頼することも検討しましょう。

また、データ復旧業者の中でも業者によって対応機器の範囲や復旧の技術レベルは異なる点に注意が必要です。「安い業者を選んで復旧に失敗し二度とデータが戻らなくなった……」というのはよくある失敗例です。データ復旧業者の選定は慎重に行いましょう。

データ復旧業者の選び方やおすすめの復旧業者については以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

編集部おすすめ業者:デジタルデータリカバリー


公式HPデジタルデータリカバリー

11年連続データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧サービス最大手
復旧率最高値は95.2%と高い技術力
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
✔国際標準規格ISO27001/ISMS認証を取得した万全なセキュリティ体制
✔警視庁からの表彰、東京都からの技術革新による表彰など豊富な実績

こちらのデジタルデータリカバリーは、国内で最も規模が大きいデータ復旧業者の1つです。依頼前に無料で相談・診断・見積まで行ってくれるので、データ復旧業者を探している場合はこちらのデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

まとめ

外付けHDDの故障の種類やデータ復旧(復元・サルベージ)の方法について紹介しました。

データを失ってしまった際は冷静に原因を特定し、自身のデータの重要度に応じた対処法を選びましょう。データ復旧の専門業者に相談する際は、まずは最大手である「デジタルデータリカバリー」に無料で相談してみましょう。

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