名古屋市で新型コロナ感染者情報をNHKに誤送信、ルール守られず流出か|サイバーセキュリティ.com

名古屋市で新型コロナ感染者情報をNHKに誤送信、ルール守られず流出か



愛知県名古屋市は2021年4月11日、タクシー会社に送信するはずであった新型コロナウイルス感染者の氏名などの情報が記載された書類を、NHK放送局に誤送信したと明らかにしました。

名古屋市によると、誤送信が発生したのは2021年4月11日のこと。

市の職員が新型コロナウイルス感染者の移送業務を依頼するため、タクシー会社に対象者らの氏名や住所などが記載されたリストをFAX送信しようとしましたが、宛先を間違えて入力したため、NHK名古屋放送局に送信したとのことです。

誤送信防止ルール守られず

情報流出はFAX送信後、市がタクシー会社に確認の電話を入れたことにより発覚しました。名古屋市は流出への対応策として、誤送信先であるNHK名古屋放送局に依頼し文章の回収を依頼したほか、被害者へ謝罪を実施したとのこと。

なお、市では文章をFAX送信する際、複数の職員で誤送信の有無を確認するルールを定めていましたが、守られていなかったとのこと。このため、市は改めてルールを徹底するとしています。

参照「名古屋市が感染者情報 NHKにFAX誤送信」


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