最近はPCよりもタブレットを使うという方も多いと思います。簡単に持ち運べて軽い。また、ノートPCのように画面を開いたりする必要もなく思いついた時に素早く取り出せて手軽に使えるという大きなメリットもあります。
筆者も仕事柄出張などが多くありますが、出先で簡単にスケジュールやメールを確認するなどといった目的で重宝しています。
今回は、タブレットの中でも知名度の高い「iPad」に焦点を当て、セキュリティ対策を考えていきたいと思います。
タブレットのセキュリティ対策
便利なタブレット。インターネット閲覧が出来て、さまざまなアプリをインストールして使うなど、まさに「小さなパソコン」と言えます。
パソコンと言えば、最近大きな問題になっているのがセキュリティ上の脅威です。データをすべて暗号化し、解除のために金銭を要求するランサムウェアなど最近ではその手法も巧妙かつ悪質なものとなっています。
では、こういった脅威を防いでiPadを安全に使うためにはどうすれば良いのでしょうか。
まず前提として基本的にiPadはiPhoneと同じです。iPadの基本ソフト(OS)はiPhoneと同じiOSであり、セキュリティ対策としてはほぼiPhoneと同じ対策となります。これを踏まえると、iPadのセキュリティ対策としてアプリを選ぶ基準は以下のようになります。
- ウィルス検知性能は十分高いか
- Webでの脆弱性対策機能はあるか
- facebook, Twitter等のSNSに対するセキュリティ対策機能はあるか
- 軽量で高速で動作するか
- 盗難・紛失等の対策
これらの要素を踏まえて、iPadでのセキュリティアプリについて見ていきましょう。
iPad用セキュリティアプリ主要4ソフト比較
ノートンモバイルセキュリティ
パソコン用のセキュリティ対策ソフトウェアであるノートンシリーズで有名なシマンテック社によるアプリです。
このアプリは統合的なセキュリティアプリではなく、あくまで紛失・盗難時の対策が行える機能に特化したものとなっています。ただ、サポート体制が充実しているのは良い点だと言えるでしょう。
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ウィルスバスターモバイル
パソコンのセキュリティ対策ソフトウェアであるウィルスバスターで有名なトレンドマイクロ社によるアプリです。
こちらは統合セキュリティアプリとしてウィルス対策をはじめ、さまざまな機能が充実しています。
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Kaspersky Safe Browser
ロシアのセキュリティベンダーであるカスペルスキー社によるアプリです。
このアプリは他とは少し毛色が違っていて、セキュリティ対応のブラウザアプリとなっています。
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マカフィー・リブセーフ
セキュリティベンダー大手のマカフィー社によるアプリです。
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まとめ
iPhoneのセキュリティアプリでの対策と同様にiPadについても、統合的にセキュリティ対策ができるアプリというのはほとんどありません。ここで比較対象として取り上げたアプリについても現状ではほとんどが盗難や紛失防止といった特定の機能に特化されたものとなっています。
今回紹介したアプリでは唯一トレンドマイクロ社の「ウィルスバスターモバイル」が統合型のセキュリティアプリとなっています。したがって、「まず何か対策を」と考えるのであれば、このソフトを導入するのが良いと言えるでしょう。
Androidと比べてiPhoneやiPadは配布されるアプリは全てアップル社の審査を通過したものなので安全という意見があります。しかし、最近ではiPhoneやiPadに感染するマルウェア等も増えています。
しっかりとした対策を行なって、被害を未然に防ぐことが大切です。
[参考:端末別のセキュリティソフト・アプリの選び方]
▷【24年最新】おすすめセキュリティソフト9製品を比較!価格やスマホ向け比較まで
▷iPhoneのスマホセキュリティ対策!その感染経路と具体的な対策・アプリ(ソフト)を徹底解説
▷Android用セキュリティアプリの選び方と主要4アプリ比較
▷Mac用【24年最新】おすすめセキュリティソフト8製品を比較!価格やスマホ向け比較まで
▷iPad用セキュリティアプリの選び方と主要4ソフト比較