画像：日産自動車株式会社より引用

日産自動車株式会社は2025年12月23日までに、販売会社の顧客管理システム開発を委託していたRed Hat社のデータサーバーが不正アクセスを受け、日産福岡販売株式会社の顧客約2万1,000人の個人情報が外部に流出した可能性があると発表しました。

日産によると、Red Hat社は2025年9月26日に不正アクセスを検知しました。同社がセキュリティ上の初動対策を実施し、調査したところ、サーバーから流出したデータの中に、旧福岡日産自動車株式会社（現・日産福岡販売株式会社）で車両購入やサービス入庫を行った顧客の情報が含まれていることが判明しました。

日産は2025年10月3日にRed Hat社から正式な報告を受け、個人情報保護委員会へ届出しました。対象となる情報は住所、氏名、電話番号、メールアドレスの一部のほか、営業活動に用いられる顧客関連情報で、現在は情報が流出した可能性がある顧客に対しては、個別に連絡を取っている状況、とのこと。公表時点では、流出した情報が第三者によって二次利用された事実は確認されていませんが、同社は不審な電話や郵便物などによる連絡には注意するよう呼びかけています。

日産は監視体制の強化と、情報セキュリティ対策の一層の強化に取り組無、と説明しています。

参照業務委託先への不正アクセスによる個人情報漏洩のお詫びとご報告｜日産自動車株式会社