新潟県立高校2校でEmotet感染が確認される|サイバーセキュリティ.com

新潟県立高校2校でEmotet感染が確認される



画像:新潟県より引用

新潟県は2022年7月7日、県立高校2校が使用する端末がEmotetに感染したと明らかにしました。

県の教育庁総務課が明かしたところによると、被害を受けたのは正徳館高校及び小千谷高校の2校です。正徳館高校には高野連を名乗るメールが、小千谷高校には新潟西高校を名乗るメールが届き、開封したことにより感染しました。

両校では発覚後、感染元となったパソコンをネットワークから遮断し、セキュリティスキャンを実施しています。公表時点で流出情報を悪用したと見られる被害は確認されていませんが、教育庁総務課では他校での対策も検討するとしています。

Emotetとは

Emotetは感染元の端末からメール情報やアドレス情報を抜き出して、これを引用した形の不審メール拡散を目的としたマルウェアです。

氏名や所属、件名データなど感染元の情報を窃取するため、受信側は攻撃メールであるとの疑念を持ちにくく、現在も感染拡大が続いています。

なお、JPCERTは無料のEmotetチェックツール「EmoCheck」を公表。IPAなども情報発信を続けています。

参照県立学校のパソコンがウイルスに感染しました/新潟県


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