Emotet感染の不審メールにアドレス変更で識別対策か│コーケン|サイバーセキュリティ.com

Emotet感染の不審メールにアドレス変更で識別対策か│コーケン



画像:株式会社コーケンより引用

株式会社コーケンは2022年7月20日、同社が運用するパソコンがEmotetに感染し、アドレス情報が流出た可能性があると明らかにしました。

同社によると感染したパソコンは同社の従業員が業務用途に使用していたもので、社内外のメールアドレスを記載したアドレス帳が記録されていました。Emotetは感染先のアドレス情報を抜き出しなりすましメールを送信することで知られていますが、公表時点で既に社内外に対する不審メールが確認されています。

同社は公表時点で感染状況を把握しており、セキュリティ対策を講じています。しかし、既に不審メールが確認されていることから、情報流出が発生した可能性もあるとして、受信者らに注意を呼び掛けています。

ドメイン含めアドレス一新

株式会社コーケンはEmotet感染を受けメールアドレスの変更しました。

同社はこれまで「*****@paint-kohken.co.jp」を使用してきましたが、2022年7月8日時点でこれを廃止し、全従業員において新アドレス「*****@eng.exeo.co.jp」に変更しているとのこと。

送信元を偽装した巧妙なメールが懸念される状況であるため、正誤判断を容易になるものと見られます。同社は即時解決のために決定したと説明しています。

参照弊社を装った不審メールに関するお詫びとお知らせ/株式会社コーケン

危険なマルウェア「Emotet(エモテット)」とは?脅威や手口・対策まで解説
2019.11.12
近年、企業や組織を狙ったサイバー攻撃が増加する中、特に注目されているのがEmotet(エモテット)と呼ばれるマルウェアです。エモテットは、メールの添付ファイルやリンクを通じて感染を広げ、機密情報の窃取や他のマルウェアのダウンロードを行います

SNSでもご購読できます。