画像:総務省より
2017年4月13日、総務省は、政府統計システムの一種である「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」において不正アクセスが発生し、これまでに公表された統計情報及びサイト登録者約2.3万人分の個人情報が流出したとの発表を行いました。
該当サイトは2017年4月11日(火)12時以降全サービスを停止しています。
不正アクセスは、同サイトが利用していたアプリケーションフレームワーク「Apache Struts2」の脆弱性を悪用し行われたとのことです。
今後総務省では、システム監視強化を行うとともに、原因となった脆弱性を解消しサイト再開を目指すとしています。
<参照>
地図による小地域分析(jSTAT MAP)における不正アクセス/総務省
Apache Struts2の脆弱性による不正アクセス事件は、2017年の3月以降急激に増加しています。特に深刻な被害となった、GMO-PG管理の2サイト等では、クレジットカード情報等も流出しており、二次被害が懸念されます。
<参考>
Apache Struts2の脆弱性を悪用した不正アクセス事例
- 都税納付サイトへ不正アクセス、クレカ情報67万件流出の可能性
- 都税支払いサイト受託運営のGMO-PG、不正アクセスに関する詳細を報告
- 日本郵便へ不正アクセス、国際郵便マイページ登録者情報2万9千件流出
- 沖縄電力|不正アクセスでサイト改ざん、顧客情報6,400件流出
- JINSオンラインストアへ不正アクセス、顧客情報118万件超流出