画像:佐賀県
佐賀県は2021年7月30日、県が実施する家計に関する統計調査において調査員による誤送信が発生し、調査対象世帯主の氏名や連絡先および世帯に属する子の勤務先や給料情報が流出したと明らかにしました。
佐賀県によると、同県では家計調査業務のために県内の家庭130世帯を対象にした統計調査を実施していました。収集した調査情報および追加で収集した情報は専用のシステムを使って入力・報告するよう定められていましたが、調査員の一人が追加情報を収集した際、誤ってLINEを使用して報告したうえに宛先を間違えて送信するミスを起こしたとのこと。
このため、対象調査員が追加収集した世帯主5名の情報や2世帯分の電話番号および1世帯分の子の続き柄や勤務先・給料日情報などが流出したとしています。
誤送信先に謝罪し削除依頼、報告ルール徹底へ
佐賀県は情報流出の原因を受け、誤送信先に訪問し謝罪し、流出情報の削除を依頼しています。
また、流出対象となった調査対象世帯に対しても謝罪と説明を実施。今後は調査員に対して、専用のシステムを使用するなど報告ルールを周知徹底することで、再発防止に努める考えを明らかにしています。