ランサムウェアの対策ソフトまとめ!厳選の15製品!|サイバーセキュリティ.com

ランサムウェアの対策ソフトまとめ!厳選の15製品!

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近年ランサムウェア攻撃による被害が急拡大し、ランサムウェアへの対策が求められています。ランサムウェアに感染すると、重要なデータが流出し業務にも大きな影響が考えられます。

そこで今回はランサムウェアに対策するためのツールやソフトについて解説します。おすすめのツールを対策方法別に取り上げました。ツールの選び方も含めて、今後ランサムウェア対策を進める際の参考にしてください。

参照ランサムウェアとは?攻撃の種類や対処方法の全容を解説!

ランサムウェアの対策ソフトとは具体的に何か

ランサムウェア対策のツール・ソフトとは、ランサムウェアを検知してパソコン等のデバイスへの感染を対策するサービスを指します。なぜランサムウェア対策のツールが必要なのか、これから解説する内容を参考にしてください。

既にランサムウェアに感染している場合はまず事後対応が必要

万が一ランサムウェアの対策ソフト導入前・もしくは導入しているにもかかわらずランサムウェアに感染してしまった場合、まずは感染後の事後対応が必要です。ランサムウェア感染時に必要な初動対応3ステップは以下の通りです。

  1. ネットワークから切り離す
  2. 証拠保全
  3. メールアドレス・パスワード変更

詳しくはこちらの記事で解説していますのであわせて参考にしてください。

ランサムウェア対策ツール・ソフトの必要性

ランサムウェアによる攻撃は年々高度化しており、対策ツールやソフトの必要性が高まっています。

ランサムウェアは主にWebサイトやメール、OS、ファームウェアなどの脆弱性を経由して攻撃をします。対策としてはアンチウイルスソフトの活用やOSの更新などが挙げられます。しかし、ランサムウェア対策としては不十分であり、より高度な対策ツールが必要となりました。

一方でランサムウェア対策のツールやソフトは、マルウェアの検知や駆除、感染源のデバイスの使用制限などの対策が可能です。データのバックアップがあれば、ランサムウェアに感染しても復旧ができます。業務に影響を与えるケースも少なくなります。

タイプ別!ランサムウェア対策ソフトを選ぶ時のポイント

ランサムウェア対策用のツール・ソフトには、未然に防ぐものや侵入後に対策するものなど、いくつかのタイプにわけられます。ここではランサムウェア対策ツール・ソフトのタイプと、選び方について、以下の4つにわけて解説します。

  • ランサムウェアを未然に脅威から守る
  • ランサムウェアの侵入後攻撃を遮断する
  • ランサムウェアからファイルサーバーのデータ保護する
  • 個人向けのランサムウェア対策

またそれぞれで例として挙げているツール・ソフトについては、後述する「おすすめランサムウェア対策ツール・ソフト対策方法別15選」を確認してください。

ランサムウェアを未然に脅威から守る

ランサムウェアからの攻撃を未然に防ぐために、端末レベル(エンドポイント)での対策に特化したタイプがあります。パソコンやスマホなどの端末自体を保護するために、感染前に駆除を実行しウイルスの侵入を防ぎます。

脅威を未然に防ぎたい場合には、「EISS」や「CyCraft AIR」などのエンドポイントセキュリティに対応する製品を選ぶとよいでしょう。

ランサムウェアの侵入後攻撃を遮断する

ランサムウェア侵入後の攻撃を遮断するために、感染経路への対策に優れるタイプがあります。「CASTINGROAD」等のように、ネットワークに接続されている端末やシステム、アプリケーション、データなど包括的に保護できるツールやソフトを選んでください。

ランサムウェアからファイルサーバーのデータ保護する

ファイルサーバーへの不正アクセスやランサムウェア攻撃に特化したタイプがあります。

ファイルサーバーはインターネット上でファイルやデータを多くのユーザーと共有できるため、ランサムウェアの感染を受ける可能性があります。そのため、ファイルへのアクセス制限やファイルの暗号化などが可能なソフトやツールを選ぶ必要があります。

個人向けのランサムウェア対策

個人向けのランサムウェア対策に特化したタイプもあります。ランサムウェアの対策に加え、トロイの馬対策やフィッシング詐欺対策など、ほかのマルウェアに対策できるものも。

無料ツールでも一定の対策が見込めますが、より機能性が高い市販のセキュリティソフトの導入を検討するとよいでしょう。

対策方法別!おすすめランサムウェア対策ツール・ソフト15選

ランサムウェア対策のツールやソフトを、対策方法別に紹介します。各ツールの特徴を比較し、導入を検討してください。

未然に脅威から守るランサムウェア対策ツール

まずは、ランサムウェアの脅威を未然に防ぐ対策ツールやソフトを紹介します。

Symantec Endpoint Protection〈SEP〉


Symantec Endpoint Protection〈SEP〉」はランサムウェアの検知だけではなく未知のランサムウェアの駆除も可能な対策ツールです。多層防御機能により、高度化したウイルスの連鎖を抑えます。

CyCraft AIR

CyCraft AIR」はAIを利用して脅威分析や関連推論を行ない、マルウェアの自動調査や攻撃状況から隠れた脅威を自動的に導き出します。導入により、セキュリティ業務の効率化や精度向上が期待できます。

EISS

EISS」はエンドポイントの操作を記録および分析することで、マルウェアの早期発見に役立つ。現在導入中の対策ソフトから乗り換えることなく、追加利用でエンドポイントのセキュリティを強化できるメリットがあります。

侵入後攻撃を遮断するランサムウェア対策ツール

次は、ランサムウェア侵入後の攻撃を遮断する対策ツールを紹介します。

PrimeWAF

PrimeWAF」はサイバー攻撃を可視化するツールです。設定が簡単で、セキュリティ対策に自信がない方でも比較的容易に導入できます。不正な通信履歴、サイトの現状をわかりやすく表示する機能があります。

アラクサラ

アラクサラ」はマルウェアに感染した端末を検出後、自動遮断での対応ができるツールです。感染端末の移動先を追いかけて自動遮断を継続し、被害を抑えます。またOSを選ばず利用でき、幅広い環境で導入可能です。

CASTINGROAD

CASTINGROAD」はランサムウェアの早期発見、被害の封じ込みに重点を置いたツールです。8年間1度も破られたことがないランサムウェア対策として評価が高いソフトです。インシデント検知から対応まで幅広いセキュリティ対策ができます。

Anomali

Anomali」は世界中のウイルス情報を収集から調査・分析まで行い、ランサムウェアに自動対応可能なソフトです。さまざまなセキュリティツールとの自動連携が可能です。

ファイルサーバーのデータを保護するランサムウェア対策ツール

ここでは、ファイルサーバーのデータ保護に有効なランサムウェア対策ツールを紹介します。

F5 Advanced Web Application Firewall

F5 Advanced Web Application Firewall」は、制度の高い検知機能と自動制御によってファイルサーバーを守ります。オンプレミスだけではなく、クラウド上で稼働できるWAFも利用できます。

UserLock

UserLock」はIDやパスワードによる認証の脆弱性を解決できる2要素認証、さらにはアクセス制限を実現するツールです。それにより社内外の脅威からネットワークを守ります。

個人向けのランサムウェア対策ソフト

個人向けのランサムウェア対策ソフトを紹介します。

ファイナルランサムディフェンダー

ファイナルランサムディフェンダー」は、「おとりファイルで攻撃を診断・ランサムウェアの行動検知・指定した全てのフォルダを保護」という3段階を経てランサムウェアから端末やデータを保護するツールです。仮に感染したとしても、バックアップから正しいデータを自動で復元します。

ノートン 360

ノートン360」はAIでオンラインでの脅威を監視するツールです。WindowsやMac、Android、iOSなど幅広いデバイスで利用できます。

ウイルスバスタークラウド


ウイルスバスタークラウド」は、ランサムウェアが不正に暗号化をした場合に素早く検知してブロックできるツールです。暗号化されたデータの自動復旧も可能です。

無料もある!ランサムウェア対策ソフト

最後に無料で利用できるランサムウェア対策ソフトを紹介します。

キングセキュリティソフト

キングセキュリティソフト」は、わかりやすい操作性や軽快な動作が特徴的なツールです。サポート体制も充実しており、セキュリティに不安な場合でも導入しやすいです。

Bitdefender Antivirus Free

Bitdefender Antivirus Free」は、ウイルスの検知力に定評があるツールです。第三者評価機関でも評価を獲得しており、信頼感があります。ランサムウェア対策のほかにも、フィッシング詐欺対策や有害サイトブロックなども可能です。

アバスト無料アンチウイルス

アバスト無料アンチウイルス」は世界でも多くのユーザーが存在し、信頼性が高いツールです。無料ツールながらセキュリティ対策の強固さと軽快さで高い評価を受けています。またパスワード管理やサポート体制も充実しており、安心して利用できます。

ツールやソフトなしでもできる!ランサムウェア対策

ツールやソフトを使用しない場合にも、ランサムウェア対策は可能です。主な対策は下記をご覧ください。

  • 定期的に外部ストレージへのバックアップを作成する
  • OSやソフトウェアを常に最新状態にする
  • OSのバックアップ機能を利用する
  • 仕事や業務に関係ないサイトへのアクセス制限をする
  • 心当たりのないメールを不用意に開かない
  • メールなどに添付されているリンクや添付ファイルを安易に開かない
  • USBメモリなどにデータを移すときは出所を確認する

ツールやソフトを使用しない場合には、上記で挙げた内容を1つずつ実行することで、、ランサムウェアに対する被害を防げます。
なお、ランサムウェア対策に関して詳しくは下記記事をご覧ください。

参照ランサムウェア対策方法を徹底解説!被害に遭わないように今知っておくべきこと

ランサムウェア感染が疑われる場合は専門家に相談する

既にランサムウェアに感染している疑いがある場合は、まずは専門家や警察に相談して適切な初動対応を行いましょう。特に、サイバーセキュリティの専門家であるフォレンジック調査会社では、感染経路・被害範囲の特定やデータの復号に対応できるケースがありますので早めに相談することを推奨します。

フォレンジック調査会社では、感染経路の特定・ランサムウェアの駆除・暗号化されたデータの復号・今後の対策に関するアドバイスまで包括的に対応してもらえるケースがあります。

相談から見積もりまで無料で対応している会社もあるため、個人での対処が難しい場合、条件に見合う適切な専門業者に相談することをおすすめします。

おすすめのランサムウェア感染調査会社:デジタルデータフォレンジック

こちらのデジタルデータフォレンジックは、ランサムウェアの感染調査に対応している調査会社です。フォレンジック調査において2万3,000件を超える相談実績を持つだけでなく、運営会社を同じくする14年連続No.1のデータ復旧サービスと連携し、感染被害企業をトータルサポートしてくれます。

  • 官公庁法人・捜査機関への協力実績多数
  • 国際標準規格ISO27001/Pマークを取得した万全なセキュリティ体制
  • 警視庁からの表彰・TVや新聞紹介など豊富な実績
  • 年中無休のスピーディーな対応

24時間365日の問合せ窓口があり、相談・打合せ・対応費用の見積もりまで無料で対応してくれるため、ランサムウェア感染が疑われる場合はこちらに相談すると良いでしょう。

よくある質問

ランサムウェア対策のツールやソフトについてよくある質問を取り上げました。必要なソフトや無料ツールについて回答します。

Q1.エンドポイントセキュリティを強化するうえで、必要な対策ソフトを教えて下さい。

A.不正な動作を検知できる次世代型のエンドポイントセキュリティソフトが望ましいです。マルウェアは感染したことに気づかせなかったりタイミングを見計らって侵入したり、高度化しているからです。

Q2.無料のソフトでもランサムウェア対策を十分にできますか?

A.無料のソフトでは一部のランサムウェア対策機能しか搭載されておらず、最先端のセキュリティを求める場合には機能不足となります。そのため、必要に応じて有料ツールの導入を検討するとよいでしょう。

まとめ

ランサムウェアの脅威から社内のネットワークを守るには、ツールやソフトの導入が重要です。現状を振り返り、足りない部分の対策として、今回紹介したツールやソフトの導入を積極的に検討しましょう。


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