ESI(Electronically Stored Information)|サイバーセキュリティ.com

ESI(Electronically Stored Information)

ESI(Electronically Stored Information)は、法的手続きや調査において証拠として使用される電子的に保存された情報を指します。ESIには、電子メール、チャットメッセージ、ドキュメント、スプレッドシート、データベース、ソーシャルメディア投稿、音声データ、ビデオデータなど、電子フォーマットで保存されたすべてのデータが含まれます。訴訟や規制調査の際、ESIは重要な証拠となるため、企業や組織はESIを適切に保存し、必要に応じて迅速に提供できる体制を整えることが求められます。eディスカバリー(電子証拠開示)プロセスの一環として、ESIの収集、保存、分析、提出が行われます。対策として、企業は、ESIを適切に管理し、定期的にバックアップを取ることが重要です。また、データの保存ポリシーを明確にし、訴訟や調査に対して迅速に対応できるよう、社内でのデータ管理体制を強化することが推奨されます。さらに、ESIが改ざんされないように、アクセス権限や暗号化などのセキュリティ対策を講じることも重要です。


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