日本臓器移植ネットワーク、不正アクセスで201件のメールデータ消失か|サイバーセキュリティ.com

日本臓器移植ネットワーク、不正アクセスで201件のメールデータ消失か



画像:公益社団法人日本臓器移植ネットワークより引用

公益社団法人日本臓器移植ネットワークは2023年3月14日、同社団がメールサービスを業務委託している事業者において外部からの不正アクセスが発生した影響で、社団の一部メールアドレス内のデータ201件が消失したと明らかにしました。

説明によると、日本臓器移植ネットワークは2023年1月16日、社団が問合せフォーム返送用に使用していたメールアカウント内のデータ199名・201件が消失している事実を把握しました。原因究明のためメールサービスを業務委託している事業者に問い合わせたところ、データ消失の原因は外部からの不正アクセスによるものと判明しました。

日本臓器移植ネットワークによると現在、公表時点で情報流出および不正利用の有無は確認されていません。しかし、情報流出を完全に否定できる状況ではないとし、関係各所に報告、対象となるフォーム利用者らに謝罪しました。同社団は今後、委託事業者の見直しなどセキュリティ強化に努めるとしています。

参照当社団における不正アクセスに起因するメールデータの一部消失に関するお知らせ/公益社団法人日本臓器移植ネットワーク

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