Emotet感染で不審メール、株式会社三春情報センター|サイバーセキュリティ.com

Emotet感染で不審メール、株式会社三春情報センター



画像:株式会社三春情報センターより引用

株式会社三春情報センターは2022年7月8日、同社のパソコンがEmotetに感染し、同社を装うなりすましメールが社内外に拡散された事実を明らかにしました。

Emotetは主に電子メールの添付ファイルを媒介として感染し、感染先のアドレス情報やメール情報を窃取し、悪質なりすましメールに転用することで知られるマルウェアです。過去やりとりした相手に対して、実在する人物を名乗り悪意のあるマルウェアを頒布するため、防御が難しく、各社で多くの被害が生じています。

三春情報センターによれば、同社では既に実在する従業員を名乗る不審なメールを確認しています。このため、同社は不審メールに対する注意を呼びかけ、疑わしいメールを受信した際は、添付ファイルやリンクへのアクセスを避け、削除するよう呼びかけました。

各種セキュリティ対策を強化

三春情報センターは感染被害を受けセキュリティ対策を公表しています。

これによると、同社では再発を防止するため、セキュリティソフトおよびファイアーウォール等の強化・見直しを実施する方針です。

また、同社はEmotetがWordやExcel等オフィス計ファイルのマクロ機能を利用する点を指摘しており、社内においてもマクロ機能の有効化に対する制限等、対策を徹底するものと見られます。

参照マルウェア Emotet に関するお詫びとお知らせ/株式会社三春情報センター


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