室蘭工業大学がEmotetと見られるマルウェア感染、不審メール|サイバーセキュリティ.com

室蘭工業大学がEmotetと見られるマルウェア感染、不審メール



画像:室蘭工業大学より引用

室蘭工業大学は2022年6月24日、同大に所属する教職員ら3名が使用するパソコンがEmotetと見られるマルウェアに感染し、影響により認証情報が窃取されたほか、同大メールサーバーから多数の不審メールが送信されたと明らかにしました。

室蘭工業大学によれば、攻撃に利用されたメールアドレスはいずれも同大公式メールドメイン(~@***.muroran-it.ac.jp)を含むもので、既に被害を受けたいずれのアドレスにおいても、数千件規模の不審メールの送信履歴が確認されています。

同大学はこのため、感染が確認されたパソコンからマルウェアを駆除し、ユーザーの認証情報の変更措置も実施。現在はメールの不正送信は停止したと説明しています。

全職員・学生にEmoCheckなど確認求める

室蘭工業大学は情報流出等の被害状況を把握しておらず、公表時点で調査を継続しています。説明によると、同大では今後、全教職員及び全学生に対して、JPCERTが無償提供しているEmotetチェックツール「EmoCheck」およびウイルス対策ソフトを利用したチェックを求めるとともに、マルウェアへの注意喚起を行うとのこと。

なお、既に送信されたメールの受信者に向け、謝罪とともに添付ファイルやURLへのアクセスを控えるよう呼びかけています。

マルウェア感染が原因と思われる本学メールアドレスを悪用したメール送信のお詫びについて/室蘭工業大学


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