
画像:東京都労働局より引用
東京労働局は2025年8月7日、飯田橋公共職業安定所(ハローワーク飯田橋)にて企業Aの求人申込を本来とは異なる企業Bの求人申込として処理した結果、応募した求職者の個人情報がB社に漏洩したと発表しました。
労働局によると、事案は職員による求人情報の入力ミスが起因です。問題の職員は2025年5月14日、本来とは別のハローワークが処理すべきA社の求人申込みを、域内にある似た名前のB社の求人と誤認し、ホームページに公開。その後、誤った求人に対して求職者が紹介され、B社側に「求職者紹介」の通知が送られたことで、求職者1名の氏名が漏えいする事態となりました。
東京労働局によると、漏えいの原因となったのは、社名の類似による思い込みと、複数の情報で企業を特定する確認作業を怠ったことによるものです。また、入力内容が正しいかを後から検証できるデータが保存されていなかったことも問題と説明しています。
東京都労働局は再発防止策として、飯田橋所に幹部会議を開き全職員に基本動作の徹底を指示しました。また掲載情報を複数の職員で確認し、入力工程のデータを保存するよう改めたほか、全職員に個人情報保護の緊急点検を実施。東京労働局は再発防止策を徹底するとしています。
参照飯田橋公共職業安定所における個人情報漏えいについて|東京都労働局