大和証券、情報不正持ち出しの元従業員の逮捕を公表|サイバーセキュリティ.com

大和証券、情報不正持ち出しの元従業員の逮捕を公表



画像:大和証券株式会社より引用

大和証券株式会社は2021年12月1日、同社に所属していた元従業員が同社が保有する顧客情報を外部に不正持ち出したとして、窃盗容疑で逮捕された事実および新情報を明らかにしました。

問題となったのは同社が2020年4月に公開していた元従業員による情報不正持ち出しに関する事案です。同社はこれまで、元従業員は同社顧客171名の2017年9月時点での氏名や講座情報、資産状況などのデータを記載した「お客様リスト」を持ち出したとしていましたが、公開日までの捜査および社内調査により、別途255名の顧客データが記載された「お客様リスト」を持ち出していた事実が判明したとのこと。

このため、同社は被害が懸念される顧客に対し不審なコンタクトなどが生じる可能性を懸念。対応策として顧客に個別連絡を取りました。

印刷およびデータセキュリティの徹底

大和証券株式会社は事案発生後、内部からの情報流出を防ぐため再発防止策を打ち出しています。

具体的には、流出資料が紙媒体の「お客様リスト」であったことから書類管理および印刷回りのセキュリティを強化すると決定。さらに電子ファイルに関するルールの再構築や情報管理体制の強化も図るとしています。

参照当社元社員の逮捕について/大和証券株式会社


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