
※この記事は2023年6月に更新されています。
「パソコンを操作中、誤って大切なデータを削除してしまった!」データの削除は人為的なミスのため、このようなトラブルはよく起こります。
画面上から見えなくても、パソコンのデータ領域に残っていればデータ復元できる可能性は残っています。しかし復元方法を誤ると大切なデータを二度と取り出せなくなってしまうため、迅速かつ安全にデータを復元しましょう。
今回は、Windows10で誤削除したデータの適切な復元方法、注意点、さらには失敗しないデータ復旧業者の選び方まで徹底的に解説します。
削除した・消えたデータの復元はできる?
削除した・消えたデータを復元できる可能性はあります。
削除してすぐであれば、比較的復元できる可能性は高いです。削除から1ヶ月以上など、削除後に期間があいたデータは復元の難易度が高くなるため注意しましょう。
データは削除されたあと「削除済み」というフラグがたち、ユーザーからは見えない状態になってしまいます。ただしデータ自体は、すぐに削除されるわけではありません。新しいデータに上書きされるまでは、復元可能性がまだ充分に残っています。
しかし、この状態からデータを復元するためには、専用のツールを用いるなどの適切な復元操作を行う必要があります。またデータが上書きされてしまわないように注意しないとデータは完全に消失してしまう恐れがあります。
データを復元する方法とは?
誤って削除してしまった場合、データを復元するには、以下の方法があります。
- ごみ箱から復元する
- ファイル履歴から復元する
- 以前のバージョンを使用して復元する
- 復元ポイントからシステムの復元を実行する
- バックアップファイルから復元する
- データ復元ソフトを利用する
- データ復旧の専門業者に相談する
うっかり削除してしまったことに気づいたら、できるだけ早く対処するのが復元率を高めるカギです。
データ復元が可能なパターン
簡易な復元方法でデータを救出できるとき、具体的には以下のような症状が挙げられます。
- うっかり必要なファイルを削除した
- ゴミ箱のデータを削除してしまった
- ゴミ箱からも消えていた
- 謝って上書きしてしまった
- 未保存のまま消してしまった
このうち、削除・上書き直後であればデータ復元できる可能性が高いです。
しかし、時間が経ってしまっていたり、そもそも保存できていないのにウィンドウを消してしまったという場合はデータ復元できる確率が非常に下がってしまいます。
Excel・Wordなど、特定のツールで自動保存がONになっていれば未保存でも復元できる可能性があるので、こちらから詳細をご確認ください。
思い当たる原因がないのにデータが消えた場合は業者に相談
自分が削除した覚えがないにも関わらず突然データが消えてしまったり見えなくなってしまった場合は、HDDやSDカードなど機器自体に何らかの障害が発生している可能性があります。
人為的なミスではなく機器の不具合が原因であれば、この記事で紹介している対処法は逆にデータの状態を悪化させる可能性があるので気を付けましょう。
自分以外の人が操作した可能性が低く、削除やフォーマットなど思い当たる原因がない場合は、データ復旧の専門業者に一度相談してみましょう。
データ復旧業者では、症状や原因を無料で診断している業者もあるので、そういったサービスを有効的にして使用して解決していきましょう。
高復旧率&安心して任せられる業者を選ぶポイント
データ復旧業者に依頼することはもっとも確実なデータの復旧方法といえます。しかし、データ復旧業者の中にも技術力の高い優良業者とサービスがあまり芳しくない不良業者があります。データ復旧を1度で成功させるために「優良業者を見極める選定ポイント」を紹介します。
- 復旧率が90%以上あり技術がたしかなこと
- 夜間や休日も窓口が営業しており復旧スピードが速いこと
- 後から診断料や部品代などの追加費用が請求されず明朗会計であること
- 復旧成功の口コミや利用者の実例が多数あること
- 自社内に復旧設備を整え、熟練の技術者が多数いること
上記のポイントから厳選したおすすめランキング1位の業者は、デジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
✔14年連続データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧サービス最大手
✔復旧率最高値は95.2%と高い技術力
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
✔国際標準規格ISO27001/ISMS認証を取得した万全なセキュリティ体制
✔警視庁からの表彰、東京都からの技術革新による表彰など豊富な実績
こちらのデジタルデータリカバリーは、国内で最も規模が大きいデータ復旧業者の1つです。20年以上データ復旧に携わり、累計の相談件数36万件以上、他社では復旧できなかった機器の相談件数だけでも5,700件以上ある実績面で信頼のおける業者です。依頼前に無料で相談・診断・見積まで行ってくれるので、データ復旧業者を探している場合はこちらのデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
初めに確認するべき簡単な復元方法
誤操作など人為的なミスの場合は比較的簡単にデータを復旧することができます。
そんな時に、初めに行うべき簡単な復元方法は以下の通りです。
- ごみ箱から復元する
- ファイル履歴から復元する
- 以前のバージョンを使用して復元する
削除してすぐであれば高確率でごみ箱に残っているため、かんたんに復元することが可能です。
ただし、SDカードやUSBメモリなどのデータはごみ箱からの復元はできません。SDカード・USBメモリのデータを削除してしまった場合はこちらから復元方法を確認してください。
詳しく見ていきましょう。
ごみ箱から復元する
削除してしまったデータを「ごみ箱」から復元することはとても簡単です。
- デスクトップのごみ箱を開く。
- 復元したいデータを右クリックし、「元に戻す」を選択。
ファイル履歴から復元する
ファイル履歴機能を「オン」にしている場合、ファイルの履歴からファイルを復元することが可能です。
-
- 「スタート」から、「Windowsシステムツール」を選択し、その中にある「コントロールパネル」をクリック。
- 「ファイル履歴」をクリック。
- 「ドライブの選択」をクリック。
- 利用できるドライブを選択し、
- 「コントロールパネルホーム」か
- 「オンにする」をクリック。
- 「コントロールパネルホーム」から「個人用ファイルの復元」をクリックし、復元したいファイル、またはフォルダーを右クリックして「復元」を選択。
- 「ファイルを置き換える」をクリックするとファイルが復元されます。
- 「スタート」から、「Windowsシステムツール」を選択し、その中にある「コントロールパネル」をクリック。
以前のバージョンを使用する
削除された日付やファイル名が分からない場合でも、データを復元することができる方法があります。
-
-
- 「デスクトップ」というファイルを右クリックして「以前のバージョンの復元」を選択。
- 復元したい時間を選び、「復元」というボタンを押すと完了。
- 正しく復元されたことを確認し、作業は完了となります。
- 「デスクトップ」というファイルを右クリックして「以前のバージョンの復元」を選択。
-
削除したファイルがごみ箱にない原因
ファイルを以下の方法で削除してしまうと、ごみ箱にはデータは残らずそのまま削除されてしまいます。
- Shift + Del で消してしまった。
- 定期的に自動削除を行う設定になっている。
- 選択した場所の設定「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」にチェックが入っている。
上記の原因は代表的なものですが、これらの原因には限りません。
ごみ箱から削除してしまったデータを復元する方法は?
一度削除処理を行った場合、画面上からデータの表示は消えてしまいますが、削除直後であれば復元できる可能性があります。
削除作業を行うとデータは以下の流れで書き換えられます。
- 削除を行う
- ゴミ箱から削除を行う
- データ上に「データ書き換え」のフラグが立ち、画面上では表示されなくなる
- 他のデータを書き加える際に、削除したデータが上書きされる
上書きされる前の状態であれば、データが内蔵記憶メディア(HDD/SSD)に残っており、適切な復旧作業を行えば復元が可能です。
注意点として、パソコンを通電してしまうと、上書きした記憶はないが自動保存機能によって上書きされるリスクがあるため、できる限りパソコンを触らないようにしましょう。
対処方法で復元方法を紹介していますが、一番確実にデータを取り戻したい場合は、データの削除後、なるべく早く「データ復旧業者」に相談することをオススメします。
削除したデータを復元する方法(Windows10)※リスクあり
削除したデータを自分で復元するには以下の4つの方法があります。
- 復元ポイントからシステムの復元を実行する
- バックアップファイルから復元する
- データ復元ソフトを利用する
- データ復旧業者に相談する
Windows10でごみ箱にデータがない場合、基本的に2~4のバックアップデータから復元することになります。ただし、復元方法を誤ると、特定のデータだけでなく、それ以外のデータにも影響が出てしまいます。たとえば、1年前のバックアップだと、他のデータまで1年前の状態ですべて上書きされます。安易な実行は控えましょう。
削除したデータを確実に復旧したい場合は、個人で無理に解決しようとせず、一度専門業者への相談を検討してみてください。
復元ポイントからシステムの復元を実行する
「システムの復元」とは、PCのシステムを以前保存した復元ポイントにまで戻す仕組みです。
「システムの復元」を呼び出す際は「トラブルシューティング」から「詳細オプション」に入り「システムの復元」をクリックしてください。
ただし「システムの復元」を実行すると、復元ポイント(バックアップを作成した時点)以降に保存したデータは、すべて削除される恐れがあるので注意してください。
バックアップファイルから復元する
うっかり消してしまったファイルでも、別のフォルダやクラウドなどにバックアップが残っているケースがあります。
以下の箇所を一通り確認してみましょう。
- 別のフォルダに保存していないか
- USBや外付けHDDなど、別のストレージに保存していないか
- クラウドに自動アップされていないか
- 社内の共有サーバー等に同じファイルをアップしていないか
- ExcelやWordなどのアプリケーションにバックアップが残っていないか
ExcelやWordなど、アプリケーションの機能でバックアップが一時的に保存されているかどうか確認する方法は、こちらからご確認ください。
データ復元ソフトを利用する
上記手段で解決できない場合、データ復元ソフトでWindows10のデータを復元できる場合があります。ただし復元ソフトでは、どのような削除データでも100%完璧にデータ復元できるわけではありません。データ復旧業者とデータ復元ソフトの対応範囲を比較してみました。
物理作業 | 論理障害 | |
データ復旧業者 | 軽度~重度◎ (※業者によっては施設不備で復旧不可×) |
軽度~重度◎ |
データ復元ソフト | 不可× | 軽度のみ対応可〇 |
データ復元ソフトとデータ復旧業者で一番大きく違うのは、対応できる障害の範囲です。
物理障害が発生してるのにもかかわらず、データ復旧ソフトを使用しても復旧するどころか、状態を悪化させてしまう可能性もあります。
反対にデータ復旧業者であれば、1つ1つ機器の状態を確認したうえで、正しい対処方法を行うことができます。
データ復旧業者が、データ復元ソフトに比べて復元率が高いのはこのためです。
たとえば、データ復元ソフトを使用し動画データを復元したくても、1割でも上書きされてしまうと、プレーヤー上では適切に再生できなくなります。また、画像データの復元にしても「低画質のもの(サムネイルサイズのデータ)しか復元できなかった」ということは珍しくありません。
とくに次の場合、復元ソフトをかけると、データの上書きが発生する、またはデータの破損が進行し、二度とデータを取り出せなくなってしまう恐れがあります。
- 削除後、すでにしばらく経過している
- 大容量データの移動などを行った
- 異音・フリーズなどの症状がある(物理障害)
このように、安価に手に入りやすいデータ復元ソフトですが、ソフトの使用には一定以上のリテラシーが必要となります。重要なデータを消してしまった場合には、ソフトの使用をする前に、データ復旧業者に相談してみましょう。
おすすめのデータ復旧業者と業者の選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
データ復元ソフトで削除データを復元する手順
データ復元ソフトの使用手順は、基本的には以下のような流れです。
- データ復元ソフトをインストールして起動する
- 復元したいファイルを保存していたフォルダを選択する
- フォルダ内のデータをスキャンする
- 復元できるファイル一覧から、希望ファイルを選択して復元する
細かい操作方法はソフトによって異なるので、公式サイトなどから確認しましょう。
2のスキャンで復元したいファイルが出てこなければ、データ復元ソフトで復元することはできません。何度もスキャンするとデータ復旧業者でも復旧できなくなる可能性があるので注意してください。
データ復元ソフト10種類の特徴を比較
データ復元ソフトには、無料のソフト(フリーソフト)と有料のソフトがあり、それぞれ復元に対応できる機器やOS、操作性などが異なります。
そこで、データ復元ソフトを検索してよく上位に出てくる10のソフトを比較しました。
Recuva | フリー | PC・HDD・SDカード・USBメモリ | Windowsのみ。世界的に有名な復旧ソフト |
DataRecovery | フリー | PC・HDD・SDカード・USBメモリ | Windowsのみ |
USBメモリ復旧 | フリー | USBメモリ | USBメモリに特化 |
DiskDigger | フリー | ハードディスク、メモリーカード、USB メモリー、CD/DVD、フロッピーディスク | フォーマット後データも対応 |
MiniTool Photo Recovery Free | フリー | パソコン、デジカメ、SDカードなど | スキャン前の対象フォーマットの指定が可能 |
Glary Undelete | フリー | HDD、USBメモリ | Windowsのみ |
Pandora Recovery | フリー | PC、HDD、SSD | ゴミ箱から削除後データ対応 |
Kickass Undelete | フリー | HDD、SSD、SDカード | インストール不要 |
Wondershare Recoverit | ¥5,980 | PC・HDD・SSD・SDカード・USBメモリ | 復元が難しい大容量データ(動画など)の復元にも対応 |
ファイナルデータ | ¥7,110 | PC・HDD・SSD・SDカード・USBメモリ・破損したパーティション、文字化けしたofficeファイル | 90年代から使われている老舗ソフトのため、対応データの種類も非常に多い。 |
フリーソフトは対応範囲が限られていることもあり、操作がシンプルで直感的にできるものが多いです。ただ、データスキャンまでは無料でも復元には追加料金がかかる場合が多いです。
有料ソフトの方がフリーソフトに比べると対応範囲は広いですが、その分操作の選択が多くある程度の知識が必要になります。よく分からないまま復元ソフトを使って操作を間違えてしまい、必要なデータを上書きしてしまうといったケースもよくあるため、慎重に使うようにしましょう。
データ復元ソフト利用時の注意点
データ復元ソフトを利用する際は、以下の点を理解したうえで実行しましょう。
- データ復元ソフトでスキャンしてデータが出なかった場合、さらに復元が困難になる
- 削除してしばらく経ったデータはデータ復元ソフトでも復元できない可能性が高い
- フリーソフトでも追加料金を支払わないと復元作業ができないことが多い
データ復旧業者に相談する
次の場合、データ復旧の専門業者に相談するのが最も安全かつ確実な方法です。
- これまでの復旧方法では対応できない
- 重要度が高いデータを削除してしまった
- 復元ソフトでデータが復元できなかった
データ復旧業者では、復元ソフトでは復元できないデータも取り戻せることがあり、復旧率は最も高くなります。
ただし、データ復元ソフトで何度もスキャンを繰り返してしまうと、元あったデータの痕跡がどんどん消えてしまい、プロの業者であってもデータの救出が非常に難しくなります。その分費用も増えるため、結果としてデータは取り戻せず無駄な出費が増えてしまう…なんてことになりかねません。
無料で診断から費用の見積もりまで対応してくれる業者もたくさんいるので、データ復元ソフトを試す前に業者で無料診断を受けておくと、データの復旧率が下がらないままで無駄な出費も抑えられておすすめです。
データ復旧業者を選ぶポイント
データ復旧業者は全国に100社以上あり、業者によって対応できる障害レベルの範囲や、対応機器が大きく異なっています。
データ復旧業者に依頼する際に見るべきポイントは以下の3つです。
- 技術力が高いかどうか
- 信頼性があるかどうか
- サービスが利用しやすいかどうか
業者に復旧を依頼する際は「自分の機器の復旧を行えるエンジニアが在籍しているか」「復旧設備の体制が整っているか」など、自分にあったデータ復旧業者を見極めるのが最も重要です。
以下のような点を参考にデータ復旧業者を選びましょう。
技術力が高い業者の特徴
- データ復旧の技術力が高く、復旧実績が多数ある(数値や指標で明示している)
- 相談実績20万件以上~等、経験が豊富でノウハウが蓄積されている
- 優秀な復旧エンジニアが多数在籍(30名以上~)し、チーム体制で復旧にあたっている
- 対応できる機器の種類や症状が豊富である
- 復旧スピードが速い
- 研究開発などの取組みが第三者に認められた実績がある
- 他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が多数ある
信頼性が高い業者の特徴
- 大手法人や官公庁の取引実績が多数あり、運営会社が信頼できる
- サービス対応が丁寧で信頼できる
- プライバシー認証の取得等、セキュリティ対策が徹底されている
- 復旧ラボへの持込み・見学が可能(作業風景を外部に発信・公開している)
- メディアでデータ復旧業者として取り上げられた実績がある
サービスが利用しやすい業者の特徴
- 土日祝日の復旧対応や夜間窓口があり、相談しやすい
- 依頼前の初期費用がかからない
- 特急料金がかからない
- データ納品時の追加費用がかからない
「個人での作業に不安を感じる…」「どうしていいか分からない…」という場合には、気軽に専門家への無料相談を検討しても大丈夫です。データ復旧専門業者の中には、相談から見積もりまで無料で行っている業者も存在します。
おすすめのデータ復旧業者は下記のページでも詳しく解説しています。
これまでの方法で解決できない場合、PCやバックアップHDDなどに物理的な障害が発生している可能性が考えられます。この場合には、個人での対処は不可能です。「異音がする」など明らかな異常が見受けられる際は、データ復旧の専門業者まで対応を依頼することをおすすめします。
おすすめのデータ復旧専門業者
消えてしまったデータを正確に取り出すには、復旧率が高く技術力のある業者に依頼する必要があります。
しかし、国内にデータ復旧の専門業者は100社以上存在するため、業者の選定をするのは難しいと思います。そこで今回は削除してしまったデータの復旧に対応しているおすすめのデータ復旧専門業者を紹介します。
(2023年最新版)おすすめデータ復旧・復元業者ランキングはこちら
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
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対応製品 | RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
特長 | 14年連続データ復旧国内売上No.1 復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績 相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
データを復元したい時の注意点
データを確実に復元させるためには以下の2点に注意しましょう。
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- 必要以上の操作を加えない
- 個人での対処はリスクが伴う
- 時間が経っている場合は自力復元が難しいこともある
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必要以上の操作を加えない
パソコン上でデータの削除を行った場合、パソコンの画面上ではデータが消えたように見えますが、削除した領域に上書き操作が行われるまではパソコン上にデータは残っています。そのため、新しいデータの上書きをしない限り、データを復旧・復元できる可能性はあります。
しかし、パソコン上ではユーザーがデータの読み書きや保存を行っていなくとも、常にシステム情報などが保存されていきます。そのため、必要以上の操作は、削除した領域への上書きを誘発し、データの復旧難易度が上がってしまいます。特に留意すべき操作として以下のようなものがあります。
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- 上書きやフォーマットを行わない
- 操作を継続しない
- パソコンの再起動を繰り返さない
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特にフォーマットを行うとデータを管理するファイルシステムが初期化されてしまうため、データにアクセスする目次が消滅してしまいます。ファイルシステムの構成がばらばらになってしまいデータを復元できる可能性が大幅に下がってしまうため、データが必要な場合はフォーマットを行わないようにしましょう。
【最新】フォーマットしたデータの復元方法と「フォーマットする必要があります」の対処法>
個人での対処はリスクを伴う
個人で対処すると、最悪の場合データが取り出せなくなるリスクが伴います。
たとえばデータの上書きが発生すると、復旧難易度が上がってしまい、最悪の場合、二度とデータが戻ってこない可能性もあります。また、ファイルのコピーを行ったり、復元ソフトをかけただけでも、PCやストレージに負担をかけやすく、データの復元率を著しく低下させてしまいます。
このような場合は、電源を切って、確実にデータ復旧が行える専門業者まで問い合わせることをおすすめします。技術力のあるデータ復旧専門業者であれば、非売品の専門ツールや場数を踏んだトップエンジニアが対応をするため、個人作業よりも段違いのクオリティで復元作業が行えます。
業者の中には無料で相談から見積もりが可能な業者もあるため、まずはデータ復旧の専門家へ無料相談してみましょう。
時間が経っている場合は自力復元が難しいこともある
削除直後であれば痕跡から復元できることがありますが、削除後に期間が経過していて操作を続けていたような場合はデータの痕跡も上書きされてしまっている可能性が高いです。
Windowsのデフォルト設定では、削除したデータがゴミ箱に移動してから30日経過するとゴミ箱からも自動的に削除されていく仕組みになっています。
また、USBメモリやSDカードのデータは削除した後にゴミ箱に移動することなく、直後から上書きされていってしまうためすぐに救出しないと完全にデータが上書きされてしまいます。
削除してしまったデータを復元する際は、できるだけ速く対処するのが復元成功のカギとなります。
データが消える・破損する原因
保存していたデータを消したわけではないのに、無くなっている、消えている場合、原因は大きく「論理障害」と「物理障害」に分かれます。
原因 | 主な症状 |
論理障害 | エラーメッセージが出る 外付けHDD内のファイルを読み込まない ファイルやデータの誤削除 ウィルス感染によるデータの破損 |
物理障害 | 外付けHDDから異音・異臭がする 記憶メディアの電源が付かない |
論理障害
物理障害とは、パソコン内部のデータにエラーが発生するデータ障害のことです。論理障害のが発生する原因例は以下の通りです。
- 誤削除によるファイルの削除
- ファイルシステムの破損
- ウイルス感染
- データの保存中に強制終了を行った
- 使用PCのスペックが足りず、バグが発生した
- 再起動や強制終了を繰り返す
論理障害は物理的な障害に比べて、復元ソフトなどを使えば、自力で復旧する余地はあります。しかし、中度の論理障害などは暗号化されていることもあるため、自力で対応できるのは「誤削除」のような軽度の論理障害のみに限定されてしまいます。
ウイルスに感染したなど、重度の論理障害を引き起こす可能性のある原因だと、データ復旧も難しくなることに注意しなければいけません。
物理障害
物理障害とは、パソコンのデータを保存している内蔵HDDや外付けHDDなどの記憶メディアが物理的に破損している状態をいいます。見た目の変化はなくても、経年劣化が理由で物理障害が発生し、データを消した覚えはないのにデータが消えている場合もあります。
物理障害が発生する原因例は以下の通りです。
- 使用中に突然停電が起きた
- HDDを長らく使用して、劣化していた(経年劣化)
- HDDが水没した
物理障害が発生した場合は、自力での復旧がほぼ不可能といわれています。それはクリーンルームと呼ばれる特殊な設備、専門のエンジニアが必要になります。業者の中でも復旧ができる業者、できない業者と別れるため、なるべく技術力のある業者に依頼することをおすすめします。
また、「異音・異臭がする」「BIOSでHDDが認識されない」「HDDが起動しない」などの症状が現れます。このような症状が出た場合には、記憶メディアをなるべく使用せず、通電は控えるようにしてください。
データ復元ソフト一覧
データ復元ソフトを紹介します。
- 編みノート
- USBメモリ復旧
- PreviousFilesRecovery
- Recuva
- DataRecovery
- Glary Undelete
- PartitionRecovery
- CDCheck
- DiskDigger
- Puran File Recovery
- Recover Files Portable
- SoftPerfect File Recovery
- USBメモリ復旧
- Recoverit
- Glary Undelete
- Pandora Recovery
- Kickass Undelete
- MiniTool Photo Recovery Free
- MiniTool Power Data Recovery Free
- Aiseesoft データ復元
- CD Recovery Toolbox Free
- Wise Data Recovery
- Disk Drill
- ファイナルデータ
- DataRecovery
- SoftPerfect File Recovery
- Glarysoft File Recovery
- Recover Files
- Eassos Recovery Free
- Undelete 360
- PC Inspector File Recover
- データ復旧 R for NTFS
- Stellar Data Recovery for Windows
- Prosoft Data Rescue 5 for Windows
削除してしまったデータの復元についてよくある質問
削除データを復元したいとき、よくある質問とその回答をまとめました。
- HDDのデータ復元方法は?
- データ復旧業者の費用の相場は?
- ゴミ箱からも削除してしまった どこにある?
- データ復旧のやり方は?
- 削除したファイルはどこにある?
- デスクトップのファイルが突然消えた。どこにある?
HDDのデータ復元方法は?
HDDのデータを削除してしまったとき、以下の復元方法があります。
- スタートアップ修復を活用する
- ディスクチェックを実行する
- CHKDSKコマンドで修復する
- コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行する
- BIOS設定を変更する
- バックアップから復旧する
- データ復元ソフトを使う
- データ復旧業者に相談
詳しくはこちらの記事で解説しています。
データ復旧業者の費用の相場は?
削除してしまったデータの復元は、論理障害に分類されます。費用の相場は、およそ【6,000円~数十万円ほど】だと思われます。実際の料金は業者や具体的な症状によって異なります。
費用に幅があるのは、以下のような要素によって必要な作業が変わるためです。
- 削除してしまった(必要な)データの容量
- 削除してしまったデータの種類(画像、動画、Excelなど)
- 削除してからどの程度期間があいているか
- 削除後にも機器の使用を続けているかどうか
- データ復元ソフトなど自分で復元を試したか(※復元ソフトでスキャンすると復旧難易度が上がる)
- 希望納期(※特急料金が別途かかる業者もある)
- 業者の技術レベルの高さ
論理障害とは
論理障害とは、HDDやSSD、SDカードなどの機器は正常に動いているものの、保存したデータに問題が発生している状態のことです。おもな論理障害の原因として、データの誤削除や誤フォーマット・誤って上書きしてしまった・強制終了などによるデータの処理エラーなどがあげられます。
実際の見積もりは業者に直接確認したほうが早いです。データ復旧業者への依頼を検討している方は、まず一度無料診断を受け、見積もりを出してもらうようにしましょう。
ゴミ箱からも削除してしまったデータはどこにある?
ゴミ箱のデータまで削除してしまった場合、データ領域が上書きされるまではHDDやメモリに残っている可能性があります。
ただし、時間が経つにつれデータ領域に別のデータが書き込まれてしまうため、すぐに対応することが重要です。
データ復旧のやり方は?
データ復旧のやり方は、障害の原因によって異なります。
論理障害(誤削除・上書き・データ破損など)であれば、復旧ソフトかデータ復旧業者に依頼します。物理障害(落下・水没・経年劣化)が原因であればデータ復旧業者でしか対応できません。
どちらが原因か判断が難しいケースもあるので、不安な場合はデータ復旧業者に相談するのがおすすめです。
削除したファイルはどこにある?
削除したファイルは、一時的に「ゴミ箱」というフォルダに移動します。Windowsであれば、30日間はそのままデータが保管されるようデフォルトで設定されているため、ゴミ箱から復元が可能です。
もしゴミ箱からも削除されたり「完全削除」を実行した場合は、新しいデータが上書きされていってしまいます。
デスクトップのファイルが突然消えた。どこにある?
デスクトップのアイコンが突然消える原因は、おもに5パターン考えられます。
- アイコンを誤って削除した
- デスクトップのアイコン表示設定が無効になっている
- プロファイルが破損してデスクトップ情報が取得できていない
- ウイルス感染で誤作動を起こしている
- エクスプローラーが正常に作動していない
削除してしまった・表示設定などが原因であれば、設定を見直すことでまたアイコンを表示させることが可能です。
しかし、コンピュータウイルスに感染していたりデータが一部破損しているケースなどでは、適切に対処しないとデータが消えたり被害が拡大する可能性があるため注意しましょう。
まとめ
今回は、Windows10で誤ってデータを削除してしまった際のデータ復元方法について紹介しました。
誤ってデータを削除してしまっても、記事内で紹介した復元方法を試すことでデータを取り戻せる可能性があります。データが消えてしまった際には、まずは紹介した注意点に気を付けながら、データの重要度に応じた復元方法を検討しましょう。
関連記事:Excel・メール・画像などのデータを復元する方法
特定の種類のデータを復元したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
- Excelのデータを復元する方法
- PDFのデータを復元する方法
- メール(Outlook)のデータを復元する方法
- 写真・画像データを復元する方法
関連記事:USBメモリ・SDカード・スマホのデータ復元方法
USBメモリやSDカードなどのデータを削除した際は、ごみ箱に残りません。それぞれの機器の特性に合わせた詳しいデータ復元方法は、以下の記事で紹介しています。
- USBメモリのデータを復元する方法
- SDカードのデータを復元する方法
- スマホのデータを復元する方法