人形の松永、サイバー攻撃被害でカード情報や会員情報流出懸念|サイバーセキュリティ.com

人形の松永、サイバー攻撃被害でカード情報や会員情報流出懸念



画像:株式会社松永より引用

株式会社松永は2022年6月30日、同社が運営する「人形工房ひととえオンラインショップ(以下:被害サイト)」が外部からのサイバー攻撃を受け、過去被害サイトで決済されたクレジットカード684件および最大10,450件の個人情報に流出懸念があると明らかにしました。

松永社によると被害サイトには脆弱性が内在しており、攻撃者がこれを利用する形で決済システムを改ざんし、情報流出至ったとのこと。同社は2021年9月3日に一部のカード会社から情報流出の懸念を伝えられ、第三者調査機関による調査を継続していました。

同社によると、流出対象となるのは2021年2月3日~2021年8月15日にかけてカード決済したユーザーおよび2022年1月20日までに被害サイトにて会員登録、購入、カタログ請求したユーザーです。同社は対象者に個別に連絡を取り謝罪しました。

対応準備で公表遅れる

株式会社松永は現在、被害サイトからカード決済機能を停止し、サイトセキュリティを改修しています。公表時点でカード決済機能の再開日は定まっておらず、改めて公表する見通しとのこと。

なお、同社は被害発生から公表に至るまで約9カ月を要した理由として、対応準備を整えていたと説明しています。本来は速やかに公表すべきであるものの、公表に伴う混乱に対応するため、調査会社の報告やカード会社との連携を確認していたと説明しています。

参照弊社が運営する「人形工房ひととえオンラインショップ」への不正アクセスによるお客様情報漏えいに関するお詫びとお知らせ/株式会社松永


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