【データ復旧料金・相場比較】HDD・SDカード・USBなどの復旧料金について解説|サイバーセキュリティ.com

【データ復旧料金・相場比較】HDD・SDカード・USBなどの復旧料金について解説

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※この記事は2024年9月に更新されています。

HDDやSSDに問題が発生し、データが取り出せなくなる、ということは突然起こります。このような緊急事態で、データ復旧サービスを利用しようとしたとき、最初に気になるのが料金です。

一般的に馴染みのないサービスであるため、料金の相場や業者による違いに不安を感じる方もいるでしょう。

  • 「料金の相場はどれくらい?」
  • 「業者によって料金はどれくらい変わる?どうやって料金は決まる?」
  • 「一番コスパ良く依頼する方法は?」
  • 「高額請求されないか不安…ぼったくり被害に遭わないための方法は?」
  • 「30,000円の格安業者に頼んだら本当に復旧できる?」
  • 「復旧後に追加費用を請求されるという口コミを見たけど本当?」

このような疑問を解消すべく、この記事では、データ復旧専門業者に依頼した場合かかる費用や、費用の決まり方、失敗しない業者選びのポイントを徹底解説します。

「相場がわからないので予算が足りるのか不安」という方向けに、無料見積までの流れや、出費をできるだけ抑える方法も紹介しているので参考にしてください。

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データ復旧業者の料金形態

データ復旧業者の料金システムは、障害レベルごとに一律の料金プランが決まっている「定額料金制」と、機器の診断後に復旧作業の成果によって料金を決定する「成功報酬制」の大きく2つに分けられます。

ここではこの2つの料金形態について詳しく解説していきます。

  • 定額料金制
  • 成功報酬制

定額料金制(障害レベルごとに一律の料金プランが決まっている)

定額料金制のメリットは、金額がわかりやすく、予算に応じて依頼するかどうかを決めやすい点です。特に、はじめてデータ復旧サービスを利用する際は、料金プランが定額で決まっているとわかりやすく安心できます。

ただし、実際にデータ復旧業者を利用したユーザーの口コミを見ると、「定額料金をうたいながら、実際は高額な見積もりや追加請求が来る」という失敗談が確認されています。もし想定と異なる見積りが来て別の業者に見積りを依頼するとなると、その分時間のロスが発生してしまいます。急ぎで必要なデータや、確実に復旧したい仕事のデータなどの復旧を依頼する場合は、定額料金制や低価格の復旧業者に最初に相談するのはやめたほうがいいでしょう。

成功報酬制

成功報酬制とは、機器の診断後に復旧作業の成果によって料金を決定する料金形態です。復旧に失敗したら費用がかからない料金プランのため、依頼者にとっては費用のリスクを最小限に抑えられ、利用しやすいメリットがあります。通常、成功報酬制の業者では、機器を診断した後に正確な復旧料金が提示されます。定額料金制の業者よりも遥かに高い復旧率が期待でき、診断・見積を無料で対応してもらえる業者もあるので、おすすめできます。

 

主要7社のデータ復旧業者の料金・相場を比較

まずは主要7社のデータ復旧業者の料金・相場を比較した結果を見ていきます。

サービス名 デジタルデータリカバリー パソコン救急バスターズ AOSデータ復旧センター  A1 Data   アドバンスデザイン データスマート ライブデータ BUFFALO
HDD(ハードディスク) 5,000円~ 30,000円〜 63,800円〜 29,700円~ 33,000円~ 50,000円~ 44,000円~ 33,000円~
NAS(RAID) 5,000円~ 63,800円〜 5,000円~ 33,000円~ 33,000円~
SSD 5,000円~ 50,000円~ 63,800円〜 5,000円~ 33,000円~ 33,000円~
SDカード/USB 5,000円~ 52,800円〜 33,000円~ 33,000円~ 40,000円~ 22,000円~ 33,000円~
スマホ(iPhone/android) 5,000円~ 52,800円〜 110,000円~ 50,000円~ 55,000円~

HP上に記載されている料金を調査すると、業者によって5,000円~や、60,000円~と料金にばらつきがあります。HPに記載されている料金はあくまで目安になるので、実際に正確な料金を知るためには、初期診断(調査)で症状を確認し、見積を出してもらう必要があります。必ず、事前に初期診断を受け、見積もりを提示してもらえる業者に依頼するようにしましょう。

HDDのデータ復旧料金はどうして高いの?

HDDのデータ復旧料金が高い理由は以下のような要素が考えられます。

  • 物理的な故障が発生している場合は専門設備と復旧技術が必要になる
  • 内部パーツの部品交換が必要
  • 解体を伴うデータ復旧作業を実施できるデータ復旧業者が少ない
  • データの総容量が多い

SSDやUDB/SDなどのメモリ機器であれば、部品を取り寄せする必要がほとんどなく、データを復旧することができます。

データ復旧業者の料金は初期診断で決定する

適切な復旧方法と見積もりを決定するために、データ復旧業者では作業前に「初期診断」を実施します。これは、データ復旧が必要な機器の症状は多岐にわたり、症状に合わせて適切に対処する必要があるためです。

初期診断はデータ復旧業者のサービスですので、基本的には診断料金が発生しますが、中には無料で診断対応をしている業者もあります。初期診断が無料の業者を選ぶことで、隠れたコストや予期せぬ費用に直面するリスクを最小限に抑えることができます。

料金優先で業者を選んだ結果、復旧失敗した例もあるため注意

料金面だけ見て業者を選ぶと、肝心の復旧技術や細かいサービス内容など重要なポイントを見落としてしまう可能性があります。

復旧の失敗事例
  • 料金の安さで選んだら、データが取り出せなかった
  • 前払いして失敗され、返金されなかった
  • 後から追加料金が発生した
  • 見積がなく、データ復旧してから料金が提示された

中でも復旧作業を依頼する前に、見積もりを事前に提示してこない業者は、悪質なぼったくり業者の可能性が高いです。必ず、事前に初期診断を受け、見積もりを提示してもらえる業者に依頼するようにしましょう。

なぜ同じ機器でも業者によって料金や費用に違いがあるのか

同じ機器であっても、データ復旧業者によって復旧に必要な料金・費用が違います。その理由は以下の6つが考えられます。

  • 復旧できる作業内容が違う
  • 料金システムが違う
  • 一社目に依頼するか二社目か
  • 社内で復旧作業をするか他社に外注するかが違う
  • 復旧完了までの期間の違い
  • 復旧率が低い業者は作業費を高めに設定している可能性がある

料金相場はあくまで一般的な範囲を示しており、実際の料金はデータ復旧の難易度、データの量、必要な作業時間、使用する部品の費用などによって変動します。

物理障害・論理障害だけでなく重度・軽度の障害などによって対処方法が異なるため、業者によって対処できる業者とできない業者があります。また、復旧エンジニアの人数によっても対応できるキャパシティが変わるため、必ず技術力もセットで見るようにしましょう。

復旧期間オプション 平均料金相場 説明
標準的な復旧 ¥50,000~ 一般的な復旧作業で、完了までに数日から数週間かかるケースが多い。料金は中間範囲に設定されており、最も一般的な選択肢。
高速復旧(緊急対応) ¥100,000~ 緊急対応オプションで、作業を優先的に行い、即日から数日以内で復旧完了までを目指す。料金は標準的なオプションよりも高額になる。
経済的な復旧(長期対応) ¥30,000~ 復旧作業に時間がかかっても良い場合に選択するオプションで、完了までに数週間から数ヶ月かかるケースが多い・コストを抑えたい場合の選択肢で、料金は最も低く設定されている。

まずは無料の初期診断を受ける

データ復旧業者で相場・見積を知りたい場合には、初期診断を受けて症状を明確にすることが先決です。データ復旧が必要な機器は機器ごとに障害が発生しているため診断をしなければ復旧料金を割り出すことはできません。

業者によっては診断をする前から料金が決まっている格安定額料金の業者もありますが、これらの業者は復元ソフトを利用するだけだったり、簡易的な作業にしか対応していないため、あまりおすすめできません

まずは技術レベルがしっかりしていて、無料で初期診断に対応している業者で、自分の機器に起きている障害を特定し、適切な費用・見積を把握しましょう。

初期診断が無料で受けられるおすすめデータ復旧業者

データ復旧業者は全国100社以上あると言われており、復旧料金の費用や相場はバラバラですので、まずは復旧率が高くて信頼できるデータ復旧業者に相談して、見積もりを出してもらうことが重要です。

中でも初期診断を無料で受けられる顧客サービスと透明性を重視しているような業者は一握りです。ここでは、初期診断が無料で受けられ、信頼できるデータ復旧業者という軸でデータ復旧業者を厳選しました。今回おすすめするのは、データ復旧率最高値95.2%の「デジタルデータリカバリー」です。

デジタルデータリカバリー

 

公式HPデジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、14年連続データ復旧国内売り上げNo.1(※1)のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%(※2)と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。

この業者は、相談から見積もりの提示まで無料で行っています。料金が確定したタイミングで復旧作業を依頼するかどうか検討できますので、安心して初期診断を受けることができるでしょう。

データ復旧を検討している際は、自力で復旧作業に取り掛かる前に、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

対応製品 ■記憶媒体全般
ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合)
約80%が48時間以内に復旧完了
設備 復旧ラボの見学OK
クリーンルームクラス100あり
交換用HDD7,000台以上
特長 ✔データ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※1)
✔復旧率最高値95.2%(※2)の非常に高い技術力
✔官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績
✔相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)
✔365日年中無休で復旧対応
所在地 本社:東京都六本木
持込み拠点:横浜、名古屋、大阪、福岡

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

※1:第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)

もし依頼先に迷ってしまった場合は、デジタルデータリカバリーで無料診断を依頼して見積をもらってみてください。

復旧作業以外に発生する料金を紹介

データ復旧業者に依頼するときは、作業にかかってくる費用のほかに、以下の細かい料金が発生する可能性があります。

  • 初期診断費用
  • 機器の送料
  • バックアップ費用
  • 部品の取り寄せ費用
  • 出張費用
  • 料金の振り込み費用

初期診断費用

初期診断費用とは、データ復旧作業を行う前に機器の状態を診断するための費用を指します。基本的には有料ですが、業者によっては無料で対応してもらえるケースもあります。初期診断後に復旧作業を行うかどうかを選択できるので、無料で対応してもらえる業者に相談するのがおすすめです。

機器の配送料

初期診断や復旧作業を依頼するためには、対象の機器を郵送または持ち込みする必要があります。郵送したい場合は、機器の配送料が発生する可能性があります。業者によっては負担してもらえる業者もあるようですので、HPなどを確認しましょう。

バックアップ費用

データ復旧業者で機器からデータを復旧した場合、復旧したデータを新しいバックアップ用の機器に入れて返送するか、クラウド上に保存してデータを納品します。前者の場合は、バックアップ機器をデータ復旧業者で購入する費用が発生する可能性があります。バックアップ用の機器を無料でレンタルできる業者もあるようですので、業者に依頼するときは確認しておきましょう。

出張費用

業者によっては、機器を郵送または持ち込みできない事情がある方のために、出張サービスを展開している可能性があります。この際は、通常料金に加えて出張費用が発生する可能性があります。

料金の振り込み費用

データ復旧業者によっては、復旧作業の費用を振り込みで支払うケースがありますが、この場合は振込手数料が発生する可能性があります。依頼するデータ復旧業者がどの支払い方法に対応しているのかを事前に確認しておきましょう。

機器の症状別のデータ復旧費用相場は?

データ復旧は、症状や機器によって値段に幅があります。以下は機器ごとの相場です。

HDD・SSD・PCのデータ復旧の場合

軽度の障害 30,000円~数十万円
重度の障害 60,000円~数百万円

USBメモリ・SDカード・スマホ(スマートフォン)のデータ復旧の場合

軽度の障害 6,000円~数十万円
重度の障害 50,000円~数百万円

まとめ

データ復旧業者を選ぶ際、「価格が安いから」「定額制で分かりやすいから」という理由だけで選ぶのは危険です。

価格のシステムはその業者の技術力のレベルとの関連性もあります。技術力の高い業者できちんとした見積りを出してもらい、安全にデータを取り戻しましょう。

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