
画像:名古屋大学より引用
名古屋大学は2025年6月17日、同大人文学研究科に所属する教員がサポート詐欺に遭い、使用端末に記録されていた同大や大学院、付属学校に所属する学生ら約1,600名の個人情報について漏えいの懸念を発表しました。
名古屋大学によると2025年4月13日、教員がパソコンを使用していると突如大きな警告音が鳴り、画面上にウイルス検出や連絡先を知らせる画面が表示されました。教員は指示に従い電話連絡し、遠隔操作用のソフトウェアをインストールするなどしましたが、これは偽の警告を装ったもので、不審な第三者に教員のパソコンが遠隔操作により不正利用される事態となりました。
名古屋大学によると、被害を受けた端末には同大や大学院生、付属学校に所属する学生らの氏名や各種情報が記録されていました。合計対象者は約1,600名にもおよぶもので、同大はメールおよび郵送にて事情を説明。対応窓口や連絡先の案内を行いました。なお、公表時点で情報が実際に不正利用された事実等は確認されていません。
同大は今後情報セキュリティに関する教育研修の充実を図り再発を防止するとしています。