
※この記事は2023年9月に更新されています。
外付けHDDが故障し、データを読み込まない・認識しない等の不具合がある場合、対処方法を誤ると完全にデータを消失してしまう可能性があります。
そこで本記事は、「外付けHDDを復旧・復元する方法」「外付けHDDを復旧する際の注意点」「おすすめのデータ復旧業者」を解説します。
- HDDが認識しないなどの不具合が発生している
- どうしてもHDDのデータを復旧・復元したい
- 自力でできる正しい対処方法を知りたい
- 失敗しないデータ復旧サービスを知りたい
このような人に、おすすめの記事になっています。
- 外付けHDDの故障原因を把握するのは素人には難しいため、データ復旧業者の「無料診断サービス」を利用する
- データ復旧の専門業者に依頼するとデータ復旧の成功確率が高い
- 技術力・設備・実績から、おすすめの業者は「デジタルデータリカバリー」
当サイトのデータ復旧関連のカテゴリにおけるランキング根拠やコンテンツ作成は、公式サイトに掲載されている情報、データ復旧事業の運営者による監修結果や経済産業省の政策概要、および関連資料などを参考にしています。
データ復旧・復元方法は大きく2種類|業者とソフト
まず、データ復旧を行う方法は大きく「データ復旧業者に依頼する」か「データ復元ソフトを使用する」の2種類があります。
データ復復元ソフトは無料のものもありますが、データの取り出し制限や使用制限などがある場合が多く、現実的に外付けHDDのデータ全てを復旧するとなると、有料ソフトを使用する必要があります。
以下は、有料のデータ復元ソフトとデータ復旧業者を比較した表になります。
データ復旧業者 | データ復元ソフト | |
対応障害 | 論理障害 軽度~重度(暗号化データの破損) 物理障害 軽度~重度(HDD内部の物理的破損、水没によるショート etc) |
軽度な論理障害(誤削除、ファイルシステム破損etc) |
復旧成功確率 | 高い(70%~)※業者によっては90%を超える | 低い(40%~) |
料金相場 | 3万円~50万円(症状や機器による) | 5,000円~3万円 |
大きな違いとしては、対応できる障害の種類です。データ復旧業者であれば、ほぼすべての症状に対応できるのに対して、データ復元ソフトは「軽度の論理障害」のみ対応できることが特徴になっています。
物理的な破損が起きている場合は、業者に依頼する以外の復旧方法はありませんので、原因を適切に判断することが必要です。原因が分からない場合は、無料の初期診断を行ってる業者で診断してもらうことをおすすめします。
費用的な面では、データ復旧ソフトの方が安い傾向にはありますが、復元したい容量やファイル形式によっても費用は大きく変動する上に、1つ目の復元ソフトで失敗し、2度目のソフトを試す必要があるときなど、費用がかさんでしまう可能性があります。
失敗した際にデータ消失のリスクが大きいことを踏まえると、確実にデータが必要な方は「データ復旧業者」に依頼することをおすすめします。
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壊れたHDDは自力で復旧できるのか?
壊れたHDDのデータを自力で復旧する方法はあります。しかし、データ復旧の専門知識がない場合は、失敗する確率が高く、失敗してしまうとデータが完全に消えてしまう可能性もあるため慎重に対処する必要があります。
HDDから異音がするなど、物理的障害が発生しているHDDに関しては、専門設備が必要なため自力での復旧はほぼ不可能と言われています。
どうしても自力で復旧したい場合:データ復元ソフトで復旧する
前提として、外付けHDDに異常が発生した時には、まずデータ復旧業者に依頼するのが一番確実です。ただ、どうしても自力で復旧作業をしたい方の為に、データ復元ソフトを用いて自力で外付けHDDを復旧する方法を紹介します。
外付けHDDに対応できる主なデータ復元ソフトの種類は以下のようなものがあります。
- MiniTool Power Data Recovery
- Recuva
- EaseUS Data Recovery Wizard
- Recoverit など
データ復元ソフトはネット上から簡単にダウンロードでき、無料~有料、対応可能な機器や障害によって種類が豊富です。ただ、一定以上のパソコンのリテラシーがなければ症状を判別するのも難しいため、適切なソフトを選ぶのが困難です。
対応していないソフトで対処すると、最悪の場合二度とデータが取り出せなくなる可能性があるので、不安な方はデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
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データ復元ソフトでは軽度な症状であれば復旧できる
どうしても復元ソフトで復旧したい時には外付けHDDに下記の症状が発生している時であれば復旧できる可能性があります。ただ、データ復旧業者であればさらに幅広い障害に対応でき、安心して復旧依頼できるので自力で対処する前にまずデータ復旧業者に相談するのをおすすめします。
- 誤操作による削除・上書き
- 誤ってフォーマットしてしまった
- システムエラーによるデータ破損
- ウイルス感染
これらの症状は障害の中でも軽度な症状で、自力で復旧しても復旧できる可能性のある症状です。ただし、上記の症状であっても100%データが復旧できるわけではないです。他の症状が併発していたり、対処を誤るとデータが復旧できない可能性があるので、注意しましょう。
データ復元ソフトの利用手順
データ復旧ソフトの利用方法を紹介します。
- 外付けHDDの復旧が可能なデータ復元ソフトをダウンロードする
- パソコンでデータ復元ソフトを起動する
- 外付けHDDをパソコンに接続する
- データ復元ソフトでデータをスキャンする
- 復元したいデータを選択し、復元作業を開始
- データが正確に復元できたか確認する
復元ソフトの作業は外付けHDDに負荷をかける操作(スキャン機能・通電など)が多いので、HDDに論理的な障害が発生しやすくなり、一度失敗するだけでもデータの復旧成功率が減少してしまいます。
データ復元ソフトでの復旧は発生している障害のレベルやソフトの対応範囲などによって復旧できるか不確定な要素が多いです。データ復旧業者に依頼すれば、作業前に症状を診断するため、依頼前に復旧可否が分かり状態が悪化する可能性を抑えられます。
確実に復旧したい方や、データ復元ソフトを使うのは不安な方はデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
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データ復元ソフトを使用する注意点
データ復元ソフトを使用する時には、以下の点に注意しましょう。
- 自力で障害を正確に診断する必要がある
- 重度の障害・物理的な故障は復元できない
- データを100%復元できるわけではない
- 復元できたデータが文字化け・一部しか復元できないことがある
データ復元ソフトで復元できるデータは限られており、対応できない症状に使用すると、状態を悪化させる可能性があります。状態が悪化してしまうと、本来業者に依頼していたら復旧できたはずのデータが復旧できなくなることもあり、本末転倒です。
取り出せなくなると困るような大切なデータを復元したい場合には、焦って自力で復旧するのではなく、より確実に復旧できるデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
データ復元ソフトを使用するリスク
データ復旧ソフトを使用するリスクは以下の通りです。
- データ復元に失敗すると論理障害が重篤化する可能性があり、業者に依頼する際の価格が高くなる
- 無料のデータ復元ソフトの場合、復旧容量が制限されている可能性が高く、機能にも制限がある
- 物理障害の発生している機器を復元ソフトにかけてしまうと、データ消失してしまう可能性がある
- 有料の復元ソフトでも、復旧率は業者に比べて著しく低い傾向がある
誤削除をしてしまい、写真1枚、2枚を復元する程度であれば、データ復元ソフトが役に立つ場合もありますが、容量が500MBを超える場合や重要なデータが保存されている場合は「データ復旧業者」に相談することをオススメします。
データ復旧業者に依頼するのが最も確実・安全な方法
「データ復旧業者に依頼する」ことが、データ復旧の方法の中で、データを一番安全かつ確実に復旧する方法です。
自力での復旧では対応できない、レベルが高い障害や多種多様な機器にも対応できます。その上データ復旧専門の復旧エンジニアが対応するため、復旧設備やノウハウを活かした作業で高い復旧率を誇っています。
- 業者によって技術力の格差が大きいため、実績や復旧率を明記している業者を選ぶ
- 通電すると障害が悪化し、復旧費用が高騰してしまうため、可能な限り通電を控える
- 初期費用や追加料金などがかからない業者を選ぶこと
データ復旧業者を選ぶポイント
安全かつ確実に復旧できるデータ復旧業者を見極めるための一番のポイントは、「データ復旧率の高い業者に依頼する」ことです。
データ復旧作業はあくまで「データを復旧できるかどうか」ですので、データ復旧率が高い業者ほど技術力が高く、データが高確率で取り出せます。
HPなどでデータ復旧率を公開しているかどうか確認し、公開していない業者は技術力が低いか、隠す必要があるような怪しい業者の可能性がありますので注意しましょう。
より詳しいデータ復旧業者の選び方は以下で紹介しています。
データ復旧業者の料金相場
軽度の障害 | 30,000円~数十万円 |
重度の障害 | 60,000円~数百万円 |
外付けHDDの料金相場は一番軽い症状で3万円~と言われています。
相場が変化する1番の要素は、発生している障害が「保存しているデータの障害である論理障害」か、「HDD自体の故障である物理障害」かです。論理障害と比較して物理障害の方が使用する設備や部品が多く、HDDの解体作業などの作業工程が多くなるため、料金相場も高めに設定されているようです。
その他にも機器の種類やデータ復旧業者の料金形態によって料金相場は異なります。基本的には障害を診断して適正価格を捻出するため、見積を出してもらって初めて正確な料金が決定します。
無料で診断が受けられ、依頼前に見積を確定してもらえるような、良心的な業者に依頼することをおすすめします。
成功報酬制&復旧率が高いデータ復旧サービスは?
データ復旧業者には、魅力的な料金プランに加えて、高い復旧率が求められます。今回は、以下の基準で全国100社以上あるデータ復旧サービスの中から以下の基準で、特に外付けHDD復旧率の高いおすすめの業者を選定しました。
- 高い復旧率があり、軽度~重度の障害まで幅広く確実に対応してもらえる
- 外付けHDDの専門エンジニアが在籍
- 成功報酬制を採用している業界最大手企業
- 診断(調査)費用、出張費用、送料などの余計な追加費用がかからない明朗会計
- 官公庁法人の依頼やメディアでも取り上げられていて、実績が多い
今回おすすめする復旧率が高いデータ復旧業者は、「デジタルデータリカバリー」です。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と業界トップレベルに高い技術力を有しています。
依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、HDDのデータ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
---|---|
対応製品 | RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
特長 | 14年連続データ復旧国内売上No.1 復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績 相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) |
対応メーカー一覧 | ||
・BUFFALO ・I-O DATA ・TOSHIBA ・Sandisk ・Western Digital ・seagate ・トランセンド ・ELECOM ・LaCie(ラシー) ・ASUS ・Logitec(ロジテック) |
・ADATA ・IBM ・Samsung ・HGST ・FFF SMART LIFE ・CONNECTED ・Apricorn ・ハギワラソリューションズ ・プリンストン ・Lenovo ・FREECOM |
・SONY ・メルコシンクレッツ ・IMATION ・Apple ・HP etc.. ・Quantem ・MAXTOR ・ASKA ・アドテックス ・Silicon Power etc.. |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
外付けHDDの3つの故障原因
外付けHDDの障害は大きく分けて3つの種類に分けられます。
注意すべき点は、一見似たような症状でもすべてのケースで同じ対処法で解決できるとは限らないため、その原因と対応を見極めることが必要だということです。
原因 | 主な症状 |
接続不良 | PCが外付けHDDで認識しない |
論理障害 | エラーメッセージが出る 外付けHDD内のファイルを読み込まない ファイルやデータの誤削除 ウィルス感染によるデータの破損 |
物理障害 | 外付けHDDから異音・異臭がする 外付けHDDの電源が付かな エラーメッセージが出る |
※論理障害と物理障害が併発しているケースや、開封してみないと判別がつかない症状もあります
筐体不良(ACアダプタやUSBケーブルの損傷など)
筐体不良とは、外付けHDDのデータ保存領域に問題はないものの、それ以外の部分(ケーブル・電気基板等)が破損している状態です。
たとえば外付けHDDに電源を供給する「ACアダプタ」や「USBケーブル」の損傷も筐体不良です。このとき、データ保存領域には問題はないため、「ACアダプタ」「USBケーブル」など周辺機器の交換や調整で、比較的簡単に外付けHDDを認識させることが出来るようになります。
物理障害(外付けHDDの部品破損)
物理障害とは、外付けHDD自体が破損していることでデータにアクセスできない状態です。「落下」「経年劣化」「水没」等が原因で発生します。
物理障害でよくある症状は以下のようなものです。
- 外付けHDDから異音がする(カチカチ・カタカタなど)
- HDDを落とした・衝撃を与えた後に動かなくなった
- 外付けHDDのランプがつかない・電源が入らない・反応しない
- 外付けHDDの水没状態
- 外付けHDDが高温になりすぎている
- 停電・落雷の後、動作がおかしい
- CRCエラーが表示される
物理障害が発生している場合、破損している部品の交換や修復が必要です。そのため、自身での対応はほぼ不可能です。また物理障害が発生している外付けHDDに通電を続けてしまうと、破損している部分の状態悪化などを招き、データを完全に失ってしまう可能性もあります。
上記のような症状のときは、データ復旧業者に相談しましょう。
物理障害は自力で復旧できない?
物理障害はデータ復元ソフトなどを用いて自力で復旧することができません。自力で復旧できない理由は以下の点です。
- HDDを解体する設備がない(クリーンルームなど)
- HDDの故障している部品を交換できない
- 磁気ヘッド障害・スクラッチ障害・フォームウェア障害などは復旧のノウハウが必要になる
自力で開封や対処をすると、状態が悪化し、重度の物理障害に発展する恐れがあるため、まずデータ復旧業者に相談するようにしましょう。
専門業者の選び方はこちらで紹介していますので是非参考にしてください
論理障害(データの破損)
論理障害とは、外付けHDDに保存されているデータが破損している状態です。
論理障害でよくある症状は以下のようなものです。
- ファイルやデータを開けない・編集できない
- 誤ってデータを消した・上書き・フォーマットした
- パーティションを削除した
- データにアクセスできない
- ファイルシステム・プログラムファイルの破損
- マルウェア感染
軽度の論理障害であれば自身での復旧が可能な場合もありますが、障害レベルの判断を誤り自身で適切ではない作業を行ってしまうと、データの上書きなどが行われその後の復旧難易度が上がってしまいます。それぞれの症状にあわせて適切な対処することが大事です。
論理障害・物理障害で共通する症状
外付けHDDでは、論理障害・物理障害を問わず、次の症状が発生することがあります。
- 外付けHDDを認識しない・読み込めない・アクセスできない
- 「フォーマットする必要があります」などのエラーメッセージが出る
- パソコンに接続するとフリーズする・動作が重い
- ブルースクリーンが表示される
- Windowsのロゴが表示されて、先に進まない(起動しない)
- 勝手に再起動になる
- チェックディスクが勝手に始まる
- ファイルの読み書きに時間がかかる
- フォルダを認識しない、アクセスできない
- 「ファイルにアクセスできません」とエラーエッセー時が表示される
言い換えれば、これら症状に対し、自力で修復作業を行うと状態が悪化する可能性があります。
「異音がする」「落とした」「水にこぼした」など明らかな物理障害が疑われる場合をのぞき、個人で障害の判別がつかない際は、専門業者まで対応を依頼されることをおすすめします。
自力で外付けHDDのデータを復旧・復元するときの注意点
外付けHDDからデータを取り出す場合以下の点に注意してください。
- 電源ON・OFFや再起動を繰り返さない
- 通電を避ける
- 分解をしない
- フォーマットしない
- Windowsチェックディスクを使用しない
- 不安なときはデータ復旧業者に相談するのが一番
自身で復旧作業を行う場合も、上記の注意点を最低限守らない場合、データを失ってしまうリスクが発生します。理由を以下に説明します。
電源ON・OFFや再起動を繰り返さない
電源のON・OFFは、機器にもっとも負荷がかかる行為です。
しかも、場合によっては電源を入れるだけでも過去のデータが上書きされてしまうこともあるため、データの取り出しを希望している場合はできるだけ電源OFFのまま保管するようにしましょう。
基本的に、外付けHDDの異変に気付いたらその場で電源を切っておくのが最も安全です。できる限り早めにデータ復旧業者に相談するのも一つの方法ですので、検討してください。
通電を避ける
外付けHDDに限らず、記憶媒体から失ったデータを取り出したい場合、再起動を含み通電はできるだけ避けてください。
- 論理障害が発生している場合は、通電を続けることで起動ログや操作ログの上書きが行われ、その後のデータ復旧の難易度が上がってしまいます。
- 物理障害が発生している場合は、正常な部品の破損、破損している部品の状態悪化などを招き、データを取り出すことができなくなる恐れもあります。
データ復旧を行いたいのであれば、まずは外付けHDDに対して何もしないことが最善策です。
分解をしない
外付けHDDに物理障害が発生し、内部の部品交換が必要である場合はHDDを開封・分解する必要があります。
HDDは非常に精密な機器のため、データを記録する部分(プラッタ)に髪の毛やほこりが少し触れただけで、障害が発生することもあります。そのため、HDDの分解・開封には「クリーンルーム」と呼ばれる、空気の清浄度が高い部屋(無菌手術室と同等)が必要です。
自身での開封作業はリスクしかないので絶対に行わないようにしましょう。
フォーマットしない
外付けHDDに不具合がある場合、フォーマットを促すようなメッセージが表示されることがありますが、メッセージ通りにフォーマットすると、データは全て削除・上書きしてしまいます。また、時間の経過にともない、フォーマット前のデータを復元することも非常に困難になります。データが読み取れなくなった場合、慌ててフォーマットしないよう注意しましょう。
Windowsチェックディスクを使用しない
チェックディスク(CHKDSK)の操作は、HDDに負荷がかかるため物理的な破損につながるリスクもあります。
リスクが大きい方法のため、Windowsチェックディスク等のOS修復ツールは基本的に使用しないのが望ましいです。特に、大切なデータが入っている場合は実行を控えるようにしてください。
不安なときはデータ復旧業者に相談するのが一番
自分で復旧することが難しいと感じたら、無理せずデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。中には、HDDを開封しないと診断できないものがあるので、専門家の目で見てもらのがオススメです。
HDDの復旧は何度も試せるものではありません。自分で作業を試すことで状態が悪化し、二度とデータを取り出せなくなる場合もあります。そのため、前提としてどのような障害によって故障したのかをしっかり見極め、適切な対処法を選択することが、安全なデータ復旧を行う上での最大のポイントとなります。
外付けHDDを開封しないと障害原因を特定できないケースもあるため、「個人での判断が不安」「絶対にデータを失いたくない」という方は、データ復旧の専門業者において障害内容を診断してもらうことをおすすめします。
自力での復旧に不安がある場合は業者へ依頼
自力で復旧作業が難しいと感じたら、無理せず専門業者に相談するようにしましょう。
HDDは精密機器のため、一度開封・分解を行うと機器の障害が悪化するケースも多々あります。中には、HDDを開封しないと機器の障害状況を正確に判断できない場合もあるため、専門家の目で見てもらのがおすすめです。
なお、メーカー保証で修理サービスを利用する場合、データは消えてしまいます。中のデータ救出を優先する場合は、データ復旧の専門業者に相談するようにしましょう。
メーカーや修理業者ではデータが消えてしまう
外付けHDDには、多くの場合でメーカー保証が付いており、修理サービスを受けることが出来ることがあります。ただし、メーカーや家電量販店は基本的に「外側の機器」を提供しているだけで、データ復旧の対応は行っていない場合がほとんどです。
また、ここで注意していただきたいのが「機器修理専門業者」「○○修理サービス」ではデータの復旧が目的ではないということです。これらの業者は「動作の復旧」が目的のため、データは復旧できない(データが消える)場合が多いです。自身の目的に合っている業者選定を行いましょう。
「データの復旧」が目的である場合は「保証で無料だった」「メーカだから」といった理由だけで決めるのではなく「技術力があるか」という理由も常に意識しておきましょう。
外付けHDDを製造している主なメーカー
BUFFALO/I-O DATA/Logitec(ロジテック)/Western Digital/東芝/seagate/IBM/Samsung/Quantem/MAXTOR/SONY/ASKA/アドテックス/LaCie(ラシー)/エレコム/Silicon Power/ADATA/HGST/トランセンド/FFF SMART LIFE CONNECTED/Apricorn/萩原ソリューションズ/プリンストン/Lenovo/FREECOM/SONY/メルコシンクレッツ/IMATION/ASUS/Apple/HP/…etc.
データが必要な場合はデータ復旧専門業者へ相談する
外付けHDDから「一番確実・安全に」データを取り出す方法は、技術力のあるデータ復旧専門業者に相談することです。データ復旧専門業者では、正確な原因の特定を行い、それぞれの症状に適した対処を行います。
データ復旧は一度作業してしまうとやり直しがきかないため、一番最初に選ぶ業者が最も重要になってきます。データ復旧は処置を重ねれば重ねるほど、その後のデータ復旧の難易度が上がるため、復旧率が高く技術の信頼できる業者に相談しましょう。
業者の技術力には雲泥の差があります。大切なデータの復旧が成功するか、永遠に見れなくなるかを握るのは業者の技術力の差といっても過言ではありません。「復旧率を公開している」など技術力のある業者の特徴を確認し、依頼するようにしましょう。他にも業者選びコツを以下の記事で詳しく解説しています。
おすすめの外付けHDDデータ復旧専門業者はこちら
データ復旧専門業者に依頼するのであれば、確実にデータが復旧できないと意味がありません。そこで、復旧率・実績・ラボなど上記の指標をオープンにしている、復旧率の高い外付けHDD復旧業者を紹介します。
(2023最新データ復旧サービスおすすめランキングはこちら)
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績があります。
この業者は、相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際は、自力で復旧作業に取り掛かる前に、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
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対応製品 | NAS/サーバー(RAID対応)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
特長 | 14年連続データ復旧国内売上No.1 復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績 相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) |
対応メーカー一覧 | ||
・BUFFALO ・I-O DATA ・TOSHIBA ・Sandisk ・Western Digital ・seagate ・トランセンド ・ELECOM ・LaCie(ラシー) ・ASUS ・Logitec(ロジテック) |
・ADATA ・IBM ・Samsung ・HGST ・FFF SMART LIFE ・CONNECTED ・Apricorn ・ハギワラソリューションズ ・プリンストン ・Lenovo ・FREECOM |
・SONY ・メルコシンクレッツ ・IMATION ・Apple ・HP etc.. ・Quantem ・MAXTOR ・ASKA ・アドテックス ・Silicon Power etc.. |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
デジタルデータリカバリーの評判は下記の記事でも紹介しているので是非参考にしてください。
自力でできる外付けHDDのデータ復旧・復元方法を症状別に紹介
外付けHDDが故障した際、症状によって適切な対処法は異なります。間違った方法を試すと、最悪の場合はより故障がひどくなってデータを失いかねません。
そこで、よくある症状ごとに、データ復旧・復元方法をまとめました。
- 外付けHDDを認識しない・読み込めない・アクセスできない
- ファイルやデータを開けない・編集できない
- 「フォーマットする必要があります」などのエラーメッセージが出る
- 誤ってデータを消した・上書き・フォーマットした
- パーティションを削除した
- 外付けHDDから異音がする(カチカチ・カタカタなど)
- HDDを落とした・衝撃を与えた後に動かなくなった
- 外付けHDDのランプがつかない・電源が入らない・反応しない
- パソコンに接続するとフリーズする・動作が重い
- 外付けHDDを水没させてしまった
- その他(上記にない症状)
ただし、やみくもに対処してしまうと、データが復旧できなくなってしまう可能性があります。不安な方や確実にデータを復旧したい方は、データ復旧業者に依頼しましょう。
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外付けHDDを認識しない・読み込めない・アクセスできない
外付けHDDのトラブルで最も多いのが、「認識しない」「アクセスできない」といった症状です。
外付けHDDが認識しない場合、以下のような状態になっていると考えられます。
- 経年劣化や物理的な衝撃により、データを読み書きする装置が動かなくなっている
- データを読み書きする装置が誤った動作を繰り返し、データ領域に正常にアクセスできなくなっている
- ケーブル劣化やUSBポートの故障などにより、外付けHDDへの電力供給が不足している
まず最初に、外付けHDDへの電力供給に問題はないか最低限の確認をしましょう。そのうえで、パソコン側で外付けHDDを認識できているのか以下の方法で確認しましょう。
電力供給に問題がないのに認識できない場合、外付けHDD側に問題がある可能性が高いです。HDDが故障した状態で通電作業を行うと、HDDが完全に破損する恐れがありますので、できるかぎり操作は控えてください。データ復旧業者の利用も検討しましょう。
デバイスマネージャーを確認・ドライバの更新(Windows)
まずデバイスマネージャーで外付けHDDの型番が表示されているか確認しましょう。ここに外付けHDDが表示されていない場合は、データにアクセスができない状態ということになります。
- 手順:「Windowsメニュー」→「デバイスマネージャー」→「ディスクドライブ」と移動し、外付けHDDの型番が表示されるか確認
この場合、ドライバを最新の状態に更新しましょう。
それでもPCで外付けHDDが認識されない場合は、何らかのエラーが発生していると思われます。認識しないときは物理障害・論理障害の両方とも可能性があるため、具体的にどのような症状なのか確認して、適切な対処法を実行しましょう。
HDDが認識しないときの具体的な症状や詳しい対処法については、以下の記事をご覧ください。
【2023最新】外付けHDDが認識しない時の原因と12の対処法(Windows10/11)
ファイルやデータを開けない・編集できない
フォルダをダブルクリックしても開かないなど、データ領域にアクセスできない場合、以下のような原因が考えられます。
- ファイルまたはディレクトリが壊れている
- ファイルシステムが最適化されていない
外付けHDDを安全に取り外しできなかったり強制終了した際に、ファイルシステムやプログラムファイル(データを管理する目次のようなもの)が破損することがあります。軽微なエラーであれば、以下のような方法で解決する場合があります。
- エラーチェッカーで自動修復
- CHKDSKコマンドで修復する
- 外部ツールの「TestDisk」を利用する
- 再起動してみる
しかし、ファイルシステムに異常が起きたときは基本的には自分で復旧することはまず不可能だと考えた方がよいでしょう。むやみに操作を重ねると、障害が悪化するリスクもあります。大事なデータを保存している場合は、早めにデータ復旧業者に相談したほうがデータ救出できる確率が高まります。
破損したファイルシステムの修復方法は、下記の記事でも詳しく紹介しています。
エラーチェッカーで自動修復
Windowsでは、軽度の論理障害(ファイルシステム障害・軽度の不良セクタ)をエラーチェッカーで自動修復できる場合があります。しかし、下記の場合、エラーチェッカーでは対応することができません。
- 物理障害が疑われるような場合
- 論理障害と物理障害の判別がつかない場合
エラーチェッカーの操作手順は次のとおりです。
- まず「PC(コンピュータ)」を表示します。
2. チェックしたいハードディスクを右クリックし、プロパティを表示。ツールタブをクリックします。
3. エラーチェックの[チェック]をクリックします。
4. スキャンが開始されます。
5. もしエラーが検出された場合は、ファイルシステムを修復するため、再起動のメッセージが表示されます。再起動すると、自動でシステムの修復が開始します。
CHKDSKコマンドで修復
不良セクタ(軽度物理障害)によるファイルシステムの破損が生じている場合、CHKDSKコマンドの/rオプションで解決できる可能性があります。しかし、この操作は、HDDに負荷を与えやすく、HDDの物理的な破損につながるリスクもあるので、大切なデータが入っている場合は実行を控えるべきといえます。
〈操作手順〉
- 「Windowsマーク」を右クリックし「Windows PowerShell」を選択する
- ユーザーアカウント制御の画面が出たら「はい」をクリックする
- コマンド「chkdsk E: /r」を入力し、エンターキーを押す
- 「E」は外付けHDDのドライブレターを指定する(※ライブレターは、エクスプローラで「PC」→「デバイスとドライブ」内で確認できます)
- 完了後、PowerShellを閉じる
- 以上の手順を終了したら、外付けHDDを再接続してエラーが出ないか確認してみてください。
CHKDSKコマンドでの修復がうまくいかなかった場合にはこちらをご覧ください。
チェックディスク(CHKDSK)が終わらない場合の原因と対処法
また、CHKDSKコマンドは障害を悪化させてしまう可能性があります。パソコンのリテラシーも必要になってくるので、不安な方は対処せず、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。
外部ツールの「TestDisk」を利用する
TestDiskは、データを正しく書き換えるためのソフトです。「HDDのパーテーション」「特定のファイルシステム」などに問題が生じている場合、これを使用することで解決できる場合があります。
ただし、操作を誤ると、Windowsが起動できなくなることもあるので、むやみに操作するのは控えてください。修復ソフトを使用したパーティション修復が完了したら、外付けHDDをPCに再接続してエラーが解決したかを確認してみてください。
機器を再起動する
デジタル端末を継続して使用していると、メモリなどが異常な状態になることがあります。こうした一時的な不具合は、本体を再起動(リブート)することで改善することがあります。
ただし、再起動で改善しない場合は深刻な障害が起きている可能性も想定されるため、再起動の繰り返しは控えるようにしましょう。
また、この場合は自力で対処することができないため、すぐにデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
「フォーマットする必要があります」などのエラーメッセージが出る
HDDが故障した際、「フォーマットする必要があります」というメッセージが表示されることがあります。
他にも故障時に出る可能性があるエラーメッセージは以下のようなものがあげられます。
- フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?
- パラメーターが間違っています。
- ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。
- データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。
「フォーマットする必要があります。」「パラメーターが間違っています。」「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示された場合
これらのエラーは外付けHDD故障時に表示されることが多いです。
強制終了などが原因で、ファイルシステム(データを管理する目次のようなもの)の整合性が乱れると、「今すぐフォーマットしてください」などのエラーメッセージが表示されます。
もし、エラーメッセージの要求に従ってフォーマットすると、すべてのデータが消えてしまうので、絶対にフォーマットしないでください。なお、フォーマット要求は重度の障害でも起こるため、個人で修復を試すのは出来る限り控えましょう。
データ復旧業者であれば、故障箇所や適切な復旧方法を確認して対処してくれるので、データ復旧業者に相談するのが最も安全かつ確実な方法です。
「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です。」と表示された場合
外付けHDDにデータを保存しようとして、「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です」という見慣れないメッセージに遭遇することがあります。CRCエラーが発生していると、HDDにアクセスできなくなったり、ファイルがコピーできないなどの不具合が発生します。
CRCとは「Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査」の略で、データの送信やコピーのミスを検知する仕組みです。つまりCRCエラーとは「データなどのコピーが正常に実行されていない」ことを意味します。
このエラーが出る原因は、物理障害がほとんどで、個人で対応可能な範囲を超えているため、CRCエラーが起きている場合は、個人で作業を控えてください。そのまま作業を続けるとHDDが完全に破損する恐れがあります。自力での操作は控えてデータ復旧の専門業者まで対応を依頼されることをおすすめします。
誤ってデータを消した・上書き・フォーマットした
データの誤削除や上書きをしてしまったというトラブルも非常に多いです。
単純に削除や上書きしてしまった場合、もともと保存していたデータは、画面上で確認できないだけでまだデータが残っていることも十分あります。この場合、データ復元ソフトでデータを救出できる可能性があります。
しかし、消えたデータは時間の経過にともない完全に上書きされるほか、何らかの操作を加えるだけ、どんどん上書きされてしまいます。正確にデータを復元するにはデータ復旧の専門業者まで相談しましょう。
フォーマット時も同様に、実行後すぐであればデータを復元できる可能性があります。
誤操作によるデータ復旧方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。
【簡単】削除したデータの復元方法7選(Windows10)上書きやゴミ箱の誤削除など
フォーマットしたデータの復元方法と「フォーマットする必要があります」の対処法
パーティションを削除した
もし間違って外付けHDDのパーティションを削除してしまったら、一度操作を中断しましょう。
むやみにソフトをダウンロードしたりスキャンすると、それだけで過去のデータが上書きされ、復元できる可能性が落ちてしまいます。そうなると、専門業者であってもデータ取り出しが難しい可能性があります。
また、HDDの故障やウイルス感染によって、特に操作していないのにパーティションが勝手に消えてしまうこともあります。その際は自己対処は難しいため、できるだけ早くデータ復旧業者に相談しましょう。
外付けHDDから異音・異臭がする(カチカチ・カタカタなど)
HDD本体から以下のような異音が聞こえる場合、データを読み書きする各パーツが故障し、「物理障害」が発生していることが考えられます。
- カチカチ、カタカタ、キュルキュル
- カチャカチャカチャ、カックンカックン
- シャー、シーッ
またこの場合、焦げ臭いような異臭がすることもあります。
HDDから異音・異臭がする場合はほぼ確実に重度の物理障害が発生しています。すぐに通電をやめ、データ復旧業者に相談しましょう。重度の物理障害のHDDからデータ復旧できる業者は、国内でも限られています。近場の業者に持ち込むのではなく、必ず技術力が優れた業者に相談しましょう。
こちらの業者であれば、国内でも有数の技術を持っており重度の物理障害にも対応できるのでおすすめです。
メーカーに相談することもできますが、「修理の必要がある」と判断された場合は必ずデータ消失の有無について確認しましょう。基本的に修理に出すと初期化されてしまい、中のデータは失われてしまいます。
HDDから異音が生じる原因や対処法については、下記のページでも詳しく解説しています。
HDDから異音がする原因と対処方法を解説(カリカリ・カチカチ・キュルキュル他)
HDDを落とした・衝撃を与えた後に動かなくなった
HDDを落としたり衝撃が加わった後から動作が悪くなったときは、HDD内部の部品が物理的に故障している(物理障害)ことが考えられます。
HDDはナノメートル単位で設計された精密機器のため、衝撃に弱いという特徴があります。調子が悪いときにHDDを叩いたり振ったりすることもやめましょう。故障の原因になりかねません。
物理障害のHDDに通電すると、部品の損傷がひどくなりデータ救出できなくなる可能性があります。物理障害のときはデータ復旧ソフトも使えないため、データ復旧業者に相談しましょう。
外付けHDDのランプがつかない・電源が入らない・反応しない
起動しない、反応しないという場合、電源ランプがついているかどうかによって、考えられる原因が異なります。
「パソコンに接続してもランプがつかない・起動しない」という症状が出ている場合は、周辺機器に問題が発生している可能性があります。下記の項目を確認してみてください。
- ACアダプターの接続を確認する
- USBケーブルを変更してみる
- USBポートを調整・変更してみる
- USBポート・コネクタの掃除を行う
電源ランプがついているにも関わらず動作しない場合は、外付けHDDに物理障害が発生していることが考えらえます。この場合、通電し続けることで状態が悪化する可能性があるため、すぐに通電をやめましょう。
また、物理障害の場合は専用の設備で外付けHDDを開封する必要があり、個人で復旧することは難しい状態です。むしろ、個人であれこれ対処しようとするとかえって状態が悪化する可能性がありますので、中のデータ取り出しが必要な場合は無理せずデータ復旧業者に相談するようにしましょう。
寿命が来た外付けHDDからでもデータ復旧できる?
HDDの寿命は3年~5年ほどと言われています。外付けHDDは消耗品のため、特に大きな原因がなくともある日突然故障してデータを読み込めなくなることがあります。長期間使用しているHDDであれば、こまめにバックアップを取るようにしましょう。また、もしデータの取り出しが必要な場合は上記で紹介しているような方法でデータ復旧を試みるか、データ復旧業者に相談してください。
ACアダプターの接続を確認する
外付けHDDのACアダプタはケーブル線が細く、見た目で傷ついているように見えなかったとしても、ケーブル内部で断線していることもあります。この場合、別のACアダプタに交換することで対応できることがあります。
USBケーブルを変更してみる
外付けHDDのUSBケーブルが劣化している、あるいはコネクタ部分がすり減っていると、PC上で正しく認識しないことがあります。この場合、新しいUSBケーブルに変更することで改善されることがあります。
USBポートを調整・変更してみる
USBポートに複数の端末を差し込んで使用していると、電力不足で不安定になることがあります。この場合、接続機器を減らすか、新型のUSBポートに変更してみることをおすすめします。
USBポート・コネクタの掃除を行う
USBポートの端子部分が損傷・汚損している場合、PCが外付けHDDを認識できない場合があります。この場合、別のポートに外付けHDDを接続し直すか、掃除することで解決することがあります。
パソコンに接続すると再起動・フリーズする
パソコンの作業中に、画面が急に固まってしまう状態を「フリーズ」といいます。
外付けHDDを接続するとパソコンが再起動やフリーズを繰り返し、取り外すとフリーズが解消されるときは、外付けHDDの損傷が原因である可能性が高いです。この場合、再起動を行っても症状が悪化するため、注意してください。
パソコンがフリーズを起こした時、しばしば電源ボタンを長押しする「強制シャットダウン」を繰り返しがちですが、これはパソコンにかける負荷も大きく、最悪の場合データが消えてしまう可能性もあります。
今はまだHDDが動いていても、いつ突然死するか分かりません。通電していると症状が悪化するため、できるだけ自己対応は避け、データ復旧業者に相談しましょう。
外付けHDDを水没させてしまった
外付けHDDに水や飲み物をこぼしてしまったときや大雨などで水没してしまったときは、適切な手順でHDDを補完することが重要です。
外付けHDDが水没したときにやってはいけないこと
外付けHDDが濡れたとき、内部にまで液体が侵入している可能性があります。以下のような行為はやってしまいがちですが、データ復旧が必要であれば避けましょう。
- 乾燥させない
- 通電しない
- 分解しない
外付けHDDが水没したときの正しい対処法
外付けHDDが水没したときは、以下の流れで対処しましょう。
- 表面の汚れを清潔なタオルなどでやさしくふき取る
- 濡れたタオルで外付けHDDを包む
- タオルごとビニール袋に入れる
- データ復旧業者に相談する
水没した外付けHDDからデータを救出するには、高い技術力が必要です。データ復旧業者の中でも対応できる業者とそうではない業者がいるため、必ず「水没した外付けHDDからの復旧実績」が豊富な業者に相談しましょう。
その他(上記にない症状)
- 停電・落雷の後、動作がおかしい
- 外付けHDDが高温になりすぎている
- マルウェア感染した
停電・落雷の後、動作がおかしい
これは落雷による基板のショート、または急な給電停止によるHDD破損が考えられます。このような状態で使用を続けるとHDDから異臭・発煙などの症状が発生し、機器が完全に破損する恐れもあります。早めにデータ復旧業者に相談した方が被害拡大をおさえられます。
外付けHDDが高温になりすぎている
外付けHDDはデリケートな部品で構成されているため、50~60℃を超えると、故障率が著しく上がります。高温になる条件は複数ありますが、下記の条件が重なると、外付けHDDはいつ壊れてもおかしくありません。
- 冷却ファンにホコリが詰まっている
- 高温多湿かつ直射日光に晒されている
- 長時間使用し続けている
このような環境で壊れたHDDは物理障害であることが多く、個人で対応することは難しいとされています。データ復旧業者に一度相談することも検討しましょう。
マルウェア感染した
マルウェアとは不正なソフトウェアの総称で、中にはデータを暗号化するものもあります。暗号化されたデータを個人で復号することは一般的に難しく、市販されているセキュリティソフトでも対処はできません。マルウェアのインシデント調査・問題解決を行う際は、デジタル鑑識の専門業者まで相談するようにしましょう。
デジタル鑑識(フォレンジック調査)については、下記の記事で詳しく解説しています。
【Mac】データの復旧・復元方法は?
Macでデータを復旧する時、またMacで使用していた外付けHDDのデータを復旧したい時には、Windowsの場合と異なる復旧方法が必要です。
Macで使用している外付けHDDの復旧方法は以下の3つです。
- Finder環境設定を確認(Mac)
- ディスクユーティリティの確認
- Macに対応したデータ復元ソフトで復旧する
- Macのデータが復旧可能なデータ復旧業者に
Finder環境設定を確認(Mac)
MacのFinder環境設定を確認することで、外付けHDDが正常に認識されるようになる可能性があります。
外付けHDDは正しく接続されているものの、デスクトップに表示する設定がオフになっていることがあります。この場合、Finder環境設定の[一般]タブ内にある[デスクトップに表示する項目]で、[外部ディスク]にチェックが入っていない場合は、チェックします。
これでも認識できないときは、より詳しい原因を確認する必要があります。以下の記事にてMacユーザー向けの対処法を紹介していますので、あわせてご覧ください。
【Mac版】外付けHDDを認識しないときの対処法13選とおすすめ復旧業者
ディスクユーティリティの確認
ディスクユーティリティとは、Mac OSで使われている、ファイルシステムの修復を行うことができるドライブのエラーチェックツールです。しかし、問題のある記憶媒体やMacにディスクユーティリティを使った修復を行うと、予期せぬ問題が発生してしまう場合があります。発生しうる問題は次のとおりです。
- 操作ログやシステム情報などの様々なデータが必要なデータに上書きされてしまう
- 記憶媒体やMacへの負担が大きいため、物理的な障害がある場合に状態の悪化が起こりうる
ディスクユーティリティによる修復を行う場合は、記憶媒体やMacに物理的な問題がないことを確認したうえで、自己責任で行ってください。
ディスクユーティリティによる修復の方法は以下の通りです。
- 「ユーティリティ」を開く
- 「ディスクユーティリティ」をクリックする
- 左側に表示されるリストから問題のある媒体を選択する
- 「First Aid」をクリックする
- ファイルシステムの修復が開始する
Macに対応したデータ復元ソフトで復旧する
データ復元ソフトでも、OSがMacに対応しているデータ復元ソフトでなければデータを正常に復元することができません。
ただし、Mac向けのデータ復元ソフトは少ないです。主なMacOS対応のデータ復元ソフトは以下のようなものがあります。
- PhotoRec 6.12
- EaseUS Data Recovery Wizard Free
- Recoverit Mac版
- Exif Untrasher
さらに、Windows版のデータ復元ソフト同様、対処できる障害は限られているため、症状を正確に診断してから使用するようにしてください。
不安な方や確実にデータを取り出したいという方は、自力で対処せず、Macのデータを復旧することが可能なデータ復旧業者に依頼しましょう。
Macのデータが復旧可能なデータ復旧業者に依頼する
Mac本体に搭載されているHDDやSSDが保存できるデータの容量は少ないものが多いため、外付けHDDを使用しているユーザーはとても多いです。しかし、データ復旧業者の中でもMacのデータが復旧可能な技術力を持った業者は一握りです。
技術力の高いデータ復旧業者に依頼すれば、Macのデータであっても安全かつ確実に復旧できますが、対応できない業者に依頼してしまうと時間もお金も無駄になってしまいます。
大切なデータを確実に復旧したいなら、Macのデータ復旧に対応している技術力の高いデータ復旧業者に依頼しましょう。
成功報酬制&復旧率が高いデータ復旧サービスは?
データ復旧業者には、魅力的な料金プランに加えて、高い復旧率が求められます。今回は、以下の基準で全国100社以上あるデータ復旧サービスの中から以下の基準で特に復旧率の高いおすすめの業者を選定しました。
- 高い復旧率があり、軽度~重度の障害まで幅広く確実に対応してもらえる
- 成功報酬制を採用している業界最大手企業
- 診断(調査)費用、出張費用、送料などの余計な追加費用がかからない明朗会計
- 官公庁法人の依頼やメディアでも取り上げられていて、実績が多い
今回おすすめする復旧率が高いデータ復旧業者は、「デジタルデータリカバリー」です。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。
依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
---|---|
対応製品 | RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
特長 | 14年連続データ復旧国内売上No.1 復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績 相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) |
対応メーカー一覧 | ||
・BUFFALO ・I-O DATA ・TOSHIBA ・Sandisk ・Western Digital ・seagate ・トランセンド ・ELECOM ・LaCie(ラシー) ・ASUS ・Logitec(ロジテック) |
・ADATA ・IBM ・Samsung ・HGST ・FFF SMART LIFE ・CONNECTED ・Apricorn ・ハギワラソリューションズ ・プリンストン ・Lenovo ・FREECOM |
・SONY ・メルコシンクレッツ ・IMATION ・Apple ・HP etc.. ・Quantem ・MAXTOR ・ASKA ・アドテックス ・Silicon Power etc.. |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
もし依頼先に迷ってしまった場合は、デジタルデータリカバリーで無料診断を依頼して見積をもらってみてください。
外付けHDDのデータ復旧業者を選ぶときの3つのポイント
外付けHDDのデータ復旧業者選びで確実に押さえておきたいポイントは次のとおりです。
業者選びのポイントは、以下の記事で詳しく紹介しています。
【ポイント1】データ復旧業者の技術力を見極める
データ復旧業者の技術力を見極めるポイントとして、たとえば下記のような項目があります。
- 外付けHDDの物理障害に対応している
- HDDの物理障害専門のエンジニアなど、機器や症状ごとに専門のエンジニアが在籍している
- データ復旧の技術力が高く、復旧実績が多数ある(数値や指標で明示している)
- 海外からの技術導入を積極的に行っている
- 他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が多数ある
- クリーンルーム等、データ復旧に必要な設備や部品を保有している
- 復旧ラボを自社内に保有し、公開している
- 対応できる機器の種類や症状が豊富である
- 優秀な復旧エンジニアが多数在籍し、機器ごとの専門に分かれている
- 初期診断・復旧スピードが速い
- 研究開発などの取組みが第三者(公的機関)に認められた実績がある
HDDデータ復旧業者は全国に数多くありますが、技術はピンキリです。その際、指標となる軸が「復旧実績」「設備」「ラボ公開有無」「従業員数」「初期診断・復旧スピード」「受付時間」です。これらは、いずれもデータ復旧の信頼度を確認する上で、必要不可欠な要素となります。
ただ、こうした観点をもとに、有名なHDDデータ復旧業者5社を比較すると、WEB上で情報をオープンにしている業者は思いのほか少ないことが分かりました。
サービス名 | デジタルデータ リカバリー |
A1 Data | PCエコ サービス |
アドバンス デザイン |
データレスキュー センター |
---|---|---|---|---|---|
復旧実績 | ✓復旧率95.2% ✓相談件数 36万件以上 ✓他社不可 3,000件 ✓官公庁・法人 1万社以上 |
✓復旧率非公開× ✓復旧件数 7万件以上 |
✓復旧率非公開× ✓依頼件数 3万件 |
✓復旧率非公開× ✓大手法人 1,000社以上 |
✓復旧率非公開× ✓受付件数 15万件以上 |
設備 | ✓クリーンルーム (クラス100) ✓ドナーHDD 7,000台以上 |
✓クリーン ベンチ ✓ドナーHDD 2万台以上 |
×
なし |
✓クリーンルーム |
×
なし |
ラボ公開 |
○
公開・見学可能 |
×
非公開 |
×
非公開 |
×
非公開 |
×
非公開 |
従業員数 (エンジニア 人数) |
164名 (約40名) |
66名(-) | 18名(-) | 20名(-) | 23名(-) |
初期診断・ 復旧スピード |
【初期診断】 最短5分【復旧】 80%を48時間 以内に完了 |
【初期診断】 1~3日【復旧】 非公開 |
【初期診断】 1日~【復旧】 最短3日 |
【初期診断】 1~3日【復旧】 非公開 |
【初期診断】 6~48時間(※一部有料)【復旧】 非公開 |
受付時間 | 年中無休 24時間受付 |
平日のみ 24時間受付 |
年中無休 24時間受付 |
平日のみ 9:00~17:30 |
年中無休 9:00~18:00 |
(※2023年6月時点の情報)
復旧率が非公開の業者は、復旧スピード・復旧ラボの設備規模・エンジニア人数も非公開だったため、全体像がつかみづらい印象でした。
デジタルデータリカバリーの在籍エンジニア人数を参考にすると、他の業者のエンジニアは2~3名ほどとかなり少ないかもしれません。
技術力の高い業者を見極めるうえでWEB公開情報は貴重な判断材料になります。主要な項目についてどのように判断したらよいか、さらに詳しく解説します。
データ復旧の技術力が高く、復旧実績が多数ある(数値や指標で明示している)
各データ復旧業者の復旧実績や復旧率は公式HPなどで確認ができる場合が多いです。「復旧実績〇件」「復旧率〇〇%」など数値で示されている場合は、客観的な指標であるので信頼できる情報と言えます。
復旧技術は業者によって雲泥の差があるため、そもそも復旧率や件数を非公開としている業者は技術力が低い、または実績が少ないと考えていいでしょう。また、専門の解析ツールやクリーンルームなどの復旧設備の有無を確認することでも、その業者の復旧率(技術力)を確認することができます。
他にはデータ復旧の技術レベルが特に高い業者の特徴として、下記があげられます。
データ復旧技術のレベルが特に高い業者の特徴
- データ復旧の中でも最高難易度といわれる「データの記録される面に傷のついたHDD(スクラッチ障害)から復旧実績がある業者」は技術レベルが非常に高い
- 相談実績や復旧の成功度合いを明示している(20万件以上~、復旧率〇%等)
- HDDだけでなく、SSDやUSBメモリ、SDカード、スマートフォンといったメモリ媒体の障害にも対応している
- RAID構成のNAS・サーバーやデータベースの復旧に対応している
復旧率が高い業者は信用できない?
「復旧率が高いだけでは信用できない」という見方も存在します。復旧率の計算方法が業者によって違うため、単純比較が難しいことが理由です。しかし、全国100以上あると言われるデータ復旧業者から依頼先を決めるうえで、復旧率という客観的な指標が判断材料の一つとなるのも確かです。もしも信ぴょう性が気になる場合は、「データの根拠まで明記しているか?」「第三者機関のチェックを通しているか?」というポイントにも注目するとよいでしょう。
復旧スピードが速い
納期のあるデータや、失ったことで業務が止まってしまうデータを紛失した場合、一刻も早く復旧したいと思うものです。そこで気になるのが復旧業者のスピードです。
復旧スピードが速い業者の特徴
- 交換用の部品を大量に保有し、部品調達の時間をカットしている
- 土日祝日も復旧対応をしており、復旧エンジニアの人員が多い
- クリーンルーム等の設備導入が進んでおり、復旧できる台数が多い
復旧スピードには交換部品の在庫数やエンジニアレベルなどの要因があります。
たとえば機器に物理的な障害がある場合、内部で破損した部品を交換する必要があります。HDDなどの記憶媒体は外見や型番が同一でも、製造年などで部品が異なる場合があります。交換部品を多く取り揃えている専門業者では、必要な部品を海外から調達している時間をカットできるため、迅速な復旧・納品が可能です。
自社内にクリーンルームなどの復旧専用設備を保有している業者では、復旧作業を安全かつ迅速に自社で完結させることができ、結果として復旧スピードが向上します。専門業者によっては、復旧スピードの目安が明記されていることもあるので公式HP等で確認してみてください。
他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が多数ある
一度他社で復旧作業を行い、復旧できなかった機器であっても業者によっては受け付けてくれる場合があります。技術力の高い業者であればあるほど、他社で復旧できなかった機器の復旧実績が多くなる傾向にあります。一度復旧ができなかった場合も、他の業者に依頼をしてみると復旧できる可能性があるので、諦めずに相談してみるのがいいでしょう。
また、繰り返しになりますが、このように一度復旧に失敗し他の業者に依頼するといったダブルコストをかけないためにも、最初に最も技術力の高い業者へ依頼することをおすすめします。
公的機関からの表彰歴がある
公的な機関からの表彰歴なども、技術力をはかる指針となります。
特に、一般の団体ではなく自治体や政府機関・警察などからの表彰歴・感謝状の受賞歴があるデータ復旧業者は、それだけの実績を残していることを信頼してもよいでしょう。
HPに掲載されている表彰歴・受賞歴などを確認してみてください。
【ポイント2】信頼できる復旧業者かを見極める
技術力以外にも、その業者が信頼できる業者かどうかは気になるところです。データ復旧業者が信頼できるかを見極めるために、具体的には下記のような点に着目するといいでしょう。
- 大手法人や官公庁の取引実績が多数あり、運営会社が信頼できる
- サービス対応が丁寧で信頼できる
- プライバシー認証の取得等、セキュリティ対策が徹底されている
- 復旧ラボへの持込み・見学が可能(作業風景を外部に発信・公開している)
大手法人や官公庁の実績が多数あり、運営会社が信頼できる
技術力が高いと謳っていても、相談件数・復旧件数が少ない等実績が伴わなければ、信ぴょう性は疑わしいものとなってしまいます。そのため、下記のような観点で実績の確認を必ず行いましょう。
データ復旧業者の中には、その取り組みが認められ第三者機関に表彰されている業者も存在します。信頼できる業者へ依頼するために、HP上で具体的な数値で実績を明記している業者を選んだ方がいいでしょう。
実績のあるデータ復旧業者の特徴
- 大手企業や官公庁からの依頼がある
- HP上に「相談件数〇〇件」「復旧実績〇〇件」と具体的な数値で示している
- 公的機関(官公庁、警視庁等)からの表彰実績がある
- メディアでデータ復旧業者として取り上げられた実績がある
- 多様なメーカーの(外付け)HDDの復旧に対応している
プライバシー認証の取得等、セキュリティ対策が徹底されている
企業データや技術データなど、外部に知られてはいけないデータを復旧しなければいけない場合もあります。そのような場合は、各専門業者のセキュリティ対策を確認しましょう。
上記の実績部分でも触れましたが、大手企業や官公庁からの依頼がある企業はセキュリティ対策が万全である業者が多いです。取引実績のほかにも「ISO27001」や「Pマーク」など、世界基準で規定されているセキュリティの認定を取得していることや、防犯カメラや外部部機器の持ち込み制限など、情報漏洩対策がしっかりされているかを確認しても良いでしょう。
ISO27001・Pマークとは
ISO27001(ISMS)やPマークとは、情報セキュリティマネジメントシステムの規格です。
ISO27001(Information Security Management Systems)とは、組織における情報管理のセキュリティ、管理方法、マネジメント方法について定めた規格です。
個人情報保護法よりも対象とする情報の範囲が広く、国際的に統一された規格なので、ISO27001/ISMSの認証を取得している企業であれば、大切なデータを預けても安心です。
また、Pマーク(プライバシーマーク)とは日本国内の規格で、こちらも個人情報保護マネジメントシステムを運用していることの証明となります。
復旧ラボへの持込み・見学が可能(作業風景を外部に発信・公開している)
「避けた方が良いデータ復旧業者の特徴」で紹介した通り、データ復旧業者の中にはWebサイト上に掲載している社内風景と実態が異なる怪しい業者も存在します。大切なデータを預ける上で、信頼できる業者か、対応している人の顔が見えるかは非常に重要な点といえます。
データ復旧の設備を自社内に保有し運営している業者は、復旧ラボへの持込みや見学を受付ていたり、SNS等で作業風景を発信しているケースもあります。心配な場合は「作業現場の見学は可能ですか?」「設備を自分で確かめたい」等を相談するといいでしょう。セキュリティ等を理由に断られた場合、その業者は怪しいと判断したほうがいいです。正確な実態を確認するようにしましょう。
設備の規模を見極めるポイント
- クリーンルーム(クラス100等)を設置している
- 交換用HDDなどの復旧に必要な部品のストック数が多い
- 復旧ラボが公開されている
- 在籍しているエンジニアの数が多い
- 同時復旧可能な台数が多い
クリーンルームとは?
クリーンルームとは空気の清浄度が高い部屋のことで、HDD復旧作業の工程で必要になることがあります。クリーンルームには清浄度の規格があり、HDDの復旧作業では「クラス100」と呼ばれる無菌手術室と同等レベルの設備がないとできない作業もあります。「クリーンベンチ」はクリーンルームより簡易的な設備であり、行える作業が限られます。多くの業者では簡易的なクリーンベンチしかない・そもそも専用の設備がなく、精密な作業は他社に外注している業者も存在します。
【ポイント3】サービスの利用しやすさを見極める
データ復旧サービスの利用しやすさを見極める項目としては、下記があげられます。
- 土日祝日の復旧対応や夜間窓口があり、相談しやすい
- 出張での復旧に対応している
- 依頼前の初期費用がかからない
- 特急料金がかからない
- データ納品時の追加費用がかからない
土日祝日の復旧対応や夜間窓口があり、相談しやすい
急ぎでデータが必要な場合や、仕事で平日の相談が難しい…といった場合も、土日祝日対応の業者であれば、安心です。業者によっては24時間受付を行っている業者もあるため、緊急時や急ぎの復旧依頼を行いたい場合は、営業時間を確認するといいでしょう。
依頼前の初期費用がかからない
「自身の機器の状態が分からないまま専門業者に依頼するのは不安だ」という方は少なくないでしょう。そのような場合は初期費用の発生しないデータ復旧専門業者へ相談しましょう。
初期費用というのは「データ復旧の作業に着手するまでの費用」のことを指します。
データ復旧依頼前に請求される可能性のある初期費用
- 症状の相談
- 機器の配送料金
- 機器分解料金
- 初期診断・見積費用
業者によっては、依頼前であるのにも関わらず見積のための機器配送料や機器の分解料金、初期診断費用が発生することがあります。また、診断の結果、復旧が不可能だったり依頼をキャンセルしたとしても、その費用は初期診断代として返金されません。データ復旧専門業者を選定する場合は、必ず上記の初期費用の発生しない専門業者へ相談をしましょう。
特急料金がかからない
急ぎで初期診断や復旧対応を依頼したい場合、特急料金がかかる業者があります。また業者によって営業時間や復旧・納品までのスピードには差があるため、依頼の際は気をつけましょう。特急料金がかからない、かつ土日祝日等にかかわらず最短で復旧対応を行ってもらえる業者を選ぶといいでしょう。
データ納品時の追加費用がかからない
データ復旧後、納品用の機器代金やデータのコピー代金を別途請求されるケースがあります。心配な場合は、依頼前にデータ納品時の形態や、追加費用の有無を確認しておくといいでしょう。
データ復旧サービスをネットで検索した際によく見るのは、デジタルデータリカバリー、アドバンスデザイン、AIデータ、Livedata、AOSデータ復旧サービスセンター、PCエコサービス、データレスキューセンターなどです。データ復旧業者は全国で100社以上もあると言われるので、その中で主要な業者だと思われます。しかし、しっかり条件を見比べてみると、初期診断や機器の配送料が有料だったり、社内にクリーンルーム(HDDを開封するのに必要な設備)を保有していなかったりと、ネットで上位の業者でもサービス内容には差があるようです。
データ復旧業者の料金形態
データ復旧業者の料金システムは、障害レベルごとに一律の料金プランが決まっている「一律料金制」と、機器の診断後に復旧作業の成果によって料金を決定する「成功報酬制」の大きく2つに分けられます。
ここではこの2つの料金形態について詳しく解説していきます。
- 一律料金制
- 成功報酬制
定額料金制(障害レベルごとに一律の料金プランが決まっている)
定額料金制のデータ復旧業者のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
定額料金制のメリットは、金額がわかりやすく、予算に応じて依頼するかどうかを決めやすい点です。特に、はじめてデータ復旧サービスを利用する際は、料金プランが定額で決まっているとわかりやすく安心できます。
デメリット
定額料金制の業者では、格安の料金プランを提示している一方、基本的には市販のツールを使用するなどの簡易的な作業に限定されていて、復旧技術のレベルも低いことがほとんどです。このような業者では、もし重度障害と判明した場合は依頼を断られるか、追加料金を大幅に上乗せして他社に作業を外注することが多いと言われています。
最近では、3~5万円程度の格安料金をうたっている業者も登場しています。他と比べて格安料金を提示しているところや、料金が一律で決まっている業者は避けた方が安全でしょう。
一律定額料金=低レベルな作業しか行わない可能性あり
相場よりも安価に復旧することが可能な「一律料金制」を採用している業者ですが、安価な分低レベルな作業しか行っていない可能性があります。
本来、データ復旧は容量や障害レベル、時間的コストなどによって、1件1件作業の内容が異なります。依頼内容に合わせて料金を算出する場合は、復旧コストを事前に見通すのは非常に難しいです。特に、重度の障害ほど作業のための工数・コストがかかる傾向にあります。
すべての症状を「定額の一律料金」として受け付けていたら、確実に採算がとれなくなります。このシステムが成立するのは、コストがかからない軽度の障害にしか対応していない場合に限られます。
つまり、自力でも対処できるよう、復元ソフトを利用した低コストで簡易的な作業のみ対応していると考えられるため、確実にデータを復旧したい場合、一律料金の業者は注意が必要です。障害が重度の場合には、依頼してもそもそも受け付けてもらえない・外注費用を請求される・誤った処置により機器の状態が悪化するリスクも高いです。
よくある失敗談:定額一律料金のはずが、高額な追加料金を請求された
実際にデータ復旧業者を利用したユーザーの口コミを見ると、「定額一律料金をうたいながら、実際は高額な見積もりや追加請求が来る」という失敗談が確認されています。あくまでも一律の料金表は目安でしかなく、実際に依頼したら高額な追加費用が請求されるという仕組みです。しかし、利用者からすれば事前にそのようなことが分かるわけはなく、いささか不親切にも感じます。
自社では受付のみを行い、設備が整っている他社や海外の業者に作業を外注して、追加費用を請求されることもあります。その分、復旧期間や復旧費用も高くついてしまうので、最初は安い料金をうたっていてもすぐに信じないよう注意しましょう。
もし想定と異なる見積りが来て別の業者にも見積りを依頼するとなると、その分時間のロスが発生してしまいます。急ぎで必要なデータや、確実に復旧したい仕事のデータなどの復旧を依頼する場合は、一律料金制や低価格の復旧業者に最初に相談するのはやめたほうがいいでしょう。
めっちゃ低価格かつ定額のデータ復旧業者さんにHDDの修復診断に出すも【重症でクリーンルームでの作業が必要】と提携業者なるものを紹介される
— バードASA50スズキ@リアルポートレートS (@suzuki_1972_) August 11, 2021
ってか対応遅すぎ。1ヶ月以上かかったし。最初のweb上の「定額一律39,800円データ復旧」の謳い文句にまんまとひかっかった私がバカだった。。w
どこが定額一律…— MAI (@icafeteria) December 16, 2021
成功報酬制
成功報酬制とは、機器の診断後に復旧作業の成果によって料金を決定する料金形態です。成功報酬制のデータ復旧業者のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
成功報酬制は、復旧に失敗したら費用がかからない料金プランのため、依頼者にとっては費用のリスクを最小限に抑えられ、利用しやすいメリットがあります。
通常、成功報酬制の業者では、機器を診断した後に正確な復旧料金が提示されます。定額料金制の業者よりも遥かに高い復旧率が期待でき、診断・見積を無料で対応してもらえる業者もあるので、おすすめできます。
デメリット
成功報酬制の業者では、診断して見積が出るまでは正確なデータ復旧料金は分からないため、相場のイメージがつきづらく、不安に感じる方もいるでしょう。
一口に成功報酬制を採用しているといっても、技術力は業者によって大きな差があります。成功報酬制だから安心というわけではなく、成功報酬制で復旧率が高い業者に相談することが重要です。
完全成功報酬制でも復旧率が非開示だと危険!
完全成功報酬制(完全成果報酬制)や一律定額制を一番の売りにしている業者の場合、簡易的な作業しか行わない技術レベルの低い業者の可能性が高いため注意が必要です。
完全成功報酬制とは?
定額成功報酬制とは、復旧作業に成功した場合のみ費用を請求し、失敗したら作業費も含めて費用が¥0になる料金システムのことです。費用面でリスクが低い一方で、難易度の高い依頼はそもそも断られてしまうというケースもあります。
完全成功報酬制の場合、復旧に失敗したら費用が0円になる仕組みですが、復旧率を提示しなければ、どれだけ復旧に成功/失敗しているのか業者の真の実態はわかりません。
実際に調査してみたところ、完全成功報酬制を謳っている業者で復旧率や復旧設備を公開している業者は1社もありませんでした。
これでは本当に復旧できているのか、そもそも自社内で復旧しているのかも不透明です。「完全成果報酬制だから安心」と謳う業者もありますが、冷静に業者の実態を見極めましょう。
- 「完全成功報酬制」で安心を謳うことで宣伝材料とし、自社の復旧率が低いデメリットを隠している
- 市販の復旧ソフトでも復旧できる簡易的なレベルの作業しか引き受けず、作業工数がかかる専門的な復旧作業には対応できない
復旧に失敗されて被害を被るのは依頼者側です。復旧に失敗すると、その後の復旧可能性を大きく下げ、最悪の場合完全にデータを消失する結果にもなり得ます。
このような事態を避けるためにも、一番初めに最も復旧可能性の高い業者へ依頼することが大切です。
データ復旧業者から電話あって、当初と申し込みの売り込みとは違って、調査費用にデータ取り出せなくても三万、取り出せて最低でも12万(当初は調査無料、復旧定額上限五万)で作業に2週間から4週間とか言ってきたので…
— nobnois@新曲固定ツイ (@nobnois) September 13, 2021
症状別の外付けHDD復旧料金
軽度の障害 | 30,000円~数十万円 |
重度の障害 | 60,000円~数百万円 |
軽度・重度の分類に関しては、各社によって独自の基準が設けられているようですが、症状によって以下のような基準になっているようです。また、論理障害か物理障害かの切り分けは、実際に診断してみないと分からないケースもあるようです。
軽度障害の例
- 外付けHDD内のデータにアクセスできない
- 外付けHDDのデータが読み込めない
- PCや外付けHDDが起動しない
重度障害の例
- 外付けHDDが経年劣化している
- データを誤って上書きした
- 完全削除してしまった
- 水没(水をかけた)、落下させてしまった
- 外付けHDDから異音・異臭がする
- 一度復旧作業を行い、復旧不可と言われた(他社復旧不可)
会社によって対応できる症状に幅があり、部品交換が社内でできる業者もあれば、設備がなく部品交換ができない業者もあります。業者の技術力や設備規模によって、「軽度=かんたんに対応できる」と「重度=対応が難しい」の基準が変わるため、一概には言えない点を押さえておきましょう。
作業費を請求する業者は悪質?
データ復旧業者における作業費とは、復旧作業の成功失敗に関わらず発生する作業コストを指します。
障害のレベルが上がるほど、必要な復旧設備やエンジニアの人数が増えるため、作業コストはかかってくるものです。失敗したら作業費は0円という料金システムでは業者は採算をとることができません。
つまりデータ復旧業者の性質上、中度~重度障害で作業費が発生するのは仕方がないことです。ここで問題なのは、復旧率が低いにもかかわらず高額な作業費が発生するような悪質業者です。
このような業者は、そもそも対応不可の案件を受け付け、作業費だけ受け取って復旧失敗というようなトラブルも発生するようです。
データ復旧業者を選ぶ時は、復旧率が高い業者を選ぶことを前提に、作業費などの細かい料金設定を確認するようにしましょう。
まず最初は成功報酬の業者に依頼しよう
技術力の高い業者では、ケースに合わせて費用の見積もりを出してもらう成功報酬制が一般的です。簡単な作業から超高難易度な作業まで幅広く対応するため、個別に見積もりが必要になります。
データ復旧サービスの料金は、個別に見積りを出してもらうのが基本ですが、最近では「完全成果報酬制(復旧できなければ作業費0円)」や「一律料金制」を採用するデータ復旧業者も出てきました。一見安心に見える完全成果報酬制や一律料金制の料金システムは実は技術力が低い業者の可能性があるため注意が必要です。
たとえ料金面で安心感があったとしても、技術面で信頼できなければその業者に大事なデータを預けるのはオススメしません。取り戻せるデータを永遠に失うことがないよう、最も技術力が高い業者に最初に相談しましょう。
データ復旧専門業者に相談する際の流れ
データ復旧専門業者に依頼した際の一般的な流れは、次の通りです。
- 問い合わせ(電話やメール)
- 診断・見積もり(機器を持ち込むか郵送してエンジニアが診断・費用の概算見積りをもらう)
- 復旧作業(エンジニアによる復旧作業。作業時間は診断・見積もり時に確認)
- 引き渡し(データ引き渡し用のHDDに入った状態で戻ってくる)
もし依頼をキャンセルする場合は、「2.診断・見積もり」の段階で機器を返却してもらいます。しかし、中には診断に費用がかかるデータ復旧業者もあるため、「復旧できないのに診断費用が発生してしまう」ということになりかねません。
依頼前に無料診断を行ってくれる業者であれば、無料で見積もりまで確認してから依頼するかどうか決定することもできます。作業工程はデータ復旧専門業者によって異なる場合があるため、問合せ段階で確認してみましょう。
データ復旧は一度きり。重要なデータの復旧は業者に相談しよう
データが消えてしまって焦っているとき、できるだけ早くデータを取り出そうと自分であれこれ試そうとする人も多いでしょう。しかし、データ復旧は外科手術と同じで何度もできるものではなく、最初の対応がその後の復旧率を左右するカギであると言われています。
安易に復旧を試してうまくいかなかった場合、二度とデータを取り出せなくなることもあります。もし本当になくなっては困るデータが入っているHDDが壊れたときは、色々な方法を試す前にデータ復旧業者に依頼することも検討しましょう。
また、データ復旧業者の中でも業者によって対応機器の範囲や復旧の技術レベルは異なる点に注意が必要です。「安い業者を選んで復旧に失敗し二度とデータが戻らなくなった……」というのはよくある失敗例です。データ復旧業者の選定は慎重に行いましょう。
データ復旧業者の選び方やおすすめの復旧業者については以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
編集部おすすめ業者:デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
✔14年連続データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧サービス最大手
✔復旧率最高値は95.2%と高い技術力
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
✔国際標準規格ISO27001/ISMS認証を取得した万全なセキュリティ体制
✔警視庁からの表彰、東京都からの技術革新による表彰など豊富な実績
対応メーカー一覧 | ||
・BUFFALO ・I-O DATA ・TOSHIBA ・Sandisk ・Western Digital ・seagate ・トランセンド ・ELECOM ・LaCie(ラシー) ・ASUS ・Logitec(ロジテック) |
・ADATA ・IBM ・Samsung ・HGST ・FFF SMART LIFE ・CONNECTED ・Apricorn ・ハギワラソリューションズ ・プリンストン ・Lenovo ・FREECOM |
・SONY ・メルコシンクレッツ ・IMATION ・Apple ・HP etc.. ・Quantem ・MAXTOR ・ASKA ・アドテックス ・Silicon Power etc.. |
こちらのデジタルデータリカバリーは、国内で最も規模が大きいデータ復旧業者の1つです。依頼前に無料で相談・診断・見積まで行ってくれるので、データ復旧業者を探している場合はこちらのデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
データ復旧業者に依頼する時の注意点
データ復旧サービスに依頼する時には、以下の点に注意しておくことで、より安全かつ確実にデータを復旧できます。
- 修理サービスとデータ復旧サービスは目的が異なる
- 機器に異常を感じた時点で通電しない
- 業者によって技術力・実績・対応可能機種が異なる
- HP上で情報が少ない業者は怪しい
修理サービスとデータ復旧サービスは目的が異なる
データ復旧サービスはデータを復旧することが目的ですが、修理サービスは「機器の動作を復旧すること」を目的としています。修理サービスでは機器の動作が復旧できる可能性がありますが、保存していたデータはすべて初期化されてしまいます。
データ復旧業者を調べた時に、パソコンの修理業者やHDDの修理サービスなどがおすすめされる場合がありますが、データを取り出したい場合には誤って依頼しないように注意しましょう。
機器に異常を感じた時点で通電しない
データ復旧業者に依頼する時には、なるべく異常が発生した時の状態で持ち込むのが一番復旧できる可能性が高いです。自力で対処したり再起動を繰り返すなどによって状態が悪化してしまうと、技術力の高いデータ復旧業者であっても復旧できなくなります。
異常を感じた時点で通電するのはやめ、まずデータ復旧業者に相談して障害の診断をしてもらうことをおすすめします。
業者によって技術力・実績・対応可能機種が異なる
データ復旧業者は業者によって技術力に大きな差があるため、技術力を見極めて業者を選択する必要があります。
業者によっては復旧率が低い・そもそも復旧対応ができないような業者も存在するため、誤って依頼すると時間もお金も無駄にしてしまうことが考えられます。
復旧率・復旧設備などを公開していて、復旧した実績(相談件数・他社復旧不可の復旧実績)が高い業者に依頼しておくとまず間違いないでしょう。
避けた方がいい外付けHDDデータ復旧業者の特徴
HDDデータ復旧業者は多数ありますが、傾向として避けた方が良い業者には以下のような特徴があります。
- 復旧作業や設備が非公開、サイト上に載っていない
- 復旧率を数値で表記していない
- 完全成果報酬・価格の安さを売りにしている業者
復旧作業や設備が非公開、サイト上に載っていない
「復旧工程」「HDD復旧に欠かせないクリーンルーム」「エンジニアの作業風景」など社内の様子を公開していない業者には要注意してください。このような業者は、設備が不十分で、市販のソフトをかけているだけだったり、自社に復旧設備がなく、外注しているだけという可能性があります。もし設備やエンジニアが充実している業者であれば、ホームページ上に復旧設備や作業風景の様子を掲載していることも多く、中には復旧ラボの見学を行っている業者もあるはずです。
技術力の低い業者に依頼しないためにも、設備の有無は必ずHP上で確認しておきましょう。
復旧率を数値で表記していない
復旧率を表記していない業者には要注意です。
もし技術力に自信のある業者だと、復旧率を「数値」で具体的に記載していることが多いです。一方、復旧率を数値を表記していない業者は、技術力が乏しいか、設備を持たない零細企業といった場合が多く、あえて非公開にしている可能性があります。たとえ定額制・完全成果報酬制を謳っていても注意しましょう。
完全成果報酬・価格の安さを売りにしている業者
技術力や復旧率が低い業者ほど、「復旧に失敗したら0円(完全成果報酬)」や「定額制で安心」といったように価格の安さを売りにしている業者には要注意です。完全成功報酬制の業者や、安価で復旧を請け負う業者は、市販の復元ソフトでもできるような軽度な復旧作業を対象としていることが多く、対応できる症状の幅も限られることがあります。少なくとも確実にデータ復旧を行うには、業者選びの際はプラン面で注意しておきましょう。
どの業者がいいのか分からない人は、データ復旧業者の選び方の記事を参考にしていただくのがいいと思います。
技術力が高い業者に依頼したい場合は、国内トップクラスの技術力を誇るデジタルデータリカバリーに相談してみてはいかがでしょうか?
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外付けHDDからデータを復元する原理
「データを間違って消してしまった」このような場面でも、データを復活することができるのはなぜでしょうか?
ここでは外付けHDDからデータを復元する原理を解説します。
外付けHDDから削除・消えたデータでも完全にデータが消えたわけではありません。表示画面上からは見えなくなっていますが、実際は削除フラグが立てられているだけでデータ自体は残っています。削除フラグがあるとそのデータを上書きできる状態になり、データを保存するときに上書きされていきます。
この時、完全にデータが消えてしまいます。
データを誤って削除した際もパソコンを通電せずに、そのままの状態にしておくと復旧率が上がるのはこれが理由になります。
無料・有料の復元ソフト一覧
データ復元ソフトは有料、無料の2種類があります。
なるべく無料で済ませたいところですが、無料のデータ復旧ソフトでは機能が制限されていることがよくあります。
各ソフトの特徴や価格、対応範囲などを確認した後に判断するようにしましょう。
ここでは、データ復元ソフトを検索してよく上位に出てくる10のソフトを比較しました。
Recuva | フリー | PC・HDD・SDカード・USBメモリ | Windowsのみ 世界的に有名な復旧ソフト |
DataRecovery | フリー | PC・HDD・SDカード・USBメモリ | Windowsのみ |
USBメモリ復旧 | フリー | USBメモリ | USBメモリに特化 |
DiskDigger | フリー | ハードディスク、メモリーカード、USB メモリー、CD/DVD、フロッピーディスク | フォーマット後データも対応 |
MiniTool Photo Recovery Free | フリー | パソコン、デジカメ、SDカードなど | スキャン前の対象フォーマットの指定が可能 |
Glary Undelete | フリー | HDD、USBメモリ | Windowsのみ |
Pandora Recovery | フリー | PC、HDD、SSD | ゴミ箱から削除後データ対応 |
Kickass Undelete | フリー | HDD、SSD、SDカード | インストール不要 |
fonepaw | お試し無料 | iPhone、iPad、iPod touch、Android、PC | 無料お試しができる データ移行やバックアップにも使える |
Wondershare Recoverit | ¥5,980 | PC・HDD・SSD・SDカード・USBメモリ | 復元が難しい大容量データ(動画など)の復元にも対応 |
ファイナルデータ | ¥7,110 | PC・HDD・SSD・SDカード・USBメモリ・破損したパーティション、文字化けしたofficeファイル | 90年代から使われている老舗ソフトのため、対応データの種類も非常に多い |
よくある質問
よくある質問に回答しました。
外付けHDDのデータ復旧方法は?
外付けHDDのデータ復旧方法には「データ復旧業者に依頼する」と「データ復元ソフトを使用する」の種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
しかし、データの復旧成功確率だけをみると復旧業者に依頼したほうが高く、どうしても復旧する必要がある場合は、業者に依頼しましょう。
外付けハードディスク何年もつ?
平均的な使用方法でハードディスクを使用した場合、外付けHDD(ハードディスク)の寿命は、4~5年です。
しかし、HDDが経年劣化等で寿命がきてしまうとデータが取り出せなくなるので、早めにデータを移行しておく必要があります。
外付けHDD 修理 いくら?
一般的な容量の1TB、2TBの場合、外付けHDDの価格は、50,00~20,000円です。メーカーや容量によっても価格が変動します。
症状別で外付けHDDの復旧・復元方法が知りたい
症状ごとの対処法記事は以下の通りです。
【2023最新】外付けHDDが認識しない時の原因と12の対処法(Windows10/11)
HDDの「パラメーターが間違っています」エラーの原因と対処法を徹底解説
HDDから異音がする原因と対処方法を解説(カチカチ・カタカタ・カリカリ・キュルキュル他)
BIOSがSATAハードディスクを認識しない原因とデータ復旧方法
壊れたPCのハードディスクのデータを取り出す3つの方法を解説|自力・ソフト・おすすめ業者
【HDDデータ復旧】おすすめ業者と自力で出来る復旧方法11選!
HDD(ハードディスク)のスクラッチは修復可能?復旧方法を解説
HDDの回転が止まった?動かない?原因から復旧方法まで徹底解説
メーカ別で外付けHDD復旧・復元方法が知りたい
メーカーごとの対処法記事は以下の通りです。
【IODATA(アイオーデータ)】データ復旧・復元方法!故障原因やおすすめ復旧業者を徹底解説!
Buffalo製の外付けHDDが認識しない!原因と対処法は?
Seagate(シーゲート)製HDDの故障事例やデータ復旧・復元方法について徹底解説!
ロジテック(Logitec)製|HDD、SSD、USBメモリなどのデータ復旧・復元について解説!故障原因やおすすめ業者は?
まとめ
外付けHDDの故障の種類やデータ復旧(復元・サルベージ)の方法について紹介しました。
データを失ってしまった際は冷静に原因を特定し、自身のデータの重要度に応じた対処法を選びましょう。データ復旧の専門業者に相談する際は、まずは最大手である「デジタルデータリカバリー」に無料で相談してみましょう。