
画像:株式会社杏林堂薬局より引用
株式会社杏林堂薬局は2021年11月10日、同社の公式オンラインショップ「杏林堂オンラインショップ」の運営委託先である株式会社ジーアールのサーバーが不正アクセスを受けた問題に関連し、同社実店舗で商品を予約したユーザーのクレジットカード情報322件および顧客情報6,882件が流出した可能性があると明らかにしました。
株式会社杏林堂薬局によると運営委託先である東芝テック株式会社および再委託先の株式会社ジーアールより同社と同様の運用形態にある他社ウェブサイトにてカード情報の流出について伝えられたとのこと。このため、同社が第三者調査機関を通じて調査を実施したところ、杏林堂薬局の「杏林堂オンラインショップ」においても外部からの不審なアクセスが発生していた事実が明らかになりました。
株式会社杏林堂薬局によると、攻撃者は2021年3月25日より断続的に攻撃を仕掛けており、継続的に情報を窃取していた可能性があるとのことです。また、攻撃者は「杏林堂オンラインショップ」のカード決済システムを改ざんしたため、該当期間中に同社サイトでカード決済したユーザーのクレジットカード情報に流出の懸念が生じています。
委託先選定の見直しも視野か
株式会社杏林堂薬局は不正アクセス判明後、「杏林堂オンラインショップ」の運用停止を決定しました。記事発表時点で再開日の見通しは立っておらず、決定次第ホームページで公表する予定とのこと。
なお、同社は被害ユーザーについて個別に注意喚起を行うとともに、今後はセキュリティ体制の強化および委託先の選定についても見直しを行い、再発を防止するとしています。
参照「杏林堂(公式)オンラインショップおよび「店頭予約者情報」への不正アクセスによるお客様情報漏えいに関するお詫びとお知らせ/株式会社杏林堂薬局
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- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
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