マクドナルドが不正アクセス被害、韓国法人などで顧客情報流出|サイバーセキュリティ.com

マクドナルドが不正アクセス被害、韓国法人などで顧客情報流出



英国放送協会BBCは2021年6月12日、大手ハンバーガーチェーンのマクドナルド社がサイバー攻撃を受けたことにより、同社の韓国や台湾法人から顧客情報が流出したほか、米国法人の従業員情報が流出した可能性があると明らかにしました。

情報によると、流出した顧客情報は配送に関係するもので、電子メールや住所、電話番号などが含まれていました。また、現在調査中であるものの、南アフリカやロシア法人においても情報流出の可能性が生じているとのこと。

これを受けた同社は、事態を関係当局に報告。影響を受けたと見られる顧客に対し、通知を進めている状況です。

サイバーセキュリティへの投資が奏功

米国マクドナルド社は不正アクセスの発生を認める一方で、同社は攻撃者による侵入が検出された直後にデータへのアクセスを遮断したとしています。

情報によると、同社は攻撃への素早い対応に成功した背景として、これまでに導入したサイバーセキュリティシステムの効果を挙げているとのこと。同社は近年、セキュリティシステムへの投資を増やしており、これが被害の抑止に奏功したとの認識です。

なお、同社は今後、契約した第三者機関とともに事態の全容解明に向けた調査を進めるとのことです。

参照McDonald’s hit by data breach in Taiwan and South Korea


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