元従業員が個人情報含む社内情報持ち出し│豊通マシナリー|サイバーセキュリティ.com

元従業員が個人情報含む社内情報持ち出し│豊通マシナリー



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画像:株式会社豊通マシナリーより引用

株式会社豊通マシナリーは2025年6月30日、同社を退職した元従業員による不正行為により、取引先担当者の個人情報を含む社内管理資料などが社外に持ち出されていたことを明らかにしました。流出が確認された個人情報は1,331件にのぼり、同社は関係者に謝罪し、再発防止策を発表しています。

発表によると、問題となった元従業員は2025年3月31日に同社を退職する際、ファイルサーバーに保管されていた社内資料を印刷し、無断で社外に持ち出しました。さらに、退職後も同社ファイルサーバーに不正アクセスを行い、複数回にわたりデータをダウンロードしていたことが、2025年4月25日に判明しました。

豊通マシナリー社によると、持ち出された社内資料には、同社の取引先担当者の氏名、電話番号、住所、生年月日、工事関連の資格情報などが含まれていました。同社は元従業員のアクセス権を削除し、弁護士立ち合いのもと、該当情報を削除するなどの措置を実施。情報流出が確認された取引先に対し2025年6月より事情を説明しています。なお、公表時点で該当情報が第三者に提供された形跡などは確認されていません。

同社は今後、定期的な情報セキュリティ教育の強化や退職予定者への管理ルールの徹底通知を実施。ファイルサーバーの管理者権限の範囲見直しなども行い、再発を防止するとしています。

参照お客さま情報の不正持ち出しに関するお詫びとお知らせ|株式会社豊通マシナリー

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