高知県教育委員会は2021年4月5日、高知県宿毛市の工業高校「宿毛工業高校」の男性教諭が、自身が担任を務める生徒の入学試験合否情報を、生徒ら全員に誤送信したと明らかにしました。
情報によると、誤送信が発生したのは2021年3月22日のことで、教諭は生徒の入学試験の結果を教員の間で共有しようと考え、合否情報をチャットサービスに投稿。
ところが、この教員は投稿先の設定を誤っており、教員ではなく生徒らに合否情報を送信していたとのこと。これにより生徒らの間で全員の合否情報が共有される事象が発生し、流出が確定したとしています。
投稿削除などするも、生徒全員への対応取らず
誤送信を起こした教諭はミスに気付き投稿の削除を行いましたが、生徒全員への対応などは取っていませんでした。
このため、誤送信発生の翌日、情報を閲覧した生徒から、流出への指摘が入ったとのこと。教諭は指摘を受けてはじめて謝罪対応を取り、情報を広めないよう依頼したとのことです。
県教育委員会はこれを受け、宿毛工業高校の生徒らおよび保護者に謝罪を発表。事案を県内の学校に周知し、再発防止に努めるとコメントを発しました。