iPhoneの流行や、Appleのファッショナブルであるとかクリエイティブであるとかといったブランドイメージにより、Macを使う人が以前に比べ格段に増えました。
かつてはパソコンを買うと言えば、デザイナーなど一部の人以外は基本的にはWindowsOSが搭載されたものを選択するのは当たり前のことで、その上でどのメーカのものを選択するかという選び方でした。しかし、それが今や普通の人の間でも、WindowsではなくMacを選択してみようというケースが増えています。
Mac対応のセキュリティ製品
パソコンを購入するにあたって必ずしなくてはいけないことにセキュリティ対策があります。
Windowsパソコンであればウィルスバスターやノートンセキュリティ、マカフィーなどがありますが、Mac向けにも同様のものが存在します。今は多くのセキュリティベンダーでWindows/Mac両対応で、さらに複数台のパソコンに導入可能というライセンス形態でリリースされている製品が存在します。かつてMacはWindowsに比べてかなりシェアが低いため、ウィルス等の脅威も比較的少なく安全なOSだと言われてきました。確かにウィルス等の数自体は少ないのは事実ですが、もちろん脅威はゼロではありません。
また、Javaで書かれたウィルスなどWebブラウザなどを経由して感染するようなものもあります。例えば2012年に感染事例が多く発生したOSX.Flashbackと呼ばれるものがあります。これはJavaで書かれたボットと呼ばれるタイプのウィルスですが、これは以下のような流れで感染が発生します。
- 犯罪者がWebサイトにアクセスし、不正なボットプログラムを埋め込む
- 利用者がWebサイトにアクセスすることで感染してしまう
つまり犯罪者により不正なプログラムを埋め込まれたWebサイトにアクセスすることで、簡単にウィルスに感染してしまいます。この事例では、原因はJavaの脆弱性に起因する者でしたが、対応パッチがリリースされるまで6週間かかりました。
おわりに
このように現在ではMacOSと言えどもウィルス対策をしっかりと行っておかないとウィルスに感染し、情報の漏洩等を起こす結果になってしまう可能性があります。しっかりとした対策を行っておきましょう。