ATMや銀行の窓口に行く必要がなく、ネット環境さえあれば24時間どこでも使えるインターネットバンキングは、その利便性の高さから幅広く利用されています。

しかし、その反面、高い危険性を持っていることはご存知かと思います。

今回は、インターネットバンキングに潜む危険性と、被害に遭わないためにどうすればよいのかということを解説していきたいと思います。

利用が拡大するインターネットバンキング

ひとくちにインターネットバンキングと言っても大きく分けて2種類あります。

  • メガバンク地方銀行がインターネットを介したサービスを行うもの
  • インターネット専業で行っているもの

どちらのケースでも、ATMや銀行の窓口に行く必要がないということはもとより、24時間どこでも取引が可能であるという大きなメリットがあります。これに加えて、楽天銀行やソニー銀行などのインターネットバンキング専業の銀行では、メガバンクなどに比べて手数料が安く金利が高いというメリットがあります。

マイボイスコムの2017年の調査では、インターネットバンキングを利用したことのある人は、実に全体の69.8%に達しているという結果が出ています。このように、インターネットバンキングは、その利便性の高さなどから多くの支持を集めています。

インターネットバンキングに潜む危険性とは

非常に利便性が高く、手数料や金利の高さといった点でもメリットの多いインターネットバンキングですが、そこには以下のような危険性があります。

  • 不正送金や不正出金のようなオンライン詐欺
  • 情報の抜き取り

ATMや窓口でなく、インターネット上の取引となるため、ウィルスやなりすましなど一般的なインターネット上の脅威にそのままさらされる危険性があります。

具体的な被害の実例

では、インターネットバンキングを使うことで今までどういった被害が発生した事例があるのでしょうか。ここでは、その主なものを取り上げて見ていきましょう。

ケース1:メールによるフィッシング詐欺

インターネットバンキングを利用することによって情報が盗まれる事例が発生しています。

これは、金融機関の名前を装った電子メールを送りつけて、利用者が本文中に書かれたリンクをクリックすると開くページで、口座番号などを入力させて情報を盗むといったものです。この結果、預金が不正に引き出されるという事例があります。

ケース2:不正送金ウィルスに感染

「Banking Trojan」「MITB(Man In The Browser)」など、不正送金を行うウィルスがあります。

これらは正規のサイトを表示している際にポップアップとして口座番号や名前の入力を求めるポップアップを表示させて情報を入力させるというもので、入力された情報をもとに不正送金を行います。正規のサイトを利用中に表示されるので気づくのが難しいという問題があります。

Banking Trojan
Banking Troja(バンキング型トロイの木馬)は、銀行の口座情報を窃取し、セキュリティに疎い無防備なターゲットの口座から、追跡困難な形で預金を盗み出せるため、不正送金を行うトロイの木馬完全犯罪を企むサイバー攻撃者にとって最適なツールです。身元を特定される心配がほとんどありません。
参考バンキング型トロイの木馬:モバイルを狙う最大のサイバー脅威 カスペルスキー公式ブログ
MITB(Man In The Browser)
マン・イン・ザ・ブラウザ(Man in the Browser、MITB)とは、プロキシ型トロイの木馬というマルウェアによってWebブラウザの通信を盗聴、改竄を行う攻撃である。具体例としては、オンラインバンキングへのログインイベントなどを検知するとその通信を乗っ取って、振込先を改ざんして預金を盗む事例などが挙げられる。
引用マン・イン・ザ・ブラウザ - Wikipedia

被害にあったらどうすれば良い?

もし、インターネットバンキングを使っていて、不正送金など被害にあってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。万が一の際に慌てることが無いように、ここではそういった時の対応を説明します。

特に不正送金や不正な出金など、金銭的な被害に遭っていることが明らかとなった場合には、速やかに金融機関のカスタマーセンターや、近くの警察に連絡をしてください。金融機関でも警察でも、そういった事例に関する注意喚起などの案内も行っていますので、適切な対応を行ってくれることでしょう。

また、気になるのが事例発生時の預金の保護という点だと思います。つまり自分が持っているお金が保証されるのか。盗られたお金は返ってくるのか、ということです。ネット上では「インターネットバンキングのお金は返ってこない」などのコメントもありますが、「被害保証金制度」というものがあり、全額保証されることになっています。ただし、こちらに重大な過失があった場合は、そうでないケースもあるので注意しましょう。

ともかく、被害に遭ったときは迅速に対応することが肝心です。すぐにここで説明したような必要な対応を行うようにしましょう。

インターネットバンキングを安全に利用する方法とは

不正送金など金銭的に大きな被害を受けてしまう可能性もあるインターネットバンキングの危険性ですが、こういった被害に遭わずに、安全に利用するためにはどういったことに気をつける必要があるのでしょうか。

まず行うべきことは、ウィルス対策などと同じですがコンピューターに対する以下のような対策です。

  • ウィルス対策ソフトの導入と定義ファイルの定期的な更新
  • OSやソフトウェアに対するアップデートプログラムの適用

加えて、以下のような心がけも大切です。

  • 不審なメールのリンクや添付ファイルは開かない
  • 不審なポップアップなどが出た場合は入力しない

こういったことを行うことで被害は限りなく減らすことが可能となります。

まとめ

インターネットバンキングは、ATMや窓口に行く必要がなく24時間どこでも取引が行えるという点で非常に便利なものです。

しかし、その反面、インターネット上ですべての取引を行うということでウィルスやなりすまし、オンライン詐欺など従来からのインターネット上に脅威に同じようにさらされることにもなっています。

今回紹介したように、被害に遭わず安全にインターネットバンキングを利用するためには「ウィルス対策」「アップデートプログラムの適用」など適切な対策を行うことが大切です。そして、万が一被害にあった際には金融機関や警察などへ迅速に連絡をしましょう。

情報漏洩セキュリティ対策ハンドブックプレゼント

メルマガ登録で、下記内容の「情報漏洩セキュリティ対策ハンドブック」プレゼント

1.はじめに


2.近年の個人情報漏洩の状況


3. 内部要因による情報漏洩
3-1.被害実例
3−2.内部犯行による被害統計情報
3-3.内部犯行による情報漏洩が増え続ける3つの原因
3-4.内部犯行を減らすための対策


4. 外部要因による情報漏洩
4−1.近年の個人情報漏洩の状況
4−2.実際の近年のサイバー攻撃による企業の被害実例
4−3.サイバー攻撃の統計情報
4-4.サイバー攻撃がふえ続ける5つの原因
4-5.急増する日本の企業のWEBサイト改ざんへの対策
4-6.サイバー攻撃の種類を把握しよう
4-7.日本におけるサイバー攻撃に対する国の対応と今後
4-8.外部要因による情報漏洩のセキュリティ対策

無料でここまでわかります!
ぜひ下記より無料ダウンロードしてみてはいかがでしょうか?

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事