上司のPCに不正アクセス、PDF利用し監査報告を偽造│登米市|サイバーセキュリティ.com

上司のPCに不正アクセス、PDF利用し監査報告を偽造│登米市



宮城県登米市は2022年7月15日、上司のパソコンに不正アクセスし人事情報を窃取したほか、関係団体の監査報告書を偽造したとして、市の職員ら3名を懲戒処分にしたと明らかにしました。

情報によると、市の消防署に所属する2名(40代職員Aと30代職員B)は2020年~2021年にかけ、人事を担当する上司のパスワードを推測してパソコンに入力し、未公開の人事情報を不正に窃取していました。A、B両名は情報を私用端末に保存していましたが、Aはさらに盗んだ情報を他の職員に見せていた事実も判明しています。

また、産業経済部に所属する職員Cは、団体の監査報告書を偽装し処分を受けています。情報によると、Cは水の環境保全に関係する事務局を担当していましたが、2020年度に関係団体の監査を実施していないにもかかわらず、業務の多忙を理由に前年度のPDFファイルを加工して報告書を偽装し、提出していたとのこと。

登米市はこのため、Aに停職1か月、Bに減給、Cに停職2カ月の懲戒処分を出し、市民らに謝罪しました。

参照「印影データ貼り付け報告書偽造」「不正アクセスし人事情報閲覧」 宮城・登米市が3職員懲戒処分/河北新報


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