三重県、就職支援事業委託先が誤送信で487件のアドレス流出|サイバーセキュリティ.com

三重県、就職支援事業委託先が誤送信で487件のアドレス流出



画像:三重県より引用

三重県は2022年2月5日、同県が若年者や就職氷河期世代を対象に就業支援を行う「おしごと広場みえ」の運営委託先(三重県労働福祉協会)がサポーター企業に対して発信したメールを誤送信し、メールアドレス487件が流出したと明らかにしました。

三重県によれば、誤送信はメール送信形式の指定ミスによるものです。おしごと広場みえは2022年2月3日、県内企業交流会に関する情報提供を行うためサポーター企業に外部一斉メールの送信を試みましたが、本来「BCC」で送信すべきところを「CC」メールで送信したことにより、送信先でアドレス487件が表示されたとのこと。

担当者は送信直後ミスに気づき報告したため、三重県は同日中に事態を把握しています。その後、三重県は担当者を通じて職員に謝罪およびメールの削除を依頼しました。

防止システムの導入求める

三重県によると、誤送信の原因は外部メール発信時の確認不足によるものです。

誤送信を起こした担当者は運営委託先が外部メール発信時にBCC形式で送信するよう求めていることを把握していましたが、送信前に複数名の職員で確認する規定を徹底していなかったとのことです。

このため、三重県では今後、委託先に外部一斉メールを送信する際、送信前にダブルチェックを実施するよう指導するほか、誤送信を抑制する防止システム等の導入を求めると発表しました。

参照委託事業者によるメールアドレスの流出について/三重県


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