※この記事は2024年9月に更新されています。
SDカードが突然故障し、大切なデータを突然失ってしまうことがあります。
「SDカードが突然認識しなくなった!」「大切なデータを削除してしまった…」
このような緊急事態を解決するのがSDカードデータ復旧(復元)サービスです。実は日本国内には100社以上のデータ復旧業者が存在するといわれ、復旧業者によって復旧技術のレベルや対応規模、実績も大きく異なるため、①技術力・②信頼性・③サービスの利用しやすさの3ポイントで業者を比較するのがおすすめです。
- 「はじめて利用するのでどこに頼めばいいのかわからない」
- 「技術力が高く、安心して任せられるデータ復旧業者は?」
- 「料金の相場はどれくらい?」
- 「修理会社やメーカーサポートとの違いは?」
- 「口コミや実績、何を基準に選べばいい?」
- 「そもそも業者に依頼せず自力で復旧できないか?」
このような疑問を解消すべく、データ復旧サービスの概要や料金、失敗しない業者選びのポイントを徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください。
SDカードのデータ復旧業者選びで1番大事なのは復旧技術(復旧率)です。データ復旧業者は全国に100社以上存在しますが、技術力は大きく異なります。
数ある業者の技術力を見極めた上で、編集部が特におすすめするデータ復旧サービスはこちらのデジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリーのおすすめポイント
✔復旧率最高値95.2%!全国トップクラスの技術力
✔14年連続データ復旧国内売上No.1
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
国内最大規模の業者で、非常に高い技術力を持ち、診断&見積りを無料で依頼できるので、初めてデータ復旧サービスを利用する方でも安心です。
目次
- 1 SDカードデータ復旧(復元)サービスとは
- 2 SDカードが壊れた原因によってデータ復旧方法が変わる
- 3 SDカードのデータ復元(復旧)はソフトか業者どちらがおすすめ?
- 4 【データ復旧(復元)は一度きり】最初の業者は技術力で選ぶのが復旧成功のカギ
- 5 SDカードデータ復旧(復元)サービスの費用相場
- 6 おすすめデータ復旧(復元)専門業者ランキング
- 7 フリーソフトでSDカードを復旧できる?
- 8 データ復元ソフトの復旧率は?
- 9 技術力が低い可能性大!避けた方がいいデータ復旧(復元)業者の特徴
- 10 データ復旧業者の選び方のポイント3選
- 11 SDカードデータ復旧(復元)専門業者に相談するメリット
- 12 SDカードデータ復旧(復元)専門業者に依頼するデメリット
- 13 データ復旧(復元)サービスの利用時の注意点
- 14 SDカードデータ復旧(復元)専門業者でデータ復旧可能な機器・症状
- 15 データ復旧(復元)専門業者に相談する際の流れ
- 16 データ復旧(復元)サービスの料金システム
- 17 まずは無料の初期診断を受ける
- 18 よくある質問
- 19 関連記事一覧
- 20 まとめ
SDカードデータ復旧(復元)サービスとは
SDカードデータ復旧サービスは、障害が発生したSDカードからデータを復旧するサービスです。
大切な思い出の写真や子供の映像が残ったホームビデオなど、どうしても失いたくない大事なデータを壊れたSDカードから救出してくれるため、急なトラブルでも頼れるサービスです。
ただ、一口に「データ復旧サービス」と言っても、業者によって技術レベルが異なります。対応できる機器・症状・復旧率・復旧スピードが自分の依頼したい内容と見合っているか、しっかり見極めることが大事です。
「安い業者を選んで復旧に失敗し二度とデータが戻らなくなった……」というのはよくある失敗例です。データ復旧業者の選定は慎重に行いましょう。
編集部おすすめのデータ復旧業者を3選ランキング形式で紹介しています。
SDカードは持ち運びが多く壊れやすい
SDカードはそのコンパクトさと持ち運びやすさで現在主流な記憶媒体として使われていますが、その小さなサイズが原因で故障リスクが高い性質があります。
SDカードは非常に薄いため、外部からの圧力や衝撃に弱いです。また、高温や低温の環境、湿気などの気象条件もSDカードの性能に悪影響を及ぼす可能性があります。静電気にも敏感で、不適切な取り扱いがデータ損失を招くこともあります。
SDカードを使用して突然認識しなくなった・折れたなどでデータが読み取れなくなった場合は、すぐにデータを復旧する必要があります。
SDカードが壊れた原因によってデータ復旧方法が変わる
SDカードの「データが突然消えた」「認識しなくなった」などのトラブルが発生する可能性があり、原因を特定して適切に対処する必要があります。
ここではSDカードの故障原因を解説します。SDカードの故障原因は主に以下の2つに分けられます。
- SDカードの論理障害
- SDカードの物理障害
SDカードの論理障害
SDカードのデータが突然消えたり、認識しなくなったりする原因の一つに論理障害があります。論理障害とは、SDカード自体には問題がないものの、記録されているデータやフォルダ構成などに不具合が生じている状態を指します。
論理障害は以下のような誤操作やトラブルが原因で発生するケースが多いです。
- SDカードのデータを削除してしまった
- SDカードをフォーマット・初期化してしまった
- データの書き込み・読み込み中にトラブルが発生した
- SDカードがウイルスに感染した
SDカードのデータを削除してしまった
SDカードからデータが消える一般的な原因の一つは、ユーザーによる誤操作です。大切なデータを誤って削除したことで、データを確認できなくなっている可能性があります。
安心していただきたいのですが、データはSDカードから消えたように見えますが、削除してすぐであれば、データの一部がまだカードに残っている可能性があります。しかし、時間経過や誤った操作によってデータが削除・上書きされてしまうと、SDカードのデータ復旧は困難になります。データを削除してしまった場合、すぐにSDカードの使用を停止して復旧作業をすることが重要です。
SDカードをフォーマット・初期化してしまった
SDカードを誤ってフォーマットまたは初期化すると、カード上の全てのデータが消去されます。フォーマットとは、SDカードを新しいデバイスで使うために必要な操作ですが、作業中に誤って実行されることがあります。
フォーマット・初期化後すぐであれば、データの復旧が可能な場合があります。しかし、フォーマット後にデータが上書きされると、元のデータは復旧が難しくなります。フォーマットしたSDカードは、復旧作業をするまで新たなデータの書き込みを避けることが大切です。
データの書き込み・読み込み中にトラブルが発生した
SDカードの抜き差しを不適切なタイミングで行うことや、電源の突然の切断、システムのクラッシュなどが原因でデータが認識できなくなる可能性があります。これらの操作は、SDカード上のデータの破損やファイルシステムの損傷につながります。
誤操作などと比較してSDカードに発生している障害が重度の可能性が高いため、自力での復旧が難しいケースが多いです。心あたりがある場合は、なるべく早くデータ復旧の専門家に相談する事をおすすめします。
SDカードがウイルスに感染した
パソコンやSDカードがウイルスに感染すると、データの破壊や、ファイルシステムを変更して、データへのアクセスを妨げたりすることがあります。ウイルス感染の疑いがある場合、まずは感染しているか確認し、ウイルスを駆除することが必要です。そのうえでデータを復旧する作業が必要になります。
ウイルスに感染しているときの自力での操作は感染拡大につながる可能性が高いので、自力で対処せずにデータ復旧の専門家に相談しましょう。
ウイルス感染した機器からのデータ復旧が可能なおすすめ業者はこちら
SDカードの物理障害
SDカードの故障原因の一つに物理障害があります。物理障害とは、SDカード自体が「物理的衝撃」「落雷によるショート」「経年劣化」などが原因で物理的に破損し、正常に起動しない状態を指します。
物理的な損傷は、内部の回路やメモリチップに影響を与えるため、自力では復旧することはできず、データ復旧業者に相談してデータを復旧する必要があります。
物理障害は以下のような誤操作やトラブルが原因で発生するケースが多いです。
- SDカードが壊れた・折れた ・落とした
- SDカードが水没した
- 静電気の影響で異常が発生した
SDカードが壊れた・折れた ・落とした
SDカードに対して何らかの物理的衝撃が加わり、壊れた・折れた ・落としたなどのトラブルが発生した場合は、データが読み込めなくなる可能性があります。
壊れたSDカードは、さらに損傷を避けるために、安全な場所に保管してください。また、SDカードが折れた場合、折れた部分に触れると、内部の回路をさらに損傷する可能性があります。見た目に損傷がない場合でも、内部のデータが損傷している可能性があります。
物理障害が発生している可能性が高いので、すぐに物理障害に対応可能なデータ復旧業者に相談しましょう。
SDカードが水没した
SDカードが水に濡れたり、水没したりすると、内部の電子部品が損傷してデータが読み込めなくなる可能性があります。水没したSDカードの対処として、ドライヤーなどで乾燥させようと考えるケースが多いようですが、SDカードは熱にも弱いため、障害が悪化する可能性があります。
乾かしてたとしても、内部の細かい損傷でデータが読み込めなくなっている可能性が高いです。ドライヤーなどで乾かそうとするのはやめ、なるべく早く専門家に相談してデータを復旧する必要があります。
静電気の影響で異常が発生した
静電気はSDカードの内部回路に損傷を与える可能性があります。特に乾燥した環境では、静電気によるリスクが高まります。静電気による損傷は目視で判断が難しいため、専門技術やノウハウを持つデータ復旧業者に相談することが重要になります。
物理障害が疑われる時点で、自力で復旧することは不可能です。また、専門業者の中でも物理障害に対応する設備を保有していない業者もあります。SDカードのデータが復旧したい方は、論理障害も物理障害も復旧できる復旧率の高い業者に相談しましょう。
SDカードのデータ復元(復旧)はソフトか業者どちらがおすすめ?
SDカードのデータ復元(復旧)は、基本的にデータ復元ソフトを利用して自力で復元するか、業者に相談して復元してもらうかの2つの方法が主流です。
結論から言うと、SDカードのデータ復元はデータ復旧業者に相談して復元してもらうのが一番おすすめです。以下ではデータ復元ソフトと復旧業者のメリットを比較して、業者に依頼する方がおすすめな理由について解説します。
- SDカードをソフトで復元するメリット・デメリット
- データ復元サービスで復元する メリット・デメリット
SDカードをソフトで復元するメリット・デメリット
SDカードからのデータ復旧には、専用のソフトウェアを使う方法があります。ソフトで復元するメリットは、手軽にWEB上からダウンロードできる点です。
しかし、デメリットとしてソフトは軽度の論理障害に対してのみ有効で、物理的な損傷や、深刻なファイルシステムの損傷には対応することができません。また、不適切な操作によりデータをさらに損傷させるリスクもあります。
データ復元サービスで復元する メリット・デメリット
データ復元サービスを使うメリットは以下のようなものが挙げられます。
- データ復旧率が高い
- 物理障害でも対応できる
- 失敗のリスクが少ない
- 幅広い種類のデータを復旧できる
データ復旧業者はデータ復元ソフトを用いるよりも、データ復旧率が高いのがポイントです。また、ソフトでは対応できない物理的な故障の復旧も可能な業者があります。反面、デメリットとしては、以下があります。
- ソフトと比較して費用がかかる
- 業者を選ぶのが難しい
データ復旧業者は利用する機会が多いサービスではないため、業者を選ぶのが難しいという点があります。ソフトと業者では、業者に依頼したほうが確実です。業者に相談するのが不安な方のために、SDカードにおけるデータ復旧(復元)サービスの概要からおすすめのデータ復旧業者ランキングまで解説していきます。
【データ復旧(復元)は一度きり】最初の業者は技術力で選ぶのが復旧成功のカギ
データが消えてしまったとき、最初に持ち込む先は【技術力の高い業者】を選ぶことが復旧成功のカギになります。
なぜなら、データ復旧は外科手術と同じで何度もできるものではなく、最初の対応がその後の復旧率を左右するカギであると言われているからです。
焦っていると近所の店舗に持ちこみそうになる気持ちも分かりますが、技術力が低くて復旧に失敗した場合、データが二度と戻ってこなくなる危険性があります。
だからこそ、データ復旧を業者に依頼するときは基本的に「技術力の高い業者」を見極めることを覚えておいてください。
→【2023年最新】技術力が高いデータ復旧業者を見極める8つのポイント
費用・口コミを見て業者を選ぶのはNG?
データ復旧業者についてネットで調べる方も多いと思いますが、口コミの情報も100%完全に信じるのは危険です。ネット上の口コミ評価は匿名性が高い情報のため、口コミ評価だけで良し悪しを判断するのは難しいでしょう。
悪質な業者に引っかかった、後から見積もりと異なる高額な費用を請求されたなどの口コミを見つけて不安になるのであれば、データ復旧業者の技術力が高い業者に依頼するほうが安全です。
詳しくは後述しますが、定額料金制・完全成功報酬制を売りにしている業者は簡易的な作業しか行わない技術レベルの低い業者の可能性が高く、必ずしもデータを復旧できるとは限りません。
データ復旧業者に依頼するのであれば、データを確実に復旧できる技術力があるかどうか見極めることが重要です。
SDカードデータ復旧(復元)サービスの費用相場
データ復旧は、症状や機器によって値段に幅がありますが、最低でも数万円~と考えておきましょう。
相場より安い業者もありますが、あまりに相場とかけ離れた格安の業者はおすすめしません。「安い業者でも成功事例がある」という宣伝を見かけることもありますが、別の業者に丸投げされたり、実際にはちょっとした知識があれば業者でなくても対処できるような軽微な作業しかしてもらえない可能性が高いです。
正確な概算を知りたい方は、無料で見積もりまで出してくれるデータ復旧の専門業者に直接問い合わせてみてください。
SBメモリ・SDカード・スマホ(スマートフォン)のデータ復旧の場合
軽度の障害 | 6,000円~数十万円 |
重度の障害 | 50,000円~数百万円 |
「メモリ系」と言われるSDカードやスマホ、USBといった比較的新しい型の機器は、対応できる業者の数がそもそも少なく、難易度が高いとされています。また、HDDやPCなどと同様に、その業者の技術力に応じて「軽度障害」か「重度障害」かの判定基準が変わる点にも注意が必要です。
データ復旧の費用は状況によって幅がある
復旧費用に幅があるのは、機器の状態によって必要な作業が1件1件異なるためです。特に、難易度の高い復旧に対応している業者ほど作業内容が多岐にわたるため、費用の振れ幅が大きくなる傾向があります。
以下は、データ復旧の費用を算出する指標となる項目です。
データ復旧の費用を左右する項目(※一部)
- 障害の種類(物理障害・論理障害)
- 障害のレベル
- 機器の種類(HDD/SSD/PC/SDカード/USBメモリ/スマホ等)
- 機器の台数
- 交換した部品代
- 作業にかかった時間
- 納期までの期間(特急料金が上乗せになる場合も)
- 取り出せたデータの内容(希望のデータが取り出せたかどうか)
- 何社目に依頼したか
料金相場のより詳しい内容は以下の記事を参考にしてください。
おすすめデータ復旧(復元)専門業者ランキング
ここまで、データ復旧業者を選ぶポイントを解説してきました。国内には100社を超えるデータ復旧専門業者が存在し、その中から専門業者を選定することは難しいです。今回は上記のポイントを押さえた上で、多くの実績があり技術力がトップレベルで安心して依頼できるおすすめのデータ復旧業者を厳選しました。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧専門業者のなかで14年連続データ復旧国内売上No.1の最大手のデータ復旧専門業者です。
対応製品 | ■記憶媒体全般 ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等 |
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復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
設備 | 復旧ラボの見学OK クリーンルームクラス100あり 交換用HDD7,000台以上 |
特長 | ✔データ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1 ✔復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 ✔官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績 ✔相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) ✔365日年中無休で復旧対応 |
所在地 | 本社:東京都六本木 持込み拠点:横浜、名古屋、大阪、福岡 |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
デジタルデータリカバリーの復旧技術力
デジタルデータリカバリーの復旧率最高値は95.2%で、非常に高い技術力を有しています。
データ復旧専門サービスの中でも規模が非常に大きく、依頼の8割を48時間以内に復旧しており復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があり、他社で復旧不可とされた機器の相談件数も累計7,000件を超えているので、困ったらまずデジタルデータリカバリーに相談するのがおすすめです。
警視庁からの表彰実績、東京都からの技術革新による表彰実績もあり、日本全国から寄せられる最高難易度の障害復旧にも対応する信頼できる業者といえます。法人対応にも強く、秘密保持契約などのセキュリティ面もしっかりしています。
より詳細な情報は公式サイトに記載されているので、気になる方は以下のリンクからご確認ください。
デジタルデータリカバリーの復旧費用
デジタルデータリカバリーの復旧費用は以下の通りです。より具体的な費用は、無料の初期診断・見積もりで確認できます。
500GB未満 | 5,000円〜 |
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
依頼前の初期診断は無料で受けられるので、依頼を検討している場合はまず電話かメールで相談してみることをおすすめします。
対応SDカードメーカー一覧 | ||
・Sandisk ・KIOXIA(キオクシア) ・Kingston ・Sony ・I-O Data ・ESSENCORE ・Panasonic ・Transcend ・Toshiba ・Buffalo ・Silicon power ・エレコム ・HI-DISC ・Team ・SUPER TALENT |
・radius ・ADATA ・プリンストン ・リーダーメディアテクノ ・レキサーメディア ・ADTEC ・JVC ・富士フイルム ・サムスン ・HP ・ロジテック ・セルスター ・BLUEDOT ・ダダンドール |
・アクシス
・ケンウッド ・LZeal Information Technology ・KINGMAX ・PQI ・innowa ・三菱ケミカルメディア ・TDK ・旭東エレクトロニクス ・UMAX ・ソフトバンクC&S ・ペンタックス ・任天堂 |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
デジタルデータリカバリーの口コミ評価
デジタルデータリカバリーの口コミをX(旧Twitter)で調査したところ、以下のような投稿がありました。
ブログにも書きましたが…ようやくデータ復旧を確認出来て、現在、復元データHDDから新しいHDDにデータ移行中です。(`・ω・´)ゞ
今回お世話になった「デジタルデータリカバリー」さんには大感謝です。ありがとうございました。m(_ _)m
— ま~坊【声優・ナレーター】@多忙につき反応鈍めです (@mahbow1980) October 23, 2019
今回依頼した業者さん、デジタルデータリカバリーさんなんですけど
本当に本当に対応も良くて……大切なデータが消えて諦められない時はぜひ— にしむー (@nsm_246_) March 25, 2021
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
おすすめ1位のデジタルデータリカバリーのサービスの特徴・評判などを徹底調査した記事はこちらです。
パソコン救急バスターズ
公式HPパソコン救急バスターズ
パソコン救急バスターズは、株式会社バスターズが運営しており埼玉県にデータ復元センターを置く業者です。パソコンの総合メンテナンスサービスを展開しており、データ復元サービスだけでなくパソコンの販売・修理や保守、その他ホームページ作成などパソコン関連全般に対応しています。
データ復旧サービスの対応機器は、パソコンの内蔵HDD・SSDだけでなく、NAS・サーバーやUSBメモリ、SDカード、レコーダーなどです。
依頼前の診断料や送料・出張費用といった初期費用が必要になる点はネックですが、ウイルス駆除や購入した機器の設定などのサポートオプションメニューがあるので、パソコン関連全般のサポートを依頼したい時に利用するのがおすすめです。
パソコン救急バスターズの復旧費用
HDD論理障害 | 30,000円〜(+初期診断料 3,000円) |
HDD物理障害 | 100,000円~(+初期診断料 3,000円) |
SSD | 50,000円~(+初期診断料 3,000円) |
パソコン救急バスターズの特徴
特徴 | ✓JR大宮駅までの送迎サービスあり ✓出張・持ち込み可能 ✓営業時間:年中無休9:00~20:00(※年末年始除く) |
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所在地 | 埼玉(本社)、千葉、神奈川、群馬、福島、宮城、京都、兵庫 |
パソコン救急バスターズの口コミ・評判
仕事用のパソコンのデータ復旧をIT・パソコン救急バスターズさんに依頼しました。初めての出来事だったので、不安がありましたが、スタッフさんがとても親切に対応してくださったので安心して任せることができました。-生活110番
オータムサポート
公式HPオータムサポート
オータムサポートは、パソコン修理会社である株式会社オータムテクノロジーが運営するデータ復旧サービスです。
パソコン修理業だけで20年以上の歴史があり、復旧サービスにおいてもPC・ハードディスク・USB・SDカード・RAIDといった機器からの復旧に対応しています。
サイト上には「※当店では物理故障の媒体からデータを取り出すことはできませんので、ご了承ください。」という記載があるため何でも対応してもらえるとは言えませんが、論理障害の場合は難易度ではなく容量によって費用が決まるようです。
機器の持込も可能です。営業時間は月曜日~土曜日の10:00~19:00と記載があるため、早朝・夜間や日曜日の相談ができない点はネックであるものの、予約なしの来店でもその場で初期診断してもらえるそうです。
心配であれば他の業者とあわせて見積もりを依頼するのもおすすめです。
オータムサポート復旧費用
パソコン(ノート・デスクトップ) | 6,600円~30,800円 |
ハードディスク | 44,000円~99,000円 |
USBメモリ・SDカード | 6,600円〜24,000円 |
オータムサポート特徴
特徴 | ✓PC修理業20年以上 ✓論理障害は容量のみで価格を決定 |
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所在地 | 東京 |
オータムサポートの口コミ・評判
HDDの故障やメモリーカードの故障の復旧に強い。明朗会計です。-Google Map
データ復旧業者のおすすめランキングTOPに戻そもそもる↑
フリーソフトでSDカードを復旧できる?
データ復元ソフトの中で無料で使用できるフリーソフトですが、有料ソフトや専門業者と比べて、機能面でどのような差があるのでしょうか?
今回は無料で使えるフリーソフト5選の機能を紹介して、そもそも復旧可能なのか解説します。
フリーソフト5種の機能を紹介
無料で使えるフリーソフトはWEB上に多数存在します。その中でも今回は厳選した5つのフリーソフトの機能について解説していきます。
- FonePaw
- ファイナルデータ11 プラス
- Recuva
- EaseUS Data Recovery Wizard Free
- Stellar Data Recovery
FonePaw
FonePaw はUSB・HDD・外付きHDD・SDカードからデータを復元できるデータ復元ソフトです。FonePawの製品は、すべて無料試用版・無料体験版をダウンロードすることができます。
名称 | FonePaw データ復元 |
機能 |
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制限 |
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対応機器 | SDカード・スマホ・USB・HDD・外付けHDDなど |
ファイナルデータ11 プラス
「ファイナルデータ11 プラス 無料体験版」では、HDDやSDカードを認識しない、PCが起動しない、データを消してしまった時にデータのデータの復旧可能性を調べることができます。
名称 | ファイナルデータ11 プラス 無料体験版 |
機能 |
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機能制限 |
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対応機器 | HDD・USB・SDカード・外付けHDD・PCなど |
Recuva
Recuvaは元々イギリスのPiriform社が開発したWindows向けの復旧ソフトで、インストールしなくても利用できる便利なツールです。データ復旧だけでなく、ファイルの完全削除までできます。
名称 | Recuva 無料版 |
機能 |
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機能制限 |
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対応機器 | PC・HDD・USB・SDカード・外付けHDD |
EaseUS Data Recovery Wizard Free
EaseUS Data Recovery Wizard Freeは、EaseUSが提供しているフリーソフトです。フリーソフトの中では復元機能があるため、少しのデータであれば復元が可能です。しかし、復元できる容量に制限があります。
名称 | EaseUS Data Recovery Wizard Free |
機能 |
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機能制限 |
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対応機器 | 外付けHDD・SDカード・USB・内臓HDD |
Stellar Data Recovery
Stellar Data RecoveryはWindows 11/10/8/7 と互換性があり、様々な状況下で失われたデータを復元するために設計されたツールです。無料バージョンでは、ツールをダウンロードし、インストールするだけで利用が可能です。
名称 | Stellar Data Recovery |
機能 |
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機能制限 |
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対応機器 | HDD・SDカード・USB・外付けHDD |
データ復元ソフトの復旧率は?
データ復元ソフトに対応している障害である場合、ソフトを使用することでデータを取り出すことができる場合があります。安価にデータを取り出せる可能性のあるデータ復元ソフトですが、復旧率はそれほど高くなく、実際の復旧率は10~30%程度とも言われています。
基本的にデータ復元ソフトは誤って削除した・ゴミ箱のデータを消してしまったなど軽度の論理障害にしか対応できず、物理障害の疑いが少しでもあるときは使用を控えることを推奨します。
また、ソフトの種類によっても性能が異なり、対応しているファイルシステムや機器の種類なども違うため注意しましょう。
SDカードで利用できるデータ復元ソフト
SDカードに対応しているデータ復元ソフトの種類は以下のようなものがあります。
- Wondershare Recoverit
- PhotoRec
- PhotoRescue
- ファイナルデータ10プラス
- Recuva
- DataRecovery
- ファイナルデータ
また費用に関しても無料で使用できるフリーソフトもあれば、有料ソフトも存在します。特徴は以下で解説します。
無料から有料まで様々で、ソフトによって復元率や復旧スピード、復旧できるデータ量が異なります。復元率や復元ファイル数はソフトの設定次第ですので、操作をしやすいデータ復元ソフトを選択することがおすすめです。
- フリーソフト(無料)
- 有料ソフト
フリーソフト(無料)
無料のデータ復旧ソフトウェアは、無料で利用できる点がメリットです。フリーソフトはWEB上にも複数あるため、ソフトによって機能が異なります。
しかし、ほとんどのフリーソフトには、以下のような機能制限があります。
- データ復元量の制限
- ファイルタイプの制限
- テクニカルサポートの欠如
- スピード制限 など
限られたデータしか復元できないことや、データが文字化けして復元されるなどのリスクがあります。それ以上の機能を使用したい場合には、有料ソフトをおすすめされるケースが多いです。フリーソフトでは機能不足の可能性が高いので、大切なデータにはなるべく使用しないようにしてください。
有料ソフト
有料版のデータ復元ソフトであれば、「データを誤って削除した」などの軽度の論理障害野データを復元できる可能性が十分にあります。有料版のソフトとフリーソフトの違いは以下の点です。
- 無制限にデータを復元できる
- 多様なファイルタイプに対応可能
- 破損したファイルの復元が可能 など
しかし、有料ソフトであっても万能ではないため、物理障害や重度の論理障害には対応できません。そのうえ機能が複雑で、初心者には扱いが難しいため、PCやデータ復元に関する知識が必要になる可能性があります。また、最新のOSや特定のシステム設定との互換性がないものもあります。
大切なデータを復旧したい場合は、ソフトを使用するよりも業者に相談したほうが確実です。
データ復元ソフトを使用するときの注意点
データ復元ソフトを使用する際は、以下の2点に注意しましょう。
- データ復元ソフトに対応していない障害の場合はデータを失うリスクあり
- 一定以上のリテラシー(知識)がないと操作が難しい
データ復元ソフトに対応していない障害であった際、症状が悪化し、最悪の場合データを失ってしまうという点です。ソフトのインストールや誤操作、機器の動作による内部破損の進行などが原因で悪化してしまいます。
また、ソフトの使用にはリテラシーが必要であり、操作を誤った場合にも正常なデータの紛失や障害のあるデータの悪化が起きてしまいます。
また、データ復旧は処置をすればするほど復旧難易度が上がっていきます。安易にデータ復元ソフトを使用するよりも、一度、無料相談を受け付けているデータ復旧専門業者に問い合わせてみることを検討してみてください。
データ復元ソフトを使用できる症状・できない症状
データ復元ソフトは、基本的に軽度の論理障害(誤削除・ゴミ箱からデータを削除した・ウイルス感染など)にしか使えません。部品が物理的に損傷した状態でソフトを使用すると、かえって進行させてしまう可能性が高いため注意が必要です。
データ復元・復旧ソフトを使用できる症状の例
以下のような症状であれば、データ復元ソフトによって復元できる可能性があります。以下の例に当てはまらない問題が発生している場合、基本的にソフトを使用しても復元は難しいです。
- データを誤って削除・フォーマットしてしまった
- パーティションを消してしまった
- ゴミ箱の中身を空にしてしまった
- HDDのドライブ名が「回復」となっている
- HDDの容量が30GBくらいになっている
また、上記の症状であれば100%復元できるというわけではなく、使用した結果状態が悪化する可能性もあります。
データ復元・復旧ソフトを使ってはいけない症状の例
以下のような症状がある場合、重度のデータ障害が発生している恐れが高く、データ復元ソフトによる対応は原則として不可能です。
- CRCエラー(巡回冗長検査エラー)のメッセージが出る
- カチカチ・カタカタと異音がする
- データを消してからしばらく作業を続けた
- 衝撃を与えたHDD・SSDからデータを取り出す
- HDDやSDカード、USBメモリが認識しない
これらの症状がみられるときは、すぐに通電をやめてデータ復旧の専門業者に相談しましょう。
技術力が低い可能性大!避けた方がいいデータ復旧(復元)業者の特徴
データ復旧業者の選定ポイントの前に、まず避けた方がいい復旧業者の特徴を解説します。
データ復旧サービスを依頼する際は、業者に確かな技術力があるかを見極めるのが最も重要です。データ復旧は非常に専門的な技術であり、エンジニアの技術・設備・経験値には意外にも大きな差があるものです。データ復旧の技術力が低い可能性がある業者は、下記の特徴に当てはまることが多いため、避けるようにしてください。
データ復旧の技術力が低い業者の特徴
- 復旧ラボや社内の様子が非公開の業者(見学ができない、HPに社内の写真がない等)
- 復旧エンジニアの人数が少ない、機器別の専門エンジニアがいない業者
- 完全成功報酬・定額制の料金形態を採用している業者
- ネット上での口コミを売りにしている業者
- 定額制の料金形態を採用している業者
復旧ラボや社内の様子が非公開の業者(見学ができない、HPに社内の写真がない等)
データ復旧業者の規模は差が大きく、残念ながら業者によっては復旧設備を社内に保有していなかったり、すべて海外業者への外注や、復旧ソフトを使用するのみで作業を行わない業者も存在します。しかし、素人目線ではネット上の情報だけでこれらの実態を見極めるのは至難の業です。
一つの判断基準として、実際に自社で復旧作業にあたっている復旧業者は、社内見学OKとしているようです。また、メディアで紹介されていたり、HPやSNS等で復旧設備や社内ラボの様子を発信している業者は信頼できるといえます。裏を返せば、社内見学ができなかったり、設備を一般公開していない業者は実態が確認できない可能性が高いため避けたほうがいいでしょう。
復旧エンジニアの人数が少ない、機器別の専門エンジニアがいない業者
HDDメインのデータ復旧業者は多く存在しますが「SDカード等のメモリ機器はHDDとはデータ保存の仕組みが違うため対応できない」と断られてしまうケースもあります。これは、機器によって必要とされるデータ復旧の技術やノウハウも異なるということです。
実際にデータ復旧業者では、業者によって対応できる障害レベルの範囲や、対応機器が大きく異なっています。これは病院に例えればどのような症状にも対応できる総合病院か、特定の診察を行う診療所のような差があるといえるでしょう。業者に復旧を依頼する際は「自分の機器の復旧を行えるエンジニアが在籍しているか」「復旧設備の体制が整っているか」を見極めるのが重要なポイントになります。
技術力の高い業者
- 復旧技術を高めるために機器の種類や障害ごとに専門チーム体制を敷いている
- 復旧エンジニアの人数が多い(30名以上~)
- 相談実績20万件以上~等、経験が豊富でノウハウが蓄積されている
技術力の低い業者
- 数人しかエンジニアが在籍していない
- 社内にエンジニアがおらず全て外注している
- 特定の機器の復旧しか対応していない
業者の技術力や規模を把握するおすすめの方法
- 運営会社の「社員数」を調べる
- 相談時に「在籍しているエンジニアの人数は何人か」や「どういうエンジニアが復旧にあたるのか」「技術開発で公的な表彰実績があるか」等、実態がわかる質問をしてみる
ネット上の口コミなどからは見極めづらい、「本当に技術力が高いデータ復旧業者を見極める8つのポイント」については下記で詳しく紹介しています。
完全成功報酬・定額制の料金形態を採用している業者
データ復旧業者の料金形態の中でも、完全成功報酬制・定額制の料金形態を採用している業者には注意しましょう。データ復旧費用は作業内容と連動するため、定額制では事前に作業内容が決まっていたり、完全成功報酬制の業者ではそもそも簡単な依頼しか受け付けてもらえず復旧を断られるケースが多いことが予想されます。
完全成功報酬制でも復旧率が非開示だと危険!
完全成功報酬制(完全成果報酬制)や一律定額制を一番の売りにしている業者の場合、簡易的な作業しか行わない技術レベルの低い業者の可能性が高いため注意が必要です。
完全成功報酬制とは?
定額成功報酬制とは、復旧作業に成功した場合のみ費用を請求し、失敗したら作業費も含めて費用が¥0になる料金システムのことです。費用面でリスクが低い一方で、難易度の高い依頼はそもそも断られてしまうというケースもあります。
業者を選ぶ際に「どれくらいの確率で復旧できるのか?」という点は非常に重要です。
完全成功報酬制の場合、復旧に失敗したら費用が0円になる仕組みですが、どれだけ復旧に成功/失敗しているのか、復旧率も提示しなければ、業者の真の実態はわかりません。
実際に調査してみたところ、完全成功報酬制を謳っている業者で復旧率や復旧設備を公開している業者は1社もありませんでした。
これでは本当に復旧できているのか、そもそも自社内で復旧しているのかも不透明です。「完全成果報酬制だから安心」と謳う業者もありますが、冷静に業者の実態を見極めましょう。
完全成功報酬制の業者で考えられるリスク
- 「完全成功報酬制」で安心を謳うことで宣伝材料とし、自社の技術レベルが低いデメリットを隠している
- 市販の復旧ソフトでも復旧できる簡易的なレベルの作業しか引き受けず、作業工数がかかる専門的な復旧作業には対応できない
復旧に失敗されて、被害を被るのは依頼者側です。復旧に失敗すると、その後の復旧可能性を大きく下げ、最悪の場合完全にデータを消失する結果にもなり得ます。
このような事態を避けるためにも、一番初めに最も復旧可能性の高い業者へ依頼することが大切です。
定額制の料金形態を採用している業者
最近は、「データ復旧を定額制で行う」という業者も登場しています。
しかし、定額制の料金体系にはメリット・デメリットの両面が存在します。メリットは、事前に料金が決まっているので安心な点です。しかし、市販の復旧ソフトで復元できる程度の障害しか対応していない場合もあり、重度の障害には定額料金内で対応できないため、追加費用を請求されることがあります。
最初から技術力の確かな業者に依頼すれば軽度障害から重度障害まできちんと対応してもらえます。障害の程度は素人が見ただけでは判断できないので、復旧率を下げないためにも安易な自己診断は避けましょう。きちんと個別の復旧プランを提示している業者に見積を出してもらってから、どこに依頼するか決めても遅くはありません。
ネット上での口コミを売りにしている業者
口コミ・評判だけを見て業者を選ぶと、思わぬ落とし穴にはまってしまうリスクがあります。また、料金プランと同様に、口コミ評価の良さだけを売りにしている業者も、復旧実績が非公開なのであれば、技術力が低い可能性があります。
口コミにはサクラや嫌がらせが混じっている可能性もある
- ネット上の口コミは基本的に匿名のため信ぴょう性が低い
- 場合によってはサクラやいやがらせを目的とした悪質な口コミの可能性もある
- 一部のデータ復旧業者ではいい口コミを書くことを条件に値引きを交渉する悪質な業者も存在する
等を考慮すると、ポジティブな内容であってもネガティブな内容であっても、口コミの評価は参考程度に留めるのがいいでしょう。何社かの口コミを調査したところ、残念なことに一部の業者には同業他社からのいやがらせ目的と思われるような悪質な口コミも見受けられました。データ復旧業者の口コミと、本当に優良な業者はどこなのか実態調査した結果は以下の記事で紹介しています。詳しく知りたい方はご覧ください。
データ復旧業者の選び方のポイント3選
データ復旧業者に相談する機会というのはそう多いものではありません。いざ業者に相談しようとすると、どの業者に相談すればいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、データ復旧業者の選び方のポイントを3つに分けて解説します。
- 【ポイント1】データ復旧(復元)業者の技術力を見極める
- 【ポイント2】信頼できる復旧(復元)業者かを見極める
- 【ポイント3】サービスの利用しやすさを見極める
【ポイント1】データ復旧(復元)業者の技術力を見極める
データ復旧業者の技術力を見極めるポイントとして、たとえば下記のような項目があります。
- データ復旧の技術力が高く、復旧実績が多数ある(数値や指標で明示している)
- 海外からの技術導入を積極的に行っている
- 他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が多数ある
- データ復旧に必要な設備や部品を保有している
- 復旧ラボを自社内に保有し、公開している
- 対応できる機器の種類や症状が豊富である
- 優秀な復旧エンジニアが多数在籍し、機器ごとの専門に分かれている
- 初期診断・復旧スピードが速い
- 研究開発などの取組みが第三者(公的機関)に認められた実績がある
このような観点でよく名前を聞く5社を比較してみると、WEB上でしっかり情報を公開している業者は思いのほか少ないことが分かりました。
サービス名 | デジタルデータ リカバリー |
パソコンドック24 | データレスキュー センター |
A1 Data | アドバンス デザイン |
---|---|---|---|---|---|
復旧実績 | ✓復旧率95.2% ✓相談件数 41万件以上 ✓他社不可 7,000件 ✓官公庁・法人 1万社以上 |
✓復旧率非公開× | ✓復旧率非公開× ✓受付件数 15万件以上 |
✓復旧率非公開× ✓復旧件数 7万件以上 |
✓復旧率非公開× ✓大手法人 1,000社以上 |
設備 | ✓クリーンルーム (クラス100) ✓ドナーHDD 7,000台以上 |
×
なし |
×
なし |
✓クリーン ベンチ ✓ドナーHDD 2万台以上 |
✓クリーンルーム |
ラボ公開 |
○
公開・見学可能 |
×
非公開 |
×
非公開 |
×
非公開 |
×
非公開 |
従業員数 (エンジニア 人数) |
164名 (約40名) |
29名(-) | 23名(-) | 66名(-) | 20名(-) |
初期診断・ 復旧スピード |
【初期診断】 最短5分 【復旧】 80%を48時間 以内に完了 |
【初期診断】 非公開 (※一部有料) 【復旧】 非公開 |
【初期診断】 6~48時間 (※一部有料) 【復旧】 非公開 |
【初期診断】 1~3日 【復旧】 非公開 |
【初期診断】 1~3日 【復旧】 非公開 |
受付時間 | 年中無休 24時間受付 |
※店舗により異なる | 年中無休 9:00~18:00 |
平日のみ 24時間受付 |
平日のみ 9:00~17:30 |
(※2023年7月時点の情報)
また、復旧率が非公開の業者は、復旧スピード・復旧ラボの設備規模・エンジニア人数も非公開だったため、全体像がつかみづらい印象でした。
デジタルデータリカバリーの在籍エンジニア人数を参考にすると、他の業者のエンジニアは2~3名ほどとかなり少ないかもしれません。技術力の高い業者を見極めるうえでWEB公開情報は貴重な判断材料になります。
【ポイント2】信頼できる復旧(復元)業者かを見極める
技術力以外にも、その業者が信頼できる業者かどうかは気になるところです。データ復旧業者が信頼できるかを見極めるために、具体的には下記のような点に着目するといいでしょう。
- 大手法人や官公庁の取引実績が多数あり、運営会社が信頼できる
- サービス対応が丁寧で信頼できる
- プライバシー認証(ISO27001・Pマークなど)の取得等、セキュリティ対策が徹底されている
- 復旧ラボへの持込み・見学が可能(作業風景を外部に発信・公開している)
大手法人や官公庁の取引実績やプライバシー認証の取得状況、機器の持ち込み可否についてはHPから確認してみてください。
【ポイント3】サービスの利用しやすさを見極める
データ復旧サービスの利用しやすさを見極める項目としては、下記があげられます。
- 土日祝日の復旧対応や夜間窓口があり、相談しやすい
- 出張での復旧に対応している
- 依頼前の初期費用がかからない
- 特急料金がかからない
- データ納品時の追加費用がかからない
緊急対応が可能、無駄なコストが抑えられるなど、データ復旧業者に依頼するときに嬉しいサービスもあります。依頼前にHPなどを確認しておくことをお勧めします。
これらの業者を選ぶポイントについては、以下の記事でより詳細に解説していますので、是非チェックしてください。
SDカードデータ復旧(復元)専門業者に相談するメリット
データ復旧専門業者には以下のようなメリットがあります。
- 確率の高い安全なデータ復旧が可能
- 早急なデータ復旧が可能
- データ復旧ができなかった場合、費用が発生しない場合がある
確率の高い安全なデータ復旧が可能
データ復旧専門業者では、これまでに対応してきた案件や専門的な知見による、正確な初期診断をすることができます。正確な初期診断をすることで、適切な対処法を導き出し、その対処法が可能な設備・技術を持ち合わせています。
繰り返しになりますが、データ復旧は処置をすればするほど、難易度は上がっていきます。個人での作業を行う前に、一度データ復旧の専門業者へ相談してみてください。
早急なデータ復旧が可能
データ復旧専門業者では、個人で行うよりもスピーディーなデータ復旧が可能です。専門業者にはこれまでに多くの症状・機器の復旧を行ってきたエンジニアが在籍しています。また、機器の状態によっては部品の交換などが必要になることがあり、海外から取り寄せるだけで数週間もかかることもあります。
設備の規模やストックしている交換用部品の数なども復旧のスピードに大いに関係しており、個人や市販のツールによるデータ復元よりもデータ復旧業者の方が早急にデータを復元できます。
どのような障害であっても、最速でデータ復旧を行うのであれば、専門業者に相談するのが最善です。
データ復旧ができなかった場合、費用が発生しない場合がある
上述したようにデータ復旧専門業者の中には、初期費用が発生しない専門業者も存在します。それに加えて、復旧作業に着手をした後でも、データ復旧に失敗した場合は復旧作業費が請求されない場合があります。
データ復旧ができるに越したことはありませんが、専門業者でも復旧率が100%ではないので、復旧が難しい場合があります。そのような場合でも、成功報酬制を採用している場合は復旧費用がかからず、初期費用も無料である場合は完全無料でデータ復旧を試みることができます。
データ復元ソフトの使用など、個人の作業では、データが復旧できなくてもソフトの代金が返ってくることはないため注意しましょう。
SDカードデータ復旧(復元)専門業者に依頼するデメリット
データ復旧専門業者には以下のようなデメリットがあります。
- 個人での作業よりも費用がかかる場合がある
- 技術力の低い業者も存在する
- データの中身が見られるため信頼できない業者に依頼するとリスクが高い
個人での作業よりも費用がかかる場合がある
データ復旧専門業者に依頼する際は、最低でも数万円、機器や症状によっては100万円を超える場合もあります。そのためデータ復元ソフトに比べて、データ復旧の費用が高くなってしまう場合があります。
しかし、復旧作業は、処置を重ねれば重ねるほど復旧難易度が上がってしまいます。一度、無料で見積もりまで出してくれるデータ復旧専門業者に相談し、自身のデータの重要度に合わせた対処を考えてみてください。
技術力の低い業者も存在する
データ復旧専門業者の中には、技術力が高く復旧率が高い業者が存在する一方で、技術力が低い業者も存在します。そのような業者に依頼してしまうと、その後の復旧難易度が上がるだけではなく、完全にデータを失ってしまう場合もあります。また、そのような業者は復旧率や実績を明示していない場合が多く、技術力が低いことに気づきにくいです。
「家から近いから」「メーカーの保証サービスに付帯していたから」「費用が安価だから」といった理由で業者を選定するのではなく、上記で紹介したポイントを押さえているか、しっかり確認しましょう。
データの中身が見られるため信頼できない業者に依頼するとリスクが高い
データ復旧の際、作業の中でデータの中身を見られてしまうため、業者選びも慎重に行う必要があります。どうしてもデータの中身を見られたくない場合はデータ復旧業者への依頼は難しいでしょう。
仕事のデータなど外部に漏らしてはいけないデータを復旧する場合は、セキュリティ体制がしっかりした業者に依頼することが大切です。
データ復旧(復元)サービスの利用時の注意点
記憶媒体が故障した際に、誤った対処をしてしまうと、記憶媒体に発生している症状が悪化し、最悪の場合にデータが取り出せなくなってしまう可能性があります。
取り出せたはずのデータが取り出せなくなってしまっては本末転倒ですので、対処する際の注意点を紹介します。注意点は以下のようなものがあります。
- 修理サービスとデータ復旧サービスは目的が異なる
- 機器に異常を感じた時点で通電しない
- 業者によって技術力・実績・対応可能機種が異なる
- HP上で情報が少ない業者は怪しい
修理サービスとデータ復旧サービスは目的が異なる
記憶媒体が故障し、データを取り出せなくなってしまった場合でも、メーカーによっては修理サービスを受けられることがあります。
しかし、「データ復旧」と「機器修理」はそもそもの目的が異なるため注意しましょう。データを復旧したいのにも関わらず、機器修理サービスに依頼してしまうと、「取り出せたはずのデータが痕跡すらなくなる」という事態にもなり得ます。下記に、それぞれの目的を紹介しますので参考にしてください。
データ復旧サービス
SDカードなどの記憶媒体から、「データを取り出す」ことを目的としています。そのため、記憶媒体の動作の回復はされない場合が多いです。バックアップがない場合や、バックアップデータごと消えてしまった場合はデータ復旧サービスに相談しましょう。
修理サービス
SDカードなどの記憶媒体の「動作を回復させる」ことを目的としています。そのため、データが保存されている部分に損傷がある場合は、その部分を交換等で正常な部品に入れ替え、故障していた記憶媒体が使えるようになります。しかし、データは破棄されてしまうので、必要なデータが1つでもある場合は、依頼を避けましょう。
修理サービスで機器の初期化が行われると、データの復旧が不可能となるケースが多いため、1つでも必要なデータがある場合は、先にデータ復旧業者へ相談してみてください。
機器に異常を感じた時点で通電しない
データ復旧業者に依頼するまでの間に、本当に故障しているのか疑問で接続するかどうかを試してしまいがちです。
しかし、故障している機器に対して通電をしてしまうと、機器自体にも保存しているデータにも悪影響を与え、発生している症状を悪化させてしまう可能性があります。
機器に異常を感じた時にはなるべくそのままの状態で保管して、早急にデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。
業者によって技術力・実績・対応可能機種が異なる
業者を選ぶ時には、データ復旧の技術力・実績・対応可能機種が業者によって異なることを念頭に置いて業者を選択する必要があります。
復旧してほしい機器・症状にそもそも対応していない業者に依頼しても復旧することができないうえに、復旧実績が少ないような対応力の低い業者で復旧作業をしてしまうと、復旧失敗してしまう可能性があります。
依頼する前に以下のような項目を確認しておくといいでしょう。
- 業者が自分の機器の症状に対応可能か(HDD・SSD・USBメモリ・SDカードなど)
- 幅広い症状の復旧に対応可能か(物理障害・論理障害)
- 復旧実績が何件くらいあるか
復旧できなかった場合には、技術力の高い業者に再度依頼しなければならないので、時間もお金も労力も二度手間になってしまいます。HPなどに情報が載っているかと思うので、依頼する前にチェックしましょう。
HP上で情報が少ない業者は怪しい
HP上に復旧率や復旧実績、対応可能な機器や症状、料金形態などが紹介されている業者はサービスの内容が分かりやすい上に、依頼者に対して情報を公開している分良心的だといえます。
業者が公開している情報は、あくまでも「業者の強み」が中心です。HPに情報が少なかったり重要な情報が載っていない場合は、実際に依頼するタイミングで事前に知らされていない追加料金があったり、土日は復旧作業を進めてもらえず思ったより時間がかかってしまったりと、後からマイナスな点が発覚するリスクがあります。
最低限、以下の情報があるかどうかを見ておきましょう。
- データ復旧率
- 復旧実績
- 自社復旧ラボの様子
- 過去の復旧事例
これらの情報を公開していない業者は技術力が低い可能性があります。より多くの情報を公開している業者は依頼後のギャップも少なく安心です。
SDカードデータ復旧(復元)専門業者でデータ復旧可能な機器・症状
データ復旧専門業者でデータ復旧可能な機器には以下のようなものがあります。しかし、すべての専門業者が、すべての機器に対応しているわけではないため注意しましょう。
- SDカード
- USBメモリ
- microSDカード
- CFカードなどの小型記憶媒体
SDカード・USBメモリ・microSDカード・CFカードなどの小型記憶媒体
USBメモリ、SDカード、microSDカード、CFカードなどの小型記憶媒体もデータ復旧専門業者でデータを復旧することができます。紹介した機器は「NAND型フラッシュメモリ」と呼ばれる記憶媒体であり、復旧の難易度が他の機器に比べ、高い場合があります。メモリ系の物理障害(折れる・曲がる等)には対応していない専門業者も存在するので注意しましょう。
症状ごとの対処法はこちら
データ復旧(復元)専門業者に相談する際の流れ
データ復旧専門業者に依頼した際の一般的な流れは、次の通りです。
- 問い合わせ(電話やメール)
- 診断・見積もり(機器を持ち込むか郵送してエンジニアが診断・費用の概算見積りをもらう)
- 復旧作業(エンジニアによる復旧作業。作業時間は診断・見積もり時に確認)
- 引き渡し(データ引き渡し用のHDDに入った状態で戻ってくる)
もし依頼をキャンセルする場合は、「2.診断・見積もり」の段階で機器を返却してもらいます。しかし、中には診断に費用がかかるデータ復旧業者もあるため、「復旧できないのに診断費用が発生してしまう」ということになりかねません。
依頼前に無料診断を行ってくれる業者であれば、無料で見積もりまで確認してから依頼するかどうか決定することもできます。作業工程はデータ復旧専門業者によって異なる場合があるため、問合せ段階で確認してみましょう。
復旧作業について
データ復旧専門業者では、個人での作業では不可能な作業をすることができます。そもそも、記憶媒体の障害は大きく「物理障害」と「論理障害」の2つに分けられます。
「物理障害」とは、記憶媒体を落下・水没させた、経年劣化による故障といったように、機器自体が壊れている障害を指します。機器自体が損傷しているので、「認識されない」「エラーメッセージが出る」といった症状があります。
「論理障害」とは、データの削除、フォーマット、暗号化といったように、保存されているデータが壊れている障害を指します。保存されているデータが損傷しているので、「エラーメッセージが出る」「ファイルが開けない」「文字化けしている」といった症状があります。
それぞれの作業の流れは以下の通りです。
物理障害の場合
物理障害であることが判明すると、どこの部品が破損しているかを特定します。その後、該当する部品の交換を行います。
部品交換が終わると、データの抽出作業に移ります。1回の部品交換で抽出できなければ、2回目の部品交換。2回目の部品交換で出来なければ、、、と部品の交換を繰り返します。
しかし、データが記録されている部分が破損している場合は、部品の交換をするわけにはいかないので、直接部品の修復をする必要があります。SDカードやUSBメモリなどの小型記憶媒体の場合は、顕微鏡を使った回線構築など、かなりの技術力が問われます。
物理障害のデータ復旧方法まとめ
- 故障個所の特定
- 該当部品の交換(データ記録部分の修復)
- データの抽出作業
- 部品の再交換
- 2-5の繰り返し
論理障害の場合
保存されているデータが破損している論理障害の場合、特殊なツールを使い破損したデータの抽出をします。軽度障害であればツールによって抽出できる場合もありますが、重度の障害になってしまうとツールだけではデータの抽出ができません。
その場合は、バイナリエディタを使い、破損している16進数のデータ構造を、1つ1つエンジニアが手作業で修復する必要があります。
論理障害のデータ復旧方法まとめ
- 特殊なツールを使用し、データを抽出(カービング)する
- バイナリエディタを使用し、破損したデータ構造を手作業で修復する
データ復旧(復元)サービスの料金システム
データ復旧の費用が決まる仕組みは業者によって異なりますが、大きく分けて2つのパターンがあります。主な料金形態は障害レベルごとに一律の料金プランが決まっている「一律料金制」と、機器の診断後に復旧作業の成果によって料金を決定する「成功報酬制」です。料金形態によって見積もりの算出方法が異なります。
- 一律料金制(障害レベルごとに一律の料金プランが決まっている)
- 成功報酬制(復旧に失敗したら費用0円)
同じ機器であっても、業者によって復旧料金に違いが出ることがあります。その理由は大きく3つです。
- 対応できる作業の違い
- 料金システムの違い
- 一社目に依頼するか二社目かの違い
料金システムが業者によって異なる理由は「対応できる作業の違い」
同じ症状であればどの業者でも同じ作業・復旧率というわけではなく、実際には、データ復旧業者によって技術力や保有している設備のレベルに大きな差があります。具体的には、以下のような違いがあります。
- 対応できる症状の違い(物理障害・論理障害など)
- 復旧設備が充実している
- 復旧エンジニアの人数
見積もりが出るときはあくまでも対応可能な範囲内の作業で算出するため、技術力が低く対応範囲が限られていればその分見積もり額も安くなる可能性があります。しかし、安いからと依頼した結果、重度障害で対応できずに復旧に失敗するケースも数多くあるため注意が必要です。
格安プランの業者への依頼はリスクあり
見積もりが出るときはあくまでも対応可能な範囲内の作業で算出するため、技術力が低く対応範囲が限られていればその分見積もり額も安くなる可能性があります。しかし、安いからと依頼した結果、重度障害で対応できずに復旧に失敗するケースも数多くあるため注意が必要です。
物理障害・論理障害だけでなく重度・軽度の障害などによって対処方法が異なるため、業者によって対処できる業者とできない業者があります。業者の料金システムによっては「診断費用・追加作業費・特急料金」などの追加料金が発生するケースもあります。
また、復旧エンジニアの人数によっても対応できるキャパシティが変わるため、必ず技術力もセットで見るようにしましょう。
完全成功報酬制で「復旧率非開示」の業者に依頼しても大丈夫?
完全成功報酬制とは「希望データが復旧できなければ一切費用はかからない」料金システムのことです。価格面のリスクが少ないため、「完全成功報酬制の業者の中から選ぶべき」と言う人もいます。
しかし、完全成功報酬制を採用している業者は復旧率を非開示にしていることがほとんどです。
復旧率が分からなければ、どのくらいの確率で成功/失敗するのか利用者が事前に判断することはまず不可能です。客観的な判断指標が欠けた状態では業者の技術力が不透明なまま依頼することになるため、かえってリスクが高い可能性があることを知っておきましょう。
まずは無料の初期診断を受ける
データ復旧業者で相場・見積を知りたい場合には、初期診断を受けて症状を明確にすることが先決です。データ復旧が必要な機器は機器ごとに障害が発生しているため診断をしなければ復旧料金を割り出すことはできません。
業者によっては診断をする前から料金が決まっている一律料金の業者もありますが、これらの業者は簡単な作業で復旧できる機器のみを復旧対応している可能性が高いです。逆に復旧に手間がかかる機器や復旧が難しい機器は、技術力の高い業者であれば復旧できる可能性があっても、技術力がないため復旧不可になる可能性があります。
まずは無料で初期診断している業者に依頼して、自分の機器に起きている障害を理解し、復旧に必要な費用感を掴むことが大切です。
最初に相談するなら料金プランが成功報酬制で技術力の高い業者がオススメ
結論から言うと、もし最初に相談するのであれば、成功報酬制で技術力の高い業者をオススメします。実は、データ復旧の料金プランと業者の技術力には密接な関係があります。
データ復旧では、機器の障害レベルによって、復旧ツールにかければ直せるような場合から、国内でもごく一部の高い実力を持つ業者でしか対応できないような高難易度な復旧まで存在します。一律料金制や完全成果報酬制の業者では、マニュアル作業となるため、対応できる障害に限りがあり、「依頼した後に復旧に失敗されてしまった」「追加費用を請求された」といったトラブルに見舞われるリスクが高いです。
一つ一つの機器の障害レベルを見極めて、オーダーメイドで復旧工程を組み、見積プランを提示してくれる成功報酬制の業者であれば、このような失敗を避けることができます。
よくある質問
データ復旧業者を選ぶ時によくある質問を紹介します。
- 少しでもお得にデータ復旧するためには?
- 他にも見ておいた方がいい業者を選ぶポイントはある?
- 業者の規模
- 専門アドバイザーの対応
- HP上の顔出しのお客様の声
- 初期診断完了までの期間は?
- 当日に機器を復旧依頼することは可能?
- パソコンの解体作業は一緒にやってもらえるの?
少しでもお得にデータ復旧するためには?
少しでもお得にデータを復旧するためには、以下のような点もチェックしましょう。
- 無料の初期診断を受ける
- 復旧期間を急がない
- 一社目のデータ復旧業者で確実に復旧を完了する
業者によっては、初期診断から料金が発生する業者もあります。また、緊急で復旧したい方に「特急料金」でスピード復旧している業者があるため、特急依頼をしなければ料金を少し抑えられる可能性があります。
また、何度も繰り返し業者に依頼すると、その分復旧料金が発生してしまうので、一社目で確実に復旧できる業者に依頼するようにしましょう。
他にも見ておいた方がいい業者を選ぶポイントはある?
今回紹介した要素の他にも見ておいた方がいい業者を選ぶポイントは以下のようなものがあります。
- 業者の規模
- 専門アドバイザーの対応
- HP上の顔出しの評判
業者の規模
データ復旧業者を選ぶ時も、業者の規模を確認しておくといいでしょう。
業者の規模によって、エンジニアの人数や自社ラボの規模、復旧設備の数などが分かれば、データ復旧の技術力が高い業者かどうかイメージできます。
また、一度に対応できる依頼の数なども変わってくるため、復旧完了までの期間も変化します。
専門アドバイザーの対応
専門アドバイザーの対応がいい業者はストレスなく復旧作業を進めることができます。
電話での診断時に機器の相談に乗ってくれる、復旧完了までの作業の説明が分かりやすいなど、親身に対応してくれるようなアドバイザーは、エンジニアとの情報共有が十分にできていることから、円滑に復旧作業を進められることが考えられます。
まずは技術力の高そうな人に一度電話してみて、専門アドバイザーの対応を確認してみるといいでしょう。
HP上の顔出しのお客様の声
HP上でお客様の声を提示している業者はありますが、その中でも顔出しでのお客様の声を提示している業者は信頼されている可能性があります。
依頼したことに対して顔出しでお客様の声の掲載を許可しているということは、それだけ業者のサービスに満足していることが予想できるため、復旧できる可能性が高い業者の可能性が高くなります。
初期診断完了までの期間は?
初期診断の完了までの期間は短くて即日、時間がかかる業者では1週間以上かかる場合もあります。
なるべく早く初期診断を完了させたい・データ復旧したい方は、技術力の高いデータ復旧業者に依頼しましょう。
当日に機器を復旧依頼することは可能?
データ復旧業者によっては当日に復旧依頼をすることが可能で、技術力の高い業者に依頼するとその日中にデータ復旧が完了するケースもあるので、業者のホームページなどから当日中の依頼が可能かチェックしましょう。
即日依頼してなるべく早く復旧完了したい場合には、機器の持ち込みが可能な業者に直接持ち込みで依頼するのが、一番早い復旧方法です。
パソコンの解体作業は一緒にやってもらえるの?
業者次第で、データ復旧業者にパソコンごと持ち込むことによって、内蔵HDDやSSDを取り出しも一緒に対応できる業者もあります。
自力で取り出そうとして、記憶媒体の状態が悪化してしまったり、パソコンが元に戻せなくなってしまう可能性も考えられます。不安な方は自分で対処するのは控え、データ復旧業者にまとめて依頼するようにしましょう。
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まとめ
今回は、SDカードデータ復旧サービスの概要や費用、データ復旧業者を選ぶポイントについて解説しました。不明点があれば、データ復旧業者に直接問い合わせてみてください。
故障した機器からデータをサルベージ(取り出し)するためには、データ復旧業者への相談をしなければ何も始まりません。大切なデータを取り戻すために、最善の選択をしてください。