
画像:株式会社エイチ・アイ・エスより引用
旅行会社大手の株式会社エイチ・アイ・エスは2022年2月8日、同社のベトナム子会社の運用するサーバーが何者かのサイバー攻撃を受けたことにより、最大1,846名の個人情報が流出した可能性があると明らかにしました。
エイチ・アイ・エスによれば不正アクセスが検出されたのは2021年10月25日のことで、セキュリティシステムが異常を発し事態を把握したとのこと。これ受け同社が外部専門家による遠隔簡易調査を実施したところ不正アクセスが発生していた事実が判明。同社はこの時点でサーバーをネットワークから切断し、外部アクセス制限を行ったとしています。
その後、同社は被害サーバーの輸送が困難であったため、代替策としてサーバーデータを記録したHDDを日本に郵送し詳細調査を実施しています。調査の結果、不正アクセスにより子会社が保有する個人情報が外部に流出した可能性が明らかとなりました。
パスポート情報も流出か
株式会社エイチ・アイ・エスによると、サイバー攻撃により最大1,846名に情報流出の懸念が生じています。
同社によると、対象は2016年8月14日〜2020年2月22日までにエイチ・アイ・エスを利用してベトナムに向かった顧客およびベトナム法人にて申請等手配を行った顧客とのこと。対象情報には氏名や性別のほかパスポート情報が含まれており、流出の懸念が生じています。
なお、同社によると被害は既に関係当局に報告済。今後は第三者によるセキュリティ診断など客観的なチェック体制の強化など、再発防止に向けた施策を行う方針です。
参照子会社ファイルサーバへの不正アクセスによる個人情報流出の可能性に関するお詫びとお知らせ/株式会社エイチ・アイ・エス
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- 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
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- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
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