厚労省誤送信、職員など675名の個人情報に総理答弁案など流出か|サイバーセキュリティ.com

厚労省誤送信、職員など675名の個人情報に総理答弁案など流出か



画像:厚生労働省より引用

厚生労働省は2024年2月5日、同省職員が電子メールを誤送信し、岸田総理大臣の答弁案や職員・私人合計675名の個人情報を外部に流出したと明らかにしました。

厚労省によると、流出の原因は省内のメーリングリストに誤ったアドレスを登録していたことです。職員は休日連絡用のために私用のアドレスを追加しようと試みましたが、誤ったアドレスを入力。さらに登録した職員は、実際には休日や夜間も公務メールアドレスを用いた対応のみを行っていたため、登録した私用メールアドレスが正しいものか、受信できているかの確認は行われませんでした。

結果、メーリングリストに登録された誤登録メールアドレスには、2023年9月~2024年1月にかけ、電子メールが送られ続けました。期間中に送信されたファイルのなかには、岸田総理大臣の答弁案や未公表の内部資料、民間や行政職員675名の氏名や電話番号、メールアドレスが含まれていたことがわかっています。

厚生労働省は現在、誤送信先に連絡を試みています。今後は私用メールアドレスのメーリングリスト登録を禁止し再発を防止するとしています。

参照私用メールアドレスの誤登録による第三者への個人情報の漏えい及びその対応状況・再発防止策について/厚生労働省

参照厚労省のMLに誤アドレス登録しメール誤送信 首相答弁案も流出/NHK NEWS WEB


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