Seagate(シーゲート)製HDDの故障事例やデータ復旧・復元方法について徹底解説!|サイバーセキュリティ.com

Seagate(シーゲート)製HDDの故障事例やデータ復旧・復元方法について徹底解説!

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Seagateは、WesternDigital、東芝と並ぶ世界3大HDDメーカーの一角であり、その中でも最大手であるシーゲートは世界シェアの約45%を占めています。そんなシーゲート製HDDを利用している方は多いかと思いますが、HDDにトラブルが突然発生してしまうことも少なくありません。データを取り出したい場合、どのような復旧・復元方法があるのでしょうか。

今回は、Seagate製HDDにおけるデータ復旧・復元方法について徹底解説します!

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Seagate(シーゲート)製HDDの特徴

コスパが非常に優れているが、壊れやすい?

シーゲート製品の魅力は、とにかくコスパが優れていることです。他社製品に比べ、非常に大容量のHDDがかなりの安価で販売されています。外付けHDD、内蔵HDDすべてに共通して非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。

しかし、Seagate製品はコスパが非常に優れている一方で、故障しやすいとの声もあります。

事実、オンラインバックアップサービス企業のBackblazeが公開した統計データによると、Seagateの12TBモデルであるST12000NM007は3.32%という高い故障率を記録しています。十分低い数値に感じますが、東芝製品などの故障率が0%台であることを考えると、Seagate製品の故障率は比較的高いといえるでしょう。

代表的なSeagate(シーゲート)製品

世界№1シェアを誇るシーゲート製HDD。その中でも代表的な商品をいくつか紹介します。

型番 種類 特徴
BarraCuda(バラクーダ) 内蔵HDD 大容量・高速・多用途の実力派HDD
IronWolf(アイアンウルフ) 内蔵HDD 長寿命タイプで耐久度が高い、NASにおすすめ
SkyHawk(スカイホーク) 内蔵HDD ビデオ撮影などにおすすめ
FireCuda(ファイアクーダ) SSHD(HDDとSSDのハイブリッド) 高速アクセス可能、ゲームや動画編集におすすめ
Expansion(エキスパンション) 外付けHDD 大容量かつ安価な王道外付けHDD
Expansion Portable(エキスパンション ポータブル) ポータブルHDD よりコンパクトだが、大容量を実現

Seagate(シーゲート)製HDDの故障パターン

よくある故障例

最近のSeagate製HDDに多く見られる症状は、「情報を認識できない」「異音が発生する」という2点です。特に異音の発生頻度は多く、ディスクがケースの中で激しく駆動し、かなりうるさいとの口コミも散見されます。

Seagate製品は品質にばらつきがあるといわれており、壊れたり異音がしたりする「はずれ製品」に当たる確率が比較的高いといわれています。それでは、これらの症状の原因について、具体的に解説していきます。

物理障害と論理障害

HDDの故障パターンは、大きく物理障害論理障害に分けられます。

物理障害とは、HDDのパーツが物理的衝撃、経年劣化などにより物理的に破損し、正常に起動しない状態を指します。磁気ヘッド障害、ディスク障害、基盤障害、ファームウェア障害などがあり、主な症状は、異音の発生、OSの起動不良、フリーズなどです。物理障害を復旧する際には、HDDを開封し、不良部品を取り換える必要があります。

論理障害とは、HDD自体には問題がないものの、誤操作や読み書き中の強制終了によるファイル破損などが原因で、記録されているデータやフォルダ構成などに不具合が生じている状態を指します。主な症状は、OSの起動不良、フリーズ、ファイル名のバグ、ファイルやフォルダが開けないなどです。論理障害はデータ復旧ソフトでの復旧も可能ですが、そもそも論理障害と物理障害を見分けることが困難であり、物理障害が発生しているHDDに対して復旧ソフトを用いると危険なため、注意する必要があります。

より詳しい説明は、次の記事をご覧ください。

Seagate(シーゲート)製HDDのデータを復旧する際の注意点

上記のような不良が発生した場合、不良部品の取り換えや、データの書き換えが必要となります。その際、トラブルが発生しているHDD(ハードディスク)から確実にデータを取り出すためには、正しい知識を身に付けることが大切です。まずは以下の注意点を確認しましょう。HDDの復旧方法は以下の記事で詳しく紹介しています。

個人でHDDを開封しない

HDDの内部構造

上記の図はHDDの内部構造を表しています。データを記憶している磁気ディスク(図①)は、ホコリや塵が付着したまま動作させることで傷が付きやすくなります。開封する際には、専用の設備や高度な技術力が必須となります。データ復旧の専門業者でも、安全な状態で開封し復旧できる業者は数えるほどしかありません。

HDDの個人開封はリスクを伴うため、安全にデータを取り出したい方は自力での開封は行わず、技術力の高い専門業者へ依頼しましょう。

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フォーマット(初期化)を行わない

HDD内のデータを読み込めなくなった場合など、パソコン画面などでフォーマットを要求するメッセージが表示されることがあります。この指示に従いフォーマットを実行してしまうと、HDD内に保存されているすべてのデータが削除されてしまいます。

データが必要な方は、必ずデータのバックアップを取ってあることを確認した上でフォーマットを行ってください。バックアップが取れていない場合には、データが完全に削除されてしまうためフォーマットは行わないようにしましょう。

フォーマットをしてしまった場合についての詳しい説明は、次の記事をご覧ください。
フォーマットしたデータの復元方法と「フォーマットする必要があります」の対処法

電源のON/OFFを繰り返さない

HDDにトラブルが発生している状態での、電源のON/OFFは繰り返さないようにしてください。HDD内の部品が破損していた場合、データを記録している部品に傷がつき状態が悪化してしまいます。最悪の場合、データがすべて消失してしまう恐れもあります。

HDDへ大きな負荷をかける行為となるため、大切なデータを守るためにも電源のON/OFFは控えてください。

Seagate(シーゲート)製HDDのデータ復旧・復元方法

データ復旧業者へ依頼する

Seagate製HDDに何らかのトラブルが発生しデータの復旧・復元を考えている場合は、まずデータ復旧専門の業者に依頼することをおすすめします。実績のある業者であれば復旧に関する専門知識や設備、ノウハウが蓄積されています。HDDの物理障害や論理障害にも対応可能で、どの復旧方法よりもデータ復旧成功の確率が高い最も安全に速くデータ復旧を行える方法です

また、Seagate製HDDはヘッドの造りが一般的なHDDのものと異なるために、部品交換作業の難易度は高くなります。よって、より優れたデータ復旧業者に依頼するのが最善手でしょう。

技術力が高く実績のある業者を選定するポイントについては、以下のページで解説しています。

Seagateへ依頼する

Seagate製HDDに保存されているデータを復旧する場合、メーカー(Seagate)のデータ復旧サービスを利用することが可能です。無償サービスも行っていますが、以下の場合は無償サービス対象外となってしまうため注意しましょう。

  • 保証期間が経過してしまっている
  • 購入履歴となる証明書(レシートや納品書)がない
  • 落下、衝撃などの物理障害によるトラブル
  • ファームウェアの書込み失敗などの論理障害によるトラブル

これらの条件に一つでも当てはまっているものに関しては、復旧費用が発生します。
メーカー(Seagate)の窓口は月~金 (9:00~18:00)の受付となっているため、土日や夜間に緊急の対応が必要な際は24時間電話受付を行っているデータ復旧業者へ相談しましょう。

また、注意点として、あくまでもメーカーは機器の開発や製造が専門です。技術力を生かした修理・動作復旧は得意としていますが、データ復旧における専門業者ではないため、データを安全に取り戻したい場合は、メーカーの修理ではなくデータ復旧サービスを利用する必要があります。目的に応じて依頼先を考えましょう。

修理業者と復旧業者の違い

復旧ソフトを利用する

データ復旧ソフトは、個人で復旧・復元作業を行うことができるツールです。「まずは復旧ソフトを使おう」「直らなかったら業者に相談しよう」と考えている方も多いのではないでしょうか?
比較的安価で気軽に試すことができる復旧ソフトですが、いくつかの注意点があるため説明します。

物理障害が発生している場合は復旧・復元作業ができない

前述したように、復旧ソフトは軽度の論理障害にしか対応できず、物理障害が発生している場合はデータ復旧・復元作業を行うことができませんそのため、安易に使用すると障害の悪化などのリスクを伴います。物理障害と論理障害の判定及び障害箇所や程度の判断は専門的な知識がなければ行うことが困難です。Seagate製HDDに何らかの障害が発生している場合は復旧ソフトの使用は控えましょう。

また、物理障害を復旧するためにはHDDの部品自体を修理・修復しなければいけません。復旧作業はクリーンルームと呼ばれる専門の設備で「部品交換」「ファームウェア修復」などを行う必要があります。個人での修理・修復およびデータ復旧・復元は不可能と言えるため避けましょう。

論理障害だと思っていても、HDDに物理障害と論理障害が併発している場合もあるため注意が必要です。

データを正確に取り出せない確率が高い

データ復旧を行う場合、HDDにトラブルが発生した原因を特定し、それぞれの原因に適した復旧・復元作業を行う必要があります。しかし復旧ソフトでは、故障原因を特定することはできないため正しい対処ができないことがあります。また、複雑な操作が要求されることもあり、使用方法を誤ると状態をさらに悪化させる恐れもあります。復旧ソフトは業者に依頼するよりも正確にデータを取り出せない確率が高いと言えます。

安価であることを理由に復旧ソフトを使用しても、復旧に失敗してしまった場合は費用と時間を無駄にしてしまいます。復旧の可能性を少しでも高めたい場合は、復旧ソフトを使用せず、まずは無料相談を行っているデータ復旧業者へ相談をおすすめします。

おすすめデータ復旧サービス・製品

技術力が高い業者の選定といっても、判断の基準が分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Seagate機器の復旧実績がある業者を厳選し、その中からおすすめのサービスを選定しました。メーカーや他社の業者で復旧不可であった場合でも、諦めずに相談することで大切なデータを取り戻せる可能性があります。是非、参考にしてください。

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デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリー
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デジタルデータリカバリーは、データ復旧専門業者で14年連続データ復旧国内売上No.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績があります。

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復旧費用 相談から見積もりまで無料
500GB未満:5,000円〜
500GB以上:10,000円〜
1TB以上:20,000円〜
2TB以上:30,000円〜
対応製品 記憶媒体全般:NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等)
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合)
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まとめ

今回は、Seagate製HDDのデータ復旧・復元方法について解説しました。データ復旧作業は、「一発勝負」と言われているほど技術力が必要とされる繊細な作業になります。自己判断での復旧作業はリスクを伴います。

より高い確率で大切なデータを安全に復旧したい場合は、まずは無料相談を受け付けているデータ復旧業者へ相談してみてはいかかでしょうか。

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