京大大学院の教職員がEmotet感染、不審メール確認される|サイバーセキュリティ.com

京大大学院の教職員がEmotet感染、不審メール確認される



画像:京都大学大学院より引用

京都大学は2022年6月1日、同大大学院工学研究科に所属する教職員のパソコンがEmotetに感染したと明らかにしました。

Emotetは2022年に入り国内で流行しているマルウェアで、感染した端末のメール情報を抜き出し功名ななりすましメールを送信することで知られています。同大によると、感染の影響からメールアカウント情報が盗み取られ、同大工学研究科を装う不審メールが確認されているとのこと。

大学によると、Emotetは同大のメールアドレス(@***.kyoto-u.ac.jp)を用いて不審メールを送信しています。同大はこのため、同アドレスからのメールについて警戒するよう呼び掛けています。

現在は対策済も注意促す

京都大学によると、公表時点で感染した端末へのセキュリティ対策は完了しており、メールの不正送信も止まっています。

しかしながら、既に発信されたメールを止める術はなく、内外に被害が懸念される状況です。同大はこのため、今後は全構成員に対してマルウェアに関する注意を促し、再発を防止するとしています。

参照マルウェア感染が原因と思われる京都大学工学研究科メールアドレスを悪用したメール送信のお詫びについて/京都大学大学院


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