「USBメモリを紛失したら大変なことになる」「会社の規定でUSBメモリは暗号化が義務付けられている」——USBメモリの紛失・盗難による情報漏えい事故は、企業や自治体、医療機関などでたびたび発生しています。
USBメモリの暗号化とは、USBメモリ内に保存されたデータを暗号化し、正規の認証(パスワード・PINなど)なしには内容を読み取りにくくすることです。紛失・盗難が発生した場合でも、第三者にデータを閲覧されるリスクを大きく下げられます。
本記事では、USBメモリ暗号化の仕組み・ハードウェア暗号化とソフトウェア暗号化の違い・BitLockerによるWindows設定手順・macOSでの設定手順・無料で使えるVeraCrypt・主要製品の比較・企業での運用ルール・被害や注意事例・FAQまで解説します。
なぜUSBメモリの暗号化が必要なのか
USBメモリは、手軽にデータを持ち運べる便利なデバイスです。一方で、小型で紛失しやすく、盗難や置き忘れによる情報漏えいリスクがあります。

USBメモリ紛失・盗難で起きること
- 個人情報の漏えい:顧客の氏名・住所・電話番号・口座情報などが外部に漏れる可能性がある
- 機密情報・営業秘密の漏えい:未発表の製品情報・財務データ・契約情報などが外部に渡る可能性がある
- 法的対応・報告対応:個人情報保護法や取引先との契約に基づき、報告・通知・調査が必要になる場合がある
- 信用失墜・ブランドダメージ:報道やSNSで拡散され、企業や組織の信用が低下する可能性がある
適切に暗号化していれば、紛失時の漏えいリスクを下げられる
USBメモリが適切に暗号化され、パスワードや回復キーが別管理されていれば、第三者が保存データを読み取ることは困難になります。
ただし、暗号化していれば必ず安全というわけではありません。弱いパスワードを使っている場合、パスワードをUSBメモリ本体に貼っている場合、回復キーを同じカバンや同じ書類に保管している場合は、暗号化の効果が大きく損なわれます。
個人情報保護委員会のQ&Aでは、高度な暗号化等の秘匿化がされている場合でも、第三者が見読可能にすることが困難な技術的措置が講じられていることに加え、復号に必要な手段が適切に管理されていることが重要とされています。つまり、暗号化していても、パスワードや回復キーの管理が不適切であれば、報告や本人通知が必要になる可能性があります。
ハードウェア暗号化とソフトウェア暗号化の違い
USBメモリの暗号化には、大きく分けて「ハードウェア暗号化」と「ソフトウェア暗号化」の2種類があります。
ハードウェア暗号化
ハードウェア暗号化とは、USBメモリ本体に暗号化専用チップや暗号化機能が内蔵されており、デバイス側でデータを暗号化・復号する方式です。
- メリット:暗号化処理をデバイス側で行える、PCのCPU負荷を抑えやすい、製品によっては複数OSで利用しやすい、一定回数の認証失敗でロックやデータ消去を行う機能を持つものがある
- デメリット:一般的なUSBメモリより高価になりやすい、パスワードやPINを忘れると復旧が困難な場合がある、管理ソフトが特定OSに依存する製品もある
- 代表的な製品例:Kingston IronKey、iStorage datAshur、Apricorn Aegisシリーズなど
ソフトウェア暗号化
ソフトウェア暗号化とは、PCに搭載された暗号化機能や暗号化ソフトを使って、USBメモリ内のデータを暗号化する方式です。BitLocker、VeraCrypt、macOSのディスクユーティリティなどが代表例です。
- メリット:コストを抑えやすい、一般的なUSBメモリでも利用できる、既存のOS機能や無料ツールを活用できる場合がある
- デメリット:利用できるOSや環境が限られる場合がある、暗号化ソフトの導入や管理が必要、会社PCでは利用制限がある場合がある
- 代表的なツール:BitLocker、VeraCrypt、macOS ディスクユーティリティなど
| 比較項目 | ハードウェア暗号化 | ソフトウェア暗号化 |
|---|---|---|
| コスト | 高めになりやすい | 低コストで始めやすい |
| OS対応 | 製品による。複数OSで利用しやすい製品もある | ツールによる。BitLockerは主にWindows向け |
| 速度 | 製品によっては高速 | PCの性能や暗号化方式による |
| ブルートフォース対策 | 一定回数失敗でロック・消去する製品がある | ツールや設定による |
| 管理の手軽さ | デバイス側で完結しやすい | PCやソフトウェア側の設定・管理が必要 |
| 推奨用途 | 企業、重要データ、持ち出し頻度が高い用途 | 個人利用、低頻度の持ち出し、コスト重視の用途 |
暗号化の仕組み:AES-256とは
USBメモリの暗号化では、AES(Advanced Encryption Standard)と呼ばれる暗号化方式が広く使われています。中でもAES-256は、256ビットの鍵長を使う方式です。

- 標準的に使われる暗号方式:AESは多くのセキュリティ製品や暗号化機能で利用されている暗号方式です
- 十分な鍵長:AES-256は現在の一般的な用途では、現実的な時間内で総当たり解読することが非常に困難とされています
- 処理速度:現代のCPUにはAES処理を高速化する機能が搭載されている場合があり、ソフトウェア暗号化でも実用的な速度で使えることがあります
ただし、暗号方式が強力でも、パスワードが短い、使い回している、パスワードをUSBメモリ本体に貼っている、といった運用では安全性が大きく下がります。暗号化とパスワード管理はセットで考える必要があります。
BitLockerを使ったWindows暗号化の設定手順
BitLockerは、Windows Pro、Enterprise、Educationで利用できるドライブ暗号化機能です。USBメモリなどのリムーバブルドライブは、BitLocker To Goとして暗号化できます。
Windows HomeではBitLockerドライブ暗号化は利用できないため、USBメモリの暗号化にはVeraCryptなど別の方法を検討する必要があります。
BitLockerは、Windows 10/11 Pro、Enterprise、Educationなどで利用できます。Windows Homeでは通常、BitLockerドライブ暗号化は使えません。会社PCの場合は、管理者ポリシーによってUSBメモリの暗号化や接続が制限されている場合もあります。
BitLockerでUSBメモリを暗号化する手順
- USBメモリをPCに接続する
- エクスプローラーでUSBメモリを右クリックする
- 「BitLockerを有効にする」を選択する
- 「パスワードを使用してドライブのロックを解除する」を選択する:推測されにくい強力なパスワードを設定する
- 回復キーのバックアップ方法を選択する:「ファイルに保存」または「印刷する」などを選び、回復キーを安全な場所に保管する
- 暗号化する範囲を選択する:新品のUSBメモリなら「使用済みのディスク領域のみを暗号化する」、使用中のUSBメモリなら「ドライブ全体を暗号化する」を検討する
- 暗号化モードを選択する:他のWindows PCでも使う場合は「互換モード」を選ぶ
- 「暗号化の開始」をクリックして完了を待つ
暗号化後にUSBメモリを接続すると、パスワード入力画面が表示されます。正しいパスワードを入力すると通常通り使えます。パスワードを忘れた場合は回復キーでアクセスできますが、回復キーも失った場合はデータを取り出すことが非常に困難になります。回復キーは、USBメモリとは別の安全な場所に保管してください。
macOSでのUSBメモリ暗号化手順
macOSでは、Finderやディスクユーティリティを使ってUSBメモリを暗号化できる場合があります。macOSだけでUSBメモリを使う場合は便利ですが、Windowsとの互換性には注意が必要です。
macOSのAPFS暗号化やMac OS拡張(ジャーナリング、暗号化)でフォーマットしたUSBメモリは、Windowsではそのまま読み取れない場合があります。WindowsとMacの両方で使いたい場合は、事前に運用方法を確認し、必要に応じてVeraCryptなどの利用を検討してください。
macOSでのUSBメモリ暗号化手順の例
- USBメモリをMacに接続する
- FinderまたはディスクユーティリティでUSBメモリを確認する
- 必要に応じてバックアップを取る:フォーマットや暗号化の過程でデータが消える場合があるため、事前にバックアップを取る
- 暗号化形式を選択する:APFS暗号化など、用途に合った形式を選ぶ
- パスワードとヒントを設定する
- 暗号化が完了するまで待つ
macOSのバージョンやUSBメモリのフォーマットによって手順が異なる場合があります。重要なデータを扱う場合は、暗号化前に必ずバックアップを取り、暗号化後に別の端末で読み取り確認を行ってください。
無料で使えるVeraCryptの使い方
VeraCryptは、オープンソースの無料暗号化ツールです。Windows、macOS、Linuxで利用でき、BitLockerが使えない環境や、複数OSで暗号化データを扱いたい場合の選択肢になります。
VeraCryptでUSBメモリを暗号化する基本手順
- 公式サイトからVeraCryptをダウンロードしてインストールする
- VeraCryptを起動して「ボリュームの作成」をクリックする
- 「VeraCryptファイルコンテナを作成する」または「非システムパーティション/ドライブを暗号化」を選択する
- 暗号化アルゴリズムやハッシュアルゴリズムを選択する:通常は初期設定のAESなどを利用する
- ボリュームサイズを指定する
- 強力なパスワードを設定する
- フォーマットしてボリュームを作成する
- 作成したボリュームをマウントして利用する
VeraCryptにはポータブルモードがありますが、利用環境によっては管理者権限が必要です。出先のPCや会社のPCで自由に使えるとは限らないため、事前に利用可否を確認してください。また、機密情報を扱う場合は、会社のセキュリティポリシーに従って利用する必要があります。
主要な暗号化USBメモリ製品の比較
暗号化USBメモリには、ハードウェア暗号化に対応した高セキュリティ製品から、比較的低コストな製品までさまざまな種類があります。価格や容量、認証規格、対応OSは販売店・時期・モデルによって変わるため、購入前に公式情報を確認してください。
| 製品例 | 暗号化方式 | 容量展開・価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Kingston IronKeyシリーズ | ハードウェア暗号化 | 販売店・時期・モデルにより変動 | 法人向けに利用されることが多い暗号化USBシリーズ。モデルによって認証規格や管理機能が異なる |
| iStorage datAshurシリーズ | ハードウェア暗号化 | 販売店・時期・モデルにより変動 | PIN入力式キーパッドを搭載したモデルがあり、PCに接続する前に認証できる製品がある |
| Apricorn Aegisシリーズ | ハードウェア暗号化 | 販売店・時期・モデルにより変動 | 法人向けの暗号化ストレージ製品として利用されることがある |
| ELECOM 暗号化USBメモリシリーズ | 製品による | 販売店・時期・モデルにより変動 | 国内で入手しやすい製品があり、モデルによってパスワードロックや暗号化機能を備える |
| 一般的なUSBメモリ+BitLocker/VeraCrypt | ソフトウェア暗号化 | USBメモリ本体の価格+無料ツールなど | コストを抑えやすいが、利用できるOSや管理方法に注意が必要 |
どれを選べばいい?
- 個人・コスト重視:一般的なUSBメモリ+BitLockerまたはVeraCrypt
- 企業・重要データ:ハードウェア暗号化対応の法人向けUSBメモリ
- 高い管理性が必要:管理ソフトや台帳管理、認証失敗時のロック機能に対応した製品
製品選定では、価格だけでなく、対応OS、暗号化方式、認証失敗時の動作、管理機能、保証、サポート体制を確認しましょう。
企業でのUSBメモリ暗号化の運用ルール
USBメモリの暗号化は重要ですが、暗号化だけで十分ではありません。企業では、USBメモリの利用そのものを管理し、持ち出し・保管・廃棄までルール化することが必要です。
策定すべきUSBメモリポリシー
- 会社支給の暗号化USBのみ使用可能とする:私物USBメモリの業務利用を禁止する
- USBメモリの利用目的を限定する:クラウド共有や社内システムで代替できる場合はUSBメモリを使わない
- 暗号化方式の基準を定める:利用する製品や暗号化方式、認証方法の最低基準を決める
- パスワードポリシーを定める:推測されにくいパスワードを使い、USB本体や同じ書類に記載しない
- 紛失時の報告フローを整備する:紛失に気づいたらすぐに報告できる体制を作る
- 使用目的・持ち出し先を記録する:台帳管理でUSBメモリの所在を把握する
MDM・端末管理ツールでのUSB管理
企業のIT管理者は、MDMやエンドポイント管理ツールを使って、USBメモリの利用制御、暗号化されていないUSBメモリの接続ブロック、USBの使用ログ収集などを一元管理できる場合があります。
たとえば、Microsoft IntuneやEDR、DLP製品などを組み合わせることで、許可されたUSBメモリだけを使えるようにしたり、機密ファイルのコピーを制限したりできます。
定期的な棚卸しと廃棄ルール
- 定期棚卸し:定期的にUSBメモリの現物確認と台帳との照合を行う
- 不要データの削除:業務完了後はUSBメモリ内の不要データを削除する
- 廃棄時の物理破壊:不要になったUSBメモリは、データ消去だけでなく物理破壊や専門業者への依頼を検討する
- 委託先・再委託先の管理:外部委託先がUSBメモリを扱う場合も、自社と同等のルールを求める
USBメモリ暗号化に関連する被害・注意事例2選
事例1:全市民の個人情報を記録したUSBメモリ紛失と再発防止策
USBメモリの紛失事故として大きく報じられたのが、尼崎市の事例です。サイバーセキュリティ.comの記事では、2022年6月21日に、尼崎市の業務委託先であるビプロジー社の協力会社従業員が、全市民の個人情報を記録したUSBメモリを外部に持ち出し、紛失した事案が紹介されています。
この事案では、USBメモリの暗号化だけでなく、個人情報を外部へ持ち出す際の承認、委託先・再委託先の管理、作業後のデータ削除、パスワード管理、紛失時の報告体制など、組織全体の運用ルールが問われました。尼崎市は後に再発防止策を公表し、USBメモリの取り扱いや委託業務の管理強化を進めることになりました。
USBメモリ暗号化は重要な対策ですが、それだけで十分とは言えません。持ち出しの必要性を事前に確認し、原則として個人情報を外部記録媒体に保存しない運用、やむを得ず使用する場合の承認・台帳管理・暗号化・パスワード別管理を徹底する必要があります。
事例2:暗号化していてもパスワード添付で閲覧リスクが残った事例
USBメモリを暗号化していても、パスワードの管理が不適切であれば、情報漏えいリスクは残ります。サイバーセキュリティ.comの記事では、NEXCO西日本が個人および法人情報191件を記録したUSBメモリを紛失した事例が紹介されています。
紛失したUSBメモリには暗号化処理が施されていましたが、USBメモリ本体にパスワードが貼付されていたため、第三者がデータを閲覧する懸念を否定できない状況でした。これは、暗号化とパスワード管理をセットで考える必要があることを示す事例です。
暗号化USBメモリを使う場合は、パスワードをUSB本体や同じカバン、同じ書類に保管しないことが重要です。パスワードはパスワードマネージャーや社内の安全な管理方法で保管し、紛失時にはすぐに報告できる体制を整えておく必要があります。
よくある質問(FAQ)
Q. USBメモリを暗号化すると速度は遅くなりますか?
ソフトウェア暗号化の場合、PCのCPUで暗号化・復号処理を行うため、環境によっては速度が低下する場合があります。ただし、現代のPCでは暗号化処理を高速化する機能が搭載されていることも多く、一般的な文書ファイルの利用では大きな違いを感じにくい場合もあります。
ハードウェア暗号化USBでは、デバイス側で暗号化処理を行うため、製品によっては速度低下を抑えやすい傾向があります。ただし、実際の速度は製品、USB規格、PC環境、ファイルサイズによって変わります。
Q. パスワードを忘れたらデータは取り出せなくなりますか?
BitLockerで暗号化した場合は、回復キーがあればアクセスできる可能性があります。ただし、パスワードも回復キーも失った場合、データの取り出しは非常に困難です。
VeraCryptやハードウェア暗号化USBでも、パスワードやPINを忘れると復旧できない場合があります。パスワードはパスワードマネージャーなどで安全に管理し、回復キーはUSBメモリとは別の安全な場所に保管してください。
Q. BitLockerはWindows Home版でも使えますか?
Windows Homeでは、通常のBitLockerドライブ暗号化は利用できません。USBメモリをBitLocker To Goで暗号化したい場合は、Windows Pro、Enterprise、Educationなどのエディションが必要です。
Windows HomeでUSBメモリを暗号化したい場合は、VeraCryptなど別の暗号化ツールを検討してください。ただし、会社PCではソフトウェアのインストールやUSB利用が制限されている場合があるため、IT部門のルールに従う必要があります。
Q. 暗号化USBメモリを紛失した場合、個人情報漏えいとして報告が必要?
状況によります。適切な暗号化がされており、パスワードや回復キーが第三者に渡らないよう管理されている場合、第三者が情報を読み取ることは困難になります。
一方で、パスワードをUSBメモリ本体に貼っていた、回復キーを同じカバンに入れていた、暗号化方式が不十分だった、暗号化されていないファイルが含まれていた、といった場合は、漏えい等として報告や本人通知が必要になる可能性があります。実際の判断は、社内の情報セキュリティ担当者、法務部門、必要に応じて専門家に確認してください。
Q. 会社のPCではUSBメモリが使用禁止。暗号化でも使えませんか?
会社のセキュリティポリシーでUSBメモリの使用が禁止されている場合、暗号化していても勝手に使用してはいけません。USBメモリには、情報持ち出しだけでなく、マルウェア感染や不正ソフト実行のリスクもあります。
業務上どうしてもUSBメモリが必要な場合は、IT部門や情報セキュリティ担当者に相談し、会社が許可した暗号化USBメモリを、定められた手順に従って使用してください。
まとめ
USBメモリの暗号化は、紛失・盗難時の情報漏えいリスクを下げる重要なセキュリティ対策です。暗号化方式には、USBメモリ本体で暗号化処理を行うハードウェア暗号化と、BitLockerやVeraCryptなどを使うソフトウェア暗号化があります。
Windowsユーザーは、Pro、Enterprise、EducationなどのエディションでBitLocker To Goを使える場合があります。macOSではAPFS暗号化などを使ってUSBメモリを暗号化できる場合があります。Windows Homeや複数OSでの利用では、VeraCryptなどの選択肢もあります。ただし、いずれの方法でも、利用環境や会社のルールに合っているかを確認することが重要です。
暗号化していても、パスワードや回復キーをUSBメモリ本体に貼ったり、同じカバンに入れたりすると、暗号化の効果は大きく損なわれます。実際に、暗号化USBメモリであってもパスワード管理が不適切だったため、閲覧リスクが残った事例があります。
企業では、USBメモリの使用ポリシー策定、会社支給USBメモリへの限定、私物USBの禁止、暗号化方式の基準、台帳管理、紛失時の報告フロー、廃棄時の物理破壊まで含めて運用ルールを整えることが重要です。暗号化と適切な運用を組み合わせることで、USBメモリによる情報漏えいリスクを大きく下げることができます。

























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暗号化されていないUSBメモリは、「鍵のかかっていないカバンに大切な書類を入れて持ち歩く」ようなものです。落としてしまうと、拾った人が中身を見られる可能性があります。一方、USBメモリを適切に暗号化すれば、「鍵付きの金庫に書類を入れて持ち歩く」状態に近づきます。正しいパスワードやPINを知らない第三者が、保存データを読み取ることは難しくなります。