茨城キリスト教大学は2020年8月9日、大学が発信したメールについて誤送信が発生し、同大学実施するオープンキャンパス「学びのセミナー」の申込者らのアドレス302件について、流出が発生したと明らかにしました。
大学の説明によると、誤送信は宛先設定の入力ミスによるものです。
同大学は2020年8月5日、オープンキャンパス「学びのセミナー」の8日午前日程の参加者らに外部一斉メールを送信しましたが、その際、送信先のアドレスを非表示にする「BCC」ではなく、「To」欄に入力して送信。これにより、同報者間でお互いのアドレスが表示され、メールアドレスの流出が発生しました。
なお、流出したアドレスは合計302名分に及ぶとのこと。大学は誤送信発覚後、被害者らに経緯の説明とメールの削除を要請しています。
人為的なミスによるもの
茨城キリスト教大学はメールアドレスの流出について、「入試担当事務職員の人為的なミス」によるものとしています。また、メール送信業務に関係するプロセスにおいて、チェック体制に不備があった点を指摘しています。
このため、同大学は今後、個人情報の取り扱いについて再確認を進める一方で、情報保護に関する教育や管理体制を強化すると発表しました。