画像:株式会社ダックスより引用
株式会社ダックスは2020年8月28日、同社の社内端末がマルウェアに感染したことにより、外部に複数のなりすましメールが発生したと明らかにしました。
ダックスによれば、感染した端末には同社が過去にやりとりしたメール送信受信履歴に辿り着く術が記録されており、これがマルウェアの影響で流出。
以後、同社と関係のある取引先や顧客に向けて、同社従業員を名乗る攻撃者や特定のメールアドレス(anoa_info@dax-jp.com)から、請求書や商品発送を装うメールが発信されているとのことです。
商品発送や請求書など多彩なパターン
株式会社ダックスを装う迷惑メールには複数のパターンが確認されています。
同社が公開しているものだけでも、「会員登録のご完了」や【発送のご連絡】などのタイトルを確認。同社は浄水サービスのウェブサイト【ダックス アノア】を運営しており、攻撃者はこれを偽装し迷惑メールを発信しているものと見られています。
このため、ダックス社は現在、迷惑メールの受信者らにメールを開封しないように要請しています。メールには不審なURLの他にdocファイルを添付したものもあるとのこと。docはEMOTETの感染源として知られている拡張子です。
参照【重要】不審メール発生に関するお詫びとお知らせ/株式会社ダックス