千葉市職員、誤送信謝罪も管理職に報告せず。発覚で再謝罪|サイバーセキュリティ.com

千葉市職員、誤送信謝罪も管理職に報告せず。発覚で再謝罪



画像:千葉市より引用

千葉市は2022年4月10日、市の図書館が団体向けに提供している団体貸出制度の利用団体に向けて発信した電子メールについて誤送信が発生し、制度を利用する28団体のメールアドレスが表示される形式で送信したと明らかにしました。

千葉市によれば、誤送信が起きたのは2022年3月13日のことで、中央図書館情報資料課の担当者が団体利用制度に関する事務手続きメールを外部一斉形式で発信した際、送信形式の指定ミスを起こしたとのこと。

市では外部一斉メールを発信する際、送信先のアドレスを非表示にする「Bcc」で送信するよう求めていましたが、担当者が操作を誤り「Cc」を指定したまま送信したため、送信先の団体間でお互いのアドレスが表示される事態となりました。

謝罪はするも報告せず

千葉市によると2022年3月14日、メールを受信した一部団体からミスについて指摘が入り、担当者が各団体に謝罪しました。

ところが、担当者は謝罪対応こそとったものの、管理職への報告は行わないまま業務を処理していました。このため、担当部署の管理職は誤送信の発生を把握しておらず、2022年4月8日になり複数の利用団体で構成される組織から誤送信の再発防止の要望書を受けた際、はじめて事態を把握したとのこと。

その後、部署の所属長は改善要望のあった組織に改めて謝罪したほか、誤送信メールの削除を依頼。今後はメール発信時自動的にBCC形式を指定するシステムを使用し発信するほか、組織内の業務報告・連絡体制を再確認するなど、再発防止策を取るとしています。

参照図書の団体貸出しにおける事務連絡に係るメール誤送信について/千葉市


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