ITのSRAがEmotet感染、アドレス流出に不審メールの可能性|サイバーセキュリティ.com

ITのSRAがEmotet感染、アドレス流出に不審メールの可能性



画像:株式会社SRAより引用

株式会社SRAは2022年8月8日、同社従業員3名が使用するパソコンがEmotetに感染した影響で、記録されていたメールアドレスが最大で409件流出し、社内外に関係者を装った不審なメールが拡散していると明らかにしました。

SRA社によれば、事案は2022年7月4日に起きたもので、実在する従業員名を装った電子メールの添付ファイルを確認するため、officeファイルのコンテンツ有効化を実行したところ、Emotetに感染しました同社はネットワークケーブルを抜線し、EmoCheckやセキュリティソフトによるスキャンを実施しましたが、既に外部から不正アクセスを受けた形跡が確認されました。

Emotetは感染元のメール情報を引用し、なりすましメールを発信することで恐れられているマルウェアです。同社はこのため、国内のグループ会社および顧客に対してEmotet系メールについて注意喚起しています。

不審メール発生も確認される

株式会社SRAによると、Emotet感染により最大409件のメールアドレス流出が懸念されています。

同社によると、既に従業員を装った不審メールの送信も確認されており、本文記載のリンクや添付ファイルにアクセスすることで、被害が拡大する可能性があるとのこと。同社はこのため、メールに不審な点があれば、開封せず削除するよう呼び掛けています。

なお、同社は被害を受け、情報管理体制の強化やセキュリティ教育の徹底、メールセキュリティシステムの強化を実施し、再発を防止するとしています。

参照【重要】不審なメールに関するお知らせとお詫び/株式会社SRA


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