マジック・ナンバー|サイバーセキュリティ.com

マジック・ナンバー

マジック・ナンバー(Magic Number)は、ファイルフォーマットやデータ構造を識別するための特定の固定値で、ファイルの先頭に配置されることが一般的です。例えば、JPEGファイルは「0xFFD8」、PDFファイルは「0x25504446」といったマジック・ナンバーを持ちます。マジック・ナンバーは、ファイル形式の正当性を確認するために使用され、プログラムやシステムがファイルを正しく処理できるようにするための基礎となります。しかし、攻撃者はこれを悪用して、ファイル形式を偽装し、マルウェアを隠すことができます。対策としては、マジック・ナンバーを基にしたファイル検証だけでなく、追加の検証手法(例:ファイル内容の解析)を組み合わせることが推奨されます。


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