
画像:株式会社リンクイットより引用
株式会社リンクイットは2021年11月4日、同社が運営するオンラインショップ「LINK IT MALL」の脆弱性を利用したサイバー攻撃が発生し、過去「LINK IT MALL」にてカード決済したユーザー6,197名のクレジットカード情報6,485件が流出した可能性があると明らかにしました。
発表によると、リンクイット社は2021年4月20日、決済代行会社より「LINK IT MALL」からカード情報が流出した懸念があると指摘されたとのこと。同社が事実関係を明らかにするため第三者調査機関を通じ詳細調査を実施したところ、2020年4月27日~2021年3月24日の期間中に「LINK IT MALL」でカード決済したユーザーのクレジットカード情報が流出した可能性が判明しました。
リンクイット社によると、原因は「LINK IT MALL」に内在していたシステム上の脆弱性です。サイバー攻撃を仕掛けた人物はこの脆弱性を利用して「LINK IT MALL」の決済フォームを改ざんし、入力された情報を窃取した可能性があるとしています。
混乱避けるため準備整えてからの公表を判断
リンクイット社は2021年11月4日時点で被害を公表し、被害ユーザーには個別に連絡を取り注意喚起を行う方針を発表しました。
同社は被害懸念が判明した2021年4月20日から事実公表までに半年以上が経過した点について、対応準備を整えていたと説明しています。同社によると、本来は懸念判明時点で被害を公表すべきであるものの、関係機関との連携や情報確定前の段階で公表し混乱を招くより、被害を最小限に食い止める準備を整えてからの公表を決断したとのことです。
なお、同社によると、不正アクセスにより流出懸念が生じている情報は次の通りです。
対象となるユーザー | 対象期間 | 対象件数 | 対象の情報内訳 |
---|---|---|---|
期間中に被害サイトでカード情報を入力したユーザー | 2020年4月27日~2021年3月24日 | 6,197名(6,485件) | カード名義人名・カード番号・カード有効期限・セキュリティコード |
参照弊社が運営する「LINK IT MALL」への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ/株式会社リンクイット
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- 2.あなたの会社の情報が漏洩したら?
- 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
- 6.中小企業がITセキュリティ対策としてできること
- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
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