堺市で委託事業者が新型コロナ検査結果誤送信、委託事業停止を決定|サイバーセキュリティ.com

堺市で委託事業者が新型コロナ検査結果誤送信、委託事業停止を決定



画像:堺市より引用

大阪府堺市は2021年9月7日、市が実施している新型コロナウイルス感染症に対する検査委託業者が市民1名の検査結果を誤送信し、被検者62名に対して流出する事態が発生したと明らかにしました。

堺市によると、市では2021年8月25日より受検者増加に対応するため、PCR検査業務を東京都の民間事業者に一部外部委託していました。ところが、2021年9月6日に検査受検者より「別人の検査結果が届いた」と指摘が入ったため委託事業者に調査を指示したところ、同様の事態が住民62名に発生している事実が判明したというものです。

誤送信の原因は委託事業者が検査結果出力システムのエラーと導入している一括送信システムの運用ミスによるものです。同社の出力システムにエラーが生じ、被害者1名の検査結果を人数分出力する事態が発生。担当者はミスに気づきエラーフォルダに格納しましたが、一括送信システムの仕様を正しく理解しておらず、エラーファイルを外部送信するミスを起こし流出が発生したとしています。

誤送信で委託事業停止に

堺市によると、今回誤送信を起こした事業者は2021年9月1日にもPCR検査受検者に対して検査結果を逆に通知するミスを起こしています。

このため、堺市は事業者との委託契約の停止を決定しました。

なお、堺市は被害者および誤送信先に個別に連絡を取り謝罪しています。

参照新型コロナウイルス感染症にかかる PCR 検査結果を別の方へ誤通知した事案の発生について

参照1回目流出

参照委託停止決定報道


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