
所沢市役所に勤務する職員が、職務上の地位を利用し正当な理由なく、自身および妻の親族14人分のマイナンバーを不正に取得した疑い(マイナンバー法違反)で警察に逮捕されました。
情報によると、逮捕されたのは所沢市役所市民税課に勤務する30代男性です。男性は2023年、住民基本台帳ネットワークに職務権限でアクセスし、30代~90代の自身および妻の親族14人のマイナンバーを不正に取得。これを利用して、別居の扶養親族であると虚偽の申告を行い、税金の還付や減額、さらには子どもの保育料の軽減などの優遇措置を受けていた疑いが持たれています。
逮捕された男性職員は調べに対して、容疑を認めています。公務員が職業上の地位を利用してマイナンバー不正収集で逮捕されるのは全国で初めての事例です。所沢市は2025年7月10日に会見を開き、内部監査体制の強化など再発防止に向けた策定を発表しました。
参照埼玉 所沢 親族のマイナンバーを不正に入手か 市役所職員逮捕|NHK WEB