愛媛県、匿名パブリックコメントの個人情報をコンサル会社に誤送信|サイバーセキュリティ.com

愛媛県、匿名パブリックコメントの個人情報をコンサル会社に誤送信



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愛媛県は2025年6月24日、松山市における松山港の中長期ビジョン策定に向けたパブリックコメントに関して、意見提出者1名の個人情報を所属先企業に漏えいした事を会見にて発表しました。

説明によると、愛媛県では2025年3月~2025年4月、ビジョン策定に関連したパブリックコメント(市民が匿名で意見できる制度)を求めていました。ところが、担当課の職員が集まったコメントを策定に関連する民間コンサルタント会社に送付する際、意見を寄せた市民の個人情報を含むファイルも添付し、送信していたことが判明しました。

情報漏えいは、意見を寄せた女性からの申出により発覚しました。女性は関係するコンサルタント会社に所属する社員で、漏えいにより社内での立場が悪化したとして愛媛県に対し雇用関係の救済を求めています。しかし県は、企業の雇用に関わる対応は困難であるとしており、個別の救済には応じかねる、としています。愛媛県は会見にて謝罪し、再発防止策の検討を進める考えを表明しました。

参照愛媛県がパブリックコメント意見者の個人情報漏えい 被害者は関係企業の従業員「立場悪くなった」【愛媛】|FNNプライムオンライン

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