デジカメ紛失で患者503名の情報が所在不明、一部は病名データも|サイバーセキュリティ.com

デジカメ紛失で患者503名の情報が所在不明、一部は病名データも



画像:独立行政法人国立病院機構大阪南医療センターより引用

独立行政法人国立病院機構・大阪南医療センターは2022年4月18日、患者の個人情報を記録したデジタルカメラを紛失したと明らかにしました。

説明によれば、デジタルカメラは同センターが保有しているもので、内部に挿入されたSDカードに患者503名の氏名やカルテ番号、臓器標本等が記録されているとのこと。さらにうち39名については、改正個人情報保護法[ 従来、独行の個人情報管理は専用の法律で定められていましたが、改正個人情報保護法により国や地方公共団体とともに同法に組み入れられ、一元化が決定しています。

参照令和3年改正個人情報保護法について/個人情報保護委員会]で通常の情報より高い保護が求められる「病名」データが記録されていました。

紛失が判明したのは2022年3月23日のことで、同センターは捜索したものの、見つかっていません。ただし、同センターは記事公表時点で情報が外部に流出したり、不正利用された形跡は確認されていないとしています。

パスワード設定や利用後データの削除など策定

大阪南医療センターは個人情報の紛失に伴い、対象となった患者に個別に連絡を取り、事態を説明しています。

同センターは今後、院内で取り扱う外部電磁的記録媒体(SDカード、外付けHDD、USBメモリ等)について、紛失時の流出リスクを抑えるため、パスワード設定や使用後データの削除を行うと発表。また、保管場所を金庫と定め管理体制を取ることで、紛失そのものの防止案も策定しています。

参照個人情報を保存したカメラの紛失に関するお詫びとご報告/独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター

参照令和3年改正個人情報保護法について/個人情報保護委員会


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