【スマートフォンの危険性】覗き見防止フィルターを付けるべき3つの理由|サイバーセキュリティ.com

【スマートフォンの危険性】覗き見防止フィルターを付けるべき3つの理由



前回PCの覗き見防止フィルターについてご紹介しましたが、今回は「スマートフォン」においての覗き見防止フィルターの必要性について考えてみたいと思います。

https://cybersecurity-jp.com/security-measures/8908

“スマートフォンの覗き見防止フィルターの必要性”と聞いても、あまりピンと来ない方も多いかもしれません。PCでは仕事のファイルを開いて作業したり、メールを見たり、確かに覗き見防止フィルターを使う必要があります。もし使わないと、重大な情報漏えいにつながる恐れもあるでしょう。

しかし、スマートフォンは主に個人で使うものです。周囲の人に見られると恥ずかしいからなどといった理由でフィルターを付けるケースはありますが、必須とまではいかないのでは?と感じる方も多いでしょう。でもちょっと待ってください。その考え方は非常に危険です。

スマートフォンは“小さなPC”

仕事のメールをスマートフォンで確認しているという読者の方も多いのではないでしょうか。また、仕事で使う資料などをスマートフォンやタブレットで確認するという人も多いですよね?

私たちはビジネスの効率化を図るため、様々なアプリ・サービスを使用し情報を同期しています。つまり、スマートフォンとは“PCに電話機能が付随したもの”なのです。この概念で取り扱うのであれば、覗き見防止フィルターが必須であるという考えも、前回の記事に通ずるのではないでしょうか。

では前回ご紹介した、PCに覗き見防止フィルターが必要な3つの理由を思い出してみましょう。

PCに覗き見防止フィルターが必要な3つの理由

覗き見による情報漏えいを防ぐため

PCほど高い頻度で、パワーポイントによるプレゼン資料などをスマートフォンで見たり作業をしたりすることはないと思いますが、皆さんよくメールは見るのではないでしょうか。このメールも当然ながらさまざまな情報を持っており、情報漏えいの原因になるものです。電車など乗り物の中で横から覗き見られたら、重要な情報が外部に漏れてしまう恐れがあります。

紫外線やブルーライトをカットし利用者の目を守るため

スマートフォンもPC同様に紫外線やブルーライトを出すので、それらから目を守る必要があります。ニールセンの調査「インターネットの利用時間、その7割がスマホを利用 ( ニールセン調べ)」によると、インターネット利用のうち7割がスマートフォンによるものであるとの結果も出ています。

PCに比べてスマートフォンは帰宅してからも利用するなど、1日の間の利用時間が長い傾向がありますので、なおさら気をつける必要があるのです。

液晶画面を保護し破損を防ぐため

PCは画面を閉じることが出来ますが、スマートフォンは多くの場合閉じることができませんので、画面はむき出しです。また、スマートフォンは常に持ち歩く使い方をします。この為、落下などにより破損するリスクが高くなります。

スマートフォンに入っている“情報量”を改めて意識しよう

“スマートフォンは小さなPC”、そう考えると、スマートフォンに覗き見防止フィルターが必要な理由もPCの場合と同じです。加えて、PCと違ってスマートフォンは液晶画面がむき出しで常に持ち歩くものといったことから、よりしっかりとした画面保護が必要になります。(例えば、筆者は自身のスマートフォンのフィルターには強化ガラス製の丈夫なものを使用しています!)

情報漏洩や破損のリスクを回避するためには、より丈夫で壊れにくいフィルターを利用することをお勧めします。

おわりに

情報漏えいなどのセキュリティ事故が発生しないようにするためには、PCと同じようにしっかりとしたセキュリティ対策が必要になります。

今回ご紹介した覗き見防止フィルターもそのひとつ。3つのポイントをしっかりと押さえて、くれぐれもセキュリティ関連の問題が発生しないように心がけましょう。

<参考>
「インターネットの利用時間、その7割がスマホを利用 – ニールセン調べ:マイナビニュース」
http://news.mynavi.jp/news/2015/08/27/550/


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