電車や飛行機に乗っているとPCで仕事をしているビジネスマンをよく見かけますが、実はこれは非常に危険なことです。なぜでしょうか?
本記事では出張や通勤など移動中にPCを使う場合はのぞき見防止フィルター(プライバシーフィルター)が必要であること、そしてその理由について説明していきます。
覗き見防止フィルターとは
覗き見防止フィルターとは、PCの画面につけて、他人から画面に何が表示されているのか見えないようにするものです。これをつけると使用者以外からは画面が見えなくなるので、PCで何をやっているのか、どういう仕事をしているのか全くわからなくなります。
覗き見フィルターがなかったら?
もし覗き見防止フィルターが無ければどうなるのでしょうか。PCの画面は使用者以外の他人に丸見えの状態となり、
- この人は今日の会議で○○の話をするんだ
- 今△△社はこういうサービスをすることを検討しているのか
といったように情報が全て見られてしまう恐れがあります。更に、もしその情報を見た人が、競合他社やその分野の専門家であったならどうでしょう。自社が考えている極秘情報がすべて漏れてしまうだけでなく、そのビジネスを横取りされてしまう可能性だってあるのです。これって非常に危険なことですよね。
覗き見防止フィルターは「情報漏洩防止」といった非常に重要な役割を担うツールなのです。
その他の効果
利用者の目を守る
PCの画面が発する紫外線やブルーライトなどの有害な光をカットする機能がついたフィルターもあります。
紫外線やブルーライトは眼の疲れの原因になるだけでなく、眼病・睡眠障害・自律神経失調症などさまざまな悪影響を体に与えることが知られています。
PCの破損を防ぐ
もう一つは画面の物理的な保護です。PCを出張などによく持ち出すということは、それだけどこかにぶつけてしまうなどでの破損・故障のリスクも高くなります。特に液晶画面は意外と弱く、少しの衝撃で壊れてしまいます。画面を衝撃から守るためにもっとも効果的なことは閉じたまま使わないことであるのは言うまでもありません。しかし、当たり前ですがこれではPCを使うことはできないですよね。
ではどうすればよいのでしょうか。そこで効果的な対策がフィルターを付けることなのです。薄いフィルターであってもこれをつけることは画面に保護につながります。
覗き見防止フィルターが必要な理由まとめ
まとめると、覗き見防止フィルターがPCに必要な理由は以下の通りとなります。
- 覗き見による情報漏えいを防ぐため
- 紫外線やブルーライトをカットし、利用者の目を守るため
- 液晶画面を保護し、破損を防ぐため
よく「覗き見防止フィルターをつけると、画面が見づらくなるからつけない」という人を見かけます。確かにのぞき見防止フィルターを付けるとつけない場合に比べて画面は見づらくなるのは事実です。
しかし、逆にこれをつけないと上で挙げたような3つのリスクを抱えることになります。そして、つけないことによる情報漏えいが発生した場合、あなたが背負ってしまう損害ははかりしれないものがあるでしょう。
おわりに
情報漏えいの結果、顧客からの信用は失墜しそれに伴う多額の損失が発生するでしょう。また場合によっては損害賠償というケースになるかもしれません。当然事件を引き起こしたあなたには懲戒解雇などの結果が待っていることは想像に難くありません。
こういったさまざまなリスクを避けるためにも移動中や出張中など社外にPCを持ち出す際は必ず覗き見防止フィルターを付けることを忘れないでください。画面が見づらくても結果的にそれがあなたを守ることにつながるのです。