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外付けHDD(ハードディスク)が認識しない原因と対処法[Windows10]



※この記事は2022年3月に更新されています。

「外付けHDD(ハードディスク)が認識しない」「データにアクセスできない」という問題が発生することは少なくありません。

重要なデータが見られなくなって慌ててしまう方も多いと思いますが、HDDは非常に精密な機器のため慌てずに適切な対処をすることが大切です。

本記事では、外付けHDDが認識しない原因からデータを守るための対処法について解説します。

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外付けHDDが認識しない原因

外付けHDDを認識しない原因は大きく分けて3つになります。

  1. 物理障害
  2. 論理障害
  3. ケーブルやアダプタなどの外部機器の故障

以下に解説をしています。

物理障害

物理障害とは、HDDの部品が物理的に破損し、正常に起動しない状態です。落下・水没などの物理的衝撃、落雷によるショート、熱暴走などが原因で起こります。また、HDDの寿命は平均で3~4年と言われており、経年劣化による摩耗で物理障害が起こる場合もあります。

論理障害

論理障害とは、HDD本体に問題はないものの、保存されているデータやフォルダ構成などに不具合が生じている状態です。誤操作による削除や初期化・フォーマット、データ読み書き中の強制終了によるファイルシステムの破損などが原因となります。論理障害によって「フォーマットしてください」というエラーや、データの文字化けが発生することがあります。

外部機器(ケーブル・アダプタ等)の故障・不具合

周辺機器の問題が原因でHDDが正常に認識されないケースもあります。

  • ACアダプタの故障
  • USBケーブルの接続不良
  • 供給電力不足
  • HDD以外の周辺機器の影響
  • デバイスドライバの不良

この場合はHDD本体に問題はないため、比較的かんたんな対処で済みます。


HDDが認識できない理由がどこにあるかで対処法が異なります。

一見すると問題がなさそうでも開封してみると重大な障害が発生しているパターンもあるため、原因を安易に自己判断することは控えましょう。

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外付けHDDが認識しない場合の注意点

HDDに異常が認められた場合には、何点か注意点があります。

  • 電源のON/OFFを繰り返さない
  • 通電を避ける
  • 個人的な分解はしない
  • データ復元ソフトの使用は復旧作業の障害になる

電源のON/OFFを繰り返さない

外付けHDDに問題が発生している場合には、電源のON/OFF繰り返さないようにしましょう。

電源のオンオフはHDDの負担が大きい作業の一つです。PCの再起動などを試す場合には、PCから安全にHDDを取り除いた状態で行いましょう。

通電を避ける

外付けHDDに問題が発生している場合には、通電を避けましょう

通常であれば、通電中はHDD内部のプラッタ(HDDの記録面)と磁気ヘッドが接触することなくデータの読み書きを行っています。

しかし、物理障害が発生している場合は、磁気ヘッドが不規則な動作をする可能性があり、通電するだけで本来は接触してはいけないプラッタ部分と接触してしまう可能性があります。プラッタに傷がつくと、記録されたデータも破壊されてしまうため、HDDの故障時には、通電を極力控えることが大切です。

個人的な分解はしない

外付けHDDの分解を伴う対処方法は個人にはできません

分解には専門の知識が必要な上、必ず、専用のクリーンルーム内で行います。HDDは精密部品で構成されており、小さな塵やホコリ、指紋さえも故障の原因になるためです。

また、HDDを開封した段階でメーカからの保証も外れてしまうので、個人でHDDを開封・分解することは避けてください。

データ復元ソフトの使用は復旧作業の障害になる

市販のデータ復旧ソフトの使用にも注意が必要です。

失敗すると情報の上書きなどが発生し、本来復元できたはずのデータも復元できなくなってしまいますまた通電を伴う作業になるため、物理障害がある場合には症状が悪化してしまいます。そのため、症状が詳しく判明していないうちに復元ソフトを使用することはおすすめしません。

データ復旧作業は一発勝負“と言われているほど技術力が必要とされる繊細な作業です。ユーザ自身による復元作業で一度失敗している場合、データ復旧専門の業者でもデータを取り戻すのが困難になります。

仮に「物理障害」の起きた外付けHDDで、復元ソフトを使用すると、機器に負荷を加え、状態を悪化させることになります。そもそも復旧ソフトでは、物理障害が発生した機器からデータ復旧することは出来ません。

また「物理障害」でなく「論理障害」の場合でも、誤った使用を行うと、データが上書きされ、データを取り出せなくなるリスクもあるため、安全・正確にデータを取り出したい場合は、まず専門のデータ復旧業者へ相談しましょう。

機器修理とデータ復旧の違いとは?

HDDなどが故障した際に、機器修理の業者に依頼するかデータ復旧業者に依頼するかで得られる結果が異なります。ただし、修理業者に依頼した場合は基本的に機器の動作復旧がメインになるため、基本的にデータは全て消えてしまいます。反対に、データ復旧業者はデータの救出を最優先します。データを取り出したい場合はデータ復旧業者に依頼しましょう。

外付けHDDが認識しない場合の対処法

HDDに不具合が発生した場合には、以下のことを試してみましょう。

  1. HDD以外の外部機器に問題がある場合
  2. PCに問題がある場合
  3. それでも認識しない場合

ただし、これらは不具合の原因に対して間違った対処を行ってしまうと、かえって悪化させてしまう危険性があります。

もし大切なデータで万が一にもなくしてしまったら困るという場合は、自分であれこれ確認する前に一度データ復旧の専門業者に相談してください。

HDD以外の外部機器に問題がある場合

HDD自体には問題なく、外部機器に問題があるケースは比較的かんたんに症状が改善します。

しかし、問題の原因がHDD本体にある場合に以下の方法を試すと、症状が悪化する場合があります。PCに繋ぎなおすたびにHDDの電源のオンオフを繰り返すことになり、HDDに負荷がかかってしまうので注意が必要です。

接続不良が起こっていないか確認

  • USBケーブルがしっかり刺さっているかを確認
  • 別のUSBの差し込み口に変更
  • ケーブルの交換
  • コンセント口を変えてみる
  • USBハブを使わず直接PCと接続する

USBケーブルの供給電力を確認

何らかの原因でHDDへの供給電力が不足していると、HDDの動作が不安定になり認識されないケースがあります。

  • ノートパソコンをバッテリー駆動モード→ACアダプタに切り替える
  • USBハブを変える
  • USBハブを使わず直接PCと接続する
  • USBハブをバスパワーモード→セルフパワーモードにする

他の周辺機器の確認

  • 他の周辺機器を全て取り外してからHDDを接続してみる
  • 他の周辺機器のドライバを最新状態にする
  • 他の周辺機器のドライバを再インストールする

PCに問題がある場合

外付けHDDではなく、読み込むPCの方に問題がある可能性も考えられます。単純に設定の問題などで認識できていない場合もあるので、以下のような方法で外付けHDDを認識できているか確認したのち、PCの修復を行ってください。

まずは外付けHDDを認識できているか確認する

■①デバイスマネージャーから確認する方法

Windows10では、デバイスマネージャーから外付けHDDが認識できているか確認することができます。

1.外付けHDDを接続する
2.Windowsマーク>デバイスマネージャーを開く

3.ディスクドライブやユニバーサルシリアルバスコントローラを開く

4.外付けHDDが表示されるか確認する

もし機器名が表示されなかったり、機器名に「!」がついている場合は、ドライバの再インストール、更新プログラムのアンインストール、システムの復元などの対処が必要です。ただし、これらの対処法はPC本体に保存しているデータを失うリスクがあります。もしPCの修復を行う場合は事前にバックアップをとってあるかなどしっかり確認しましょう。Macについてはこちらの記事で詳しく解説しています。


■②BIOSから確認する方法

  1. PCの起動画面でファンクションキーを押し、BIOSを起動させる
  2. 設定画面からHDD関連の項目を表示する
  3. 外付けHDDが表示されるか確認する

※手順1でBIOSを起動させるためのキーはPCによって異なります。「F2」「F10」「Delete」などがあるため、PCのマニュアルから確認してください。

コマンドでの修復

この方法は、PCに接続した時に、何らかのデバイスとして認識はされるが、HDDとしての認識はされておらず開くことができない場合の対処法です。

■Windowsの場合

      1. デスクトップの検索でコマンドプロンプトを検索し、起動する
      2. コマンド入力で「chkdsk d(HDDに該当すると思われるドライブに対応): /f」と入力してEnterを押す

■Macの場合

      1. Finderで、アプリケーションフォルダを開く
      2. ユーティリティフォルダを開く
      3. ターミナルを開く
      4. $/sbin/fsck -fy /dev/disk2s2(HDDに該当すると思われるディスクに対応)」と入力してEnterを押す

    1. この方法では軽度の論理障害かつ、ファイルシステムのエラーの場合にしか対応できません。他の論理障害や、物理障害の場合に実行してしまうと症状が悪化する可能性があるので注意してください。

Macの対処法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

Windows10の自動修復機能を実行

軽度の論理障害の場合、Windows10に搭載されている修復機能を実行することで不具合を解決できる場合があります。

ただし、別の障害が発生していた場合はかえって悪化させてしまう危険性があるので注意しましょう。大事なデータの場合は、バックアップデータを取ってあるかなどよく確認してから実行するようにしてください。

  1. エクスプローラーで外付けHDDのアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択
  2. ツール>エラーチェックの「チェック」ボタンをクリック
  3. 「ドライブのスキャンと修復」をクリック

PCの再起動を行う ※一度きり

PCのソフトウェアに何らかの不具合が発生していることが原因で、HDDの動作に異常が出ることがあります。

その場合はPCを再起動してみましょう。ただ、少しでも物理障害が疑われる場合は避けてください。もし論理障害であっても、再起動によって悪化するリスクがありますので、再起動を試すのは一度きりに留めておいたほうがよいでしょう。

また、必ず外付けHDDを安全にPCから取り外してから再起動してください。異常が発生しているHDDへの通電は症状を悪化させる場合があります。

それでも認識しない場合

これまでの方法を試しても改善しない場合は、以下の対処法を試してください。

「アクセスが拒否されました」と表示される場合は権限を変更する

PC上で外付けHDDは表示されているものの、クリックすると「アクセスが拒否されました」と出てきてファイルが開けない場合は、アクセス権限が制限されている可能性があります。

企業から貸与されているPCの場合は、システム管理者に確認して、権限を付与してもらうことで問題なく開けるようになります。

復旧ソフトを利用する

もり軽度な論理障害が原因の場合は、市販の復旧ソフトを利用することで改善できる場合があります。

ただし、復旧ソフトの使用にはそれなりに知識が必要になります。もし物理障害や重度の論理障害が原因だった場合は復旧ソフトのインストール・使用によって悪化させてしまう危険性があるので、原因がしっかりわかっていて操作にも自信があり、中身のデータを最悪失っても構わないという場合にのみ使用するようにしてください。

初期化・フォーマットをする

外付けHDDが認識しない際、初期化(フォーマット)をすることで、問題が解決する場合があります。

ただし、HDD内部のデータが削除されてしまうため、内部のデータが損失しても構わないHDDにのみ実施して下さい。

データ復旧業者に依頼する

大事なデータが読み込めなくなってしまった場合は、データ復旧の専門業者に依頼するという手もあります。

データ復旧業者であれば、個人では対応できない重度の論理障害や物理障害でもデータを取り出せる可能性があります。しかし、技術力の低い業者に依頼してしまうと結局データを取り出せないということも起こりえます。そういった事態を防ぐためにも、技術力の高い業者に依頼することが重要です。

また、依頼前に障害原因や費用見積りなどを無料で診断してくれる業者も存在します。認識しなくなったHDDから確実にデータを取り出したい・自分で業者選びが不安な方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

データ復旧専門業者へ依頼する

データ復旧業者とは、障害が発生した媒体(HDDやSSD、USBメモリなど)からデータを復旧・復元するサービスを行っている専門の業者です。

外付けHDDの復旧実績が多数あり、対応メディアの多い業者であれば、復旧に関する専門知識や設備、ノウハウが蓄積されていることから、データ復旧成功の確率が高く、最も安全に速くデータ復旧を行える可能性があります。

診断~見積もりまで無料で行っている業者もあるため、まずは無料相談を受け付けているデータ復旧業者へ問い合わせることおすすめします。

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内蔵HDD・HDDレコーダーが認識しないときの対処法

PCの内蔵HDDや録画データを保存したHDDレコーダーが認識しないときの原因と対処法は、以下の記事でそれぞれ詳しく解説しています。

内蔵HDDが認識しないときの原因と対処法を知りたい方はコチラ↓


HDDレコーダーが認識しないときの原因と対処法を知りたい方はコチラ↓

まとめ

外付けHDDが認識しない原因と対処方法について紹介しました。

HDDを認識しない場合は、まずは落ち着いて一つずつ確認することが大切です。PCや外付けHDD本体の故障だけでなく、付属品のケーブルなど周辺機器もあわせて検証することや、電源の入れ忘れ・ケーブルの抜けなど基本的なことも改めて確認しましょう。

外付けHDDは精密な機器かつ消耗品であるため、いつ故障してしまうか分かりません。外付けHDDに大切なデータを保存する際は、こまめにデータのバックアップを取ることが大切です。

また、対処中の通電によりHDDには相当な負荷がかかり、内部のデータを損傷してしまうリスクがあります。外付けHDD内に重要なデータが保存されているときは、まずは、データ復旧専門業者に無料診断・相談することを検討してみてください。

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