ITのエイチームで情報公開設定誤り、4,749名の採用情報閲覧可能に|サイバーセキュリティ.com

ITのエイチームで情報公開設定誤り、4,749名の採用情報閲覧可能に



画像:株式会社エイチームより引用

スマートフォン向けサービスなどを提供する株式会社エイチームは2022年5月16日、同社がクラウドサービス上に作成したグループへの採用応募者や従業員関係合計4,749名分の個人情報入りのファイルが誤って公開設定になっていたため、第三者が閲覧可能な状態にあったと明らかにしました。

説明によると、同社は新卒採用イベントやインターンシップ、中途採用者に従業員情報などをクラウドサービス上のファイルに記載し管理していました。ところが、2022年4月7日になり、監査役が対象ファイルに情報流出リスクがあることを把握し、同社に報告したことにより事態が発覚したとのこと。

これを受け、同社が調査を実施したところ、実際にクラウドサービス上に個人情報が記録されたファイルの所在を確認。さらに公開状態の設定がリンクアドレスを知るものであれば誰でもアクセス可能にあった事実が判明しました。

アクセス範囲の見直し再発防止

株式会社エイチームは流出リスクの把握に伴い、直ちにファイルの閲覧制限を設定し社外からのアクセスを遮断する措置を講じています。

また、流出対象者である採用応募者や従業員らについては2022年5月13日より個別に連絡を取り、謝罪しているとのこと。ただし、公表時点で流出情報が不正利用された形跡は確認されていないとしています。

なお、同社は今後、クラウドサービスを利用したファイルのアクセス範囲の見直すと決定。さらに個人情報を含むすべてのデータについてアクセス制限を実施するとしています。

参照採用活動における個人情報漏えいの可能性に関するご報告とお詫び/株式会社エイチーム


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